<全日空機事故:バウンドを繰り返しながら着陸…運輸安全委>
毎日新聞 2012年06月27日 19時42分(最終更新 06月27日 19時49分)
成田空港着陸時に全日空機の胴体が損傷した事故で、機体がバウンドを繰り返しながら着陸したことが27日、国土交通省運輸安全委員会のデータ分析で分かった。着地の衝撃で機体がしなり損傷したとみられ、安全委は原因をさらに調べる。
安全委によると、機体は強風で揺れながら滑走路に進入。右の主脚だけ接地し跳ね上がり、その後前脚と左右の主脚が接地。さらに前脚だけ再び跳ね上がった後着地を終えた。全日空によると、胴体のアルミ合金製の骨組み38本にも亀裂や変形があった。乗客5人が首や腰に違和感を訴え、客室乗務員4人が首などのねんざや打撲で軽傷と診断された。【桐野耕一】