＜ヘリ墜落：男性２人の死亡確認…上信越道近く 群馬・安中＞
毎日新聞 2015年11月22日 18時03分（最終更新 11月22日 21時28分）
２２日午前１１時ごろ、群馬県安中市松井田町の上信越道上り線脇の斜面に「赤い機体の小型ヘリコプターが墜落した」と、１１０番が相次いだ。県警安中署などによると、墜落したのは２人乗りの小型ヘリ「ロビンソン式Ｒ２２Ｂｅｔａ（ベータ）型」で、乗っていた男性２人の死亡が確認された。
安中署によると、死亡したのは東京都板橋区坂下１、会社員、平岩和彦さん（５４）で、もう１人の男性の身元確認も急いでいる。
国土交通省によると、ヘリは個人所有だった。国交省に提出された飛行計画などでは、千葉県流山市を２２日午前９時５分に出発し、東京都江東区の東京ヘリポートで給油。午前９時５５分に再び離陸し、午前１１時２５分に長野県小諸市の場外離着陸場に着陸予定だった。
国交省は「航空事故」と認定。国の運輸安全委員会は２３日、航空事故調査官２人を現地に派遣し、詳しい事故原因を調査する。同機は年１回の耐空証明検査を今年１０月にパスしたばかりだった。
墜落現場は上信越道から約４０〜５０メートルしか離れておらず、事故の影響で、上信越道上り線・佐久インターチェンジ（ＩＣ）−松井田妙義ＩＣ間は２２日正午から約５時間にわたって通行止めとなった。【田ノ上達也、杉直樹】
