
ある黒人少年は高校に入るまで人前でしゃべることがなかった。何かを伝えなければならないときは紙に書いて相手に差し出していた。理由は少年に吃音(きつおん)があったからである▼少年に詩の才能があることに一人の英語教師が気がついた。みんなの前で朗読させたい。教師は少年が沈黙を破る手助けをした。少年は朗読や演劇によって言葉の問題を克服した。「先生が僕の声を見つけてくれた」
▼その声は米国の舞台やスクリーンに欠かせぬ声となった。俳優のジェームズ・アール・ジョーンズさんが亡くなった。93歳。映画「スター・ウォーズ」のファンは寂しかろう。宿敵ダース・ベイダーの声を長年演じていた。米CNNの「ディス・イズ・CNN」もこの人の声である
私はこういう話が大好物です。
かの声優「故・大山のぶ代」さんもサイレント時代の俳優からトーキーになる際で、個性的な声に二の足を踏んでいた時があったそうです。
その時、お母さんが「自分の弱いところを使いなさい。恥じずに表しているあなたを良かれと見てくれる人も出てくるでしょう」と励ましたと言います。
ドラえもんの声をお仕事で手に入れてからは天職となったし、自身で隠したがってたものが、実は無二の天賦だったものだと、周囲が見つけてくれてます。
見つけるってすごくよくないですか?嬉しくなっちゃうんですよ。
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