<フレームに亀裂や変形 成田の全日空機損傷>
2012年6月26日 17時47分
写真は着陸時の衝撃で変形した機体内部のフレーム(円内)(全日空提供)
成田空港への着陸時の衝撃で全日空機の胴体部分が損傷した事故で、全日空は26日、機体内部のフレーム(骨組み)にも亀裂や変形があったことを明らかにした。同社は「修理にかなり時間がかかりそうだ」としている。
全日空によると、事故機は主翼前方の胴体部分の外板にしわが2本寄ったような変形があった。客室の天井パネルなどを取り外し、損傷部位を内側から点検したところ、縦のフレーム37本と横のフレーム1本に亀裂や変形が確認された。
フレームはアルミ合金製。厚さ数ミリの細長い板をコの字形などに折り曲げて強度を高め、機体全体に張り巡らされている。(共同)