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沖縄小型機事故 前輪固定の手順を徹底せず

2016-02-28 00:49:58 | 定期航空

<沖縄小型機事故 前輪固定の手順を徹底せず>

毎日新聞2016年2月27日 19時10分(最終更新 2月27日 19時45分)

 沖縄県・粟国(あぐに)島の粟国空港で昨年8月、着陸した第一航空(大阪)の双発の小型プロペラ機DHC6の前輪が右を向き、滑走路を外れてフェンスに衝突し11人が負傷した事故で、会社が前輪を固定する手順を徹底できていなかったことが27日、社内調査で分かった。

 関係者によると、操縦席にあるレバーを正確にセットすれば前輪は前向きに固定される。同社はレバーの多少のずれを容認してきたが、社内検証で少しでもずれると固定できない場合があることが判明した。

 同社が契約するカナダの訓練所の教材には、レバーがセットされたか手で確かめるよう記されていたが、第一航空の規定に反映されていなかった。事故時も操縦士は目視で確認しただけだった。

 事故後、同社が訓練所に問い合わせると、過去にネパールなどで同様の事故が少なくとも5件起きたことが判明した。木田準一副社長は「日本で運航実績があり問題ないと思った」と説明、今後は手でレバーのセットを確認し、事故歴の共有も徹底する。

 機体は昨年8月2日に那覇−粟国に就航、同28日に事故が起き、今も運休している。(共同)


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