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管理人の趣味に走ったいろいろ

【感想】大図書館の羊飼い

2013年03月09日 | ゲーム批評
評価:☆☆☆★・


 待ちに待ったオーガストの新作『大図書館の羊飼い』をクリアしたのでその感想です。
 前作の『~ユースティア』は、あの暗い雰囲気が私にはついていけず、途中でドロップアウトしてしまいました。
 そういった事情から、次作がオーガスト得意の学園ものというわけで期待してました。

 ……でも、よく考えるとオーガスト作品って外伝的なものを抜かすと学園ものって7作中4作とほぼ半分くらいだったりしますが。

 まぁ、そんなわけで期待していた本作ですが及第点ではありましたが……正直、物足りなかったです。
 まずは各ヒロインの評価から。
 もちろんネタバレを含みますのでご注意を。

【白崎 つぐみ】
 オーガスト作品ってメインヒロインの押しが弱い(初期3作で人気投票1位をとったのは羽根井優希のみ)印象があるのですが、やはり彼女もその例に漏れず……というかそれ以上に歴代で一番押しが弱かった印象です。
 なんといいますか、彼女は属性をほとんど持ってないんですよ。先ほど上がった『バイナリィ・ポッド』のゆきのんは幼なじみ属性やらいろいろ属性という名の武器を持っていました。フィーナ姫とかもそうです。
 ところがつぐみはメインヒロインというくらいしかなく、あとはただひたすら各シナリオで「いい人」という印象しかなく、私的には最後には「どうでもいい人」な感じになってしまいました。
 もう少し個性を持たせてもよかったんじゃないでしょうか。
 ま、作品発表の時からなんとなくどうでもいいキャラな感じを受けてしまっていましたけどね。(苦笑)

【桜庭 玉藻】
 図書部4人の中では一番良かったと思います。
 つぐみが無個性でいい人で人間臭さを感じなかった分、彼女は一人で抱え込んで突っ走りがちな性格とか人間味を感じました。
 ポニーテールヒロインなのもよかった。

【鈴木 佳奈】
 作品のムードメーカーであり、愛すべきキャラでした。
 年下で明るい性格で作品をひっぱる『はにはに』のまつりんみたいなキャラでしたね。
 また、ギャグメーカーのヒロインといえば『FORTUNE ARTERIAL』のかなでですが、個人的には彼女のようにギャグに走りすぎてうるさい印象はまったくなくちょうどいい塩梅でした。
 よかったと思います。


【御園 千莉】
 なっちゃん(バイナリィ)→フィー(プリホリ)→ちひろ(はにはに)→麻衣(あけるり)→白(FORTUNE~)と続く毎回おなじみのおとなしい年下キャラ。
 特に髪の色と髪型から『はにはに』の橘ちひろを連想しました。
 ただ彼女よりも従順さというか、大人しさをなくした感じで、千莉は千莉でいいキャラになっていたと思います。
 ただ、せっかくのすごい歌声を持った将来が有望視されている学生というのがシナリオであまり生かせていなかった気もします。

【小太刀 凪】
 メイン5人の中ではシナリオが一番良かった。
 というか全部クリアしたからこそ言えますが、彼女のシナリオが真ルートであり、彼女こそ真のメインヒロインだったのではないかと思います。
 動物が苦手だったり、キャラも生き生きしていた気がします。
 意外や意外、彼女が今作における優希(バイナリィ)→エル(プリホリ)→ほなみん(はにはに)と流れを作っていったオーガスト定番の幼なじみキャラだとは思いませんでした。

<以下サブヒロイン>

 とはいえちゃんとエンディングまである3人です。
 というか、
 もうこの人がメインヒロインでいいんじゃないか。
 というくらいこの3人はよかったです。サブヒロインでシナリオが短いのがもったいないくらいでした。

【望月 真帆】
 一途で健気で、本人は隠してるつもりなのだろうけど主人公のことが好きなのがバレバレな、とても可愛らしいヒロインでした。
 ぶっちゃけると彼女のシナリオはつぐみシナリオから分岐するのですが、私的には真帆の方がよかったのでつぐみシナリオ攻略の時は本当に断腸の思いで選択肢を選んでいました。
 容姿・性格・設定等は最高で、私的には今作の№1ヒロインです。

【嬉野 紗弓実】
 懐かしの『はにはに』の結先生を髣髴とさせるキャラで、彼女もまたサブヒロインにしておくのはもったいないキャラでした。なんでシナリオがあんなに短いんでしょうか。もったいない。
 彼女もまた容姿・性格等が良く、私的には今作の№2ヒロイン。

【芹沢 水結】
 彼女もサブヒロインにしておくのがもったいないようなキャラであり、現役声優という設定でしたが、なんというか掘り下げ方はさほどでもなく、「まぁ、サブヒロインだなぁ」という印象。
 設定上、千莉との絡みが多いキャラでしたが彼女同様にもう少し設定を生かしても良かったんじゃないかな、と少し残念。




 と、ここまではヒロインの評価でしたが、これからはゲームの総論的な評価になります。

 演出面はよくなっていると思います。立ち絵が服装ごとに1枚しかなかった処女作の『バイナリィ・ポット』からブレイク作で立ち絵も大幅に増えた『月は東に日は西に』と進化し、それ以降も進化を続けてきただけのことはあります。
 ただ欲を言えばもう少し動きが欲しいかな、というのはあります。『つよきす』やら『真剣で私に恋しなさい』みたいに立ち絵を動かせとは言いませんが、もはや数年前の作品になっているサーカスの『D.C.Ⅱ』のような背面の立ち絵を入れて普段の絵に奥行きを持たせるとかしてもいいのでは?

 そしてシナリオ。
 先に言った通り、前作の『~ユースティア』が私的にはイマイチだったので、それに比べればよかったと思うのですが、じゃあ他のオーガスト作品と比べたら、となると……
 私的にはオーガスト№1の『はにはに』とは比べようもなく、次点の『FORTUNE ATERIAL』にも当然及ばず、『夜明け前より瑠璃色な』よりも下だったといわざるを得ません。
 学園もの4つの中では間違いなく最下位です。
 とはいえ、言うほど悪くはなかったです。オーガスト定番の学園ものの中に混ぜてくるファンタジーなものも入っていましたし、及第点には達しているとは思います。
 ただ、シナリオの山場がなかったのが非常に気になりました。
 そしてそれがほぼどのシナリオにも共通していました。
 だからこそ各ヒロインの評価も、そのせいで低い…というか印象に残らないものになってしまっている気がします。
 そして各ヒロインのルートに入る前の共通シナリオが長かったのも気になりました。もう少し短くしてもらえるとテンポが良かったと思うのですが。
 それとメイン4人だけにあった小太刀ルートから分岐する真(?)ルート。あれは要りません。あのルートは9割くらいが共通ルートで最後にちょっと分岐するくらいで、あれをいちいち見させられるのがもはや苦痛レベルになるほどテンポが悪いです。
 あのシナリオは小太刀ルートだけで十分。ほかの4人を混ぜることで小太刀ルートの印象が薄くなってしまいかえって悪かったです。
 そのシナリオでメインになるのが生徒会長選挙、となんだか『恋と選挙とチョコレート』から持ってきたような展開でオリジナリティにかける気がしたのですが。(苦笑)
 そういえばウェイトレスでありふれた苗字といえば『WORKING!』の山田を思い出すのですが、これもリスペクトでしょうか?

 とりあえず満足できる作品ではありましたが、次回作ではもう少し山場のある、たとえば『FORTUNE ATERIAL』の真ルートや、『はにはに』の各ルートの終盤くらいグッとくるような、オーガストらしいシナリオを期待しています。

P.S.
 各ヒロインの着信メロディが今までのオーガスト作品のメインテーマになってたのはとてもいい試みでした。
 小太刀の『divergent flow』で初めて気が付きましたけど。
 それにしても嬉野さん、着メロがあの『バイナリィ・ポット』の主題歌『First Avenue』とは……どこまでもいいキャラなんだ!(笑)

約二ヶ月ぶりでございます

2008年05月23日 | ゲーム批評
 さて今回のブログは~

 と空白期間をまったく無視して始めるわけですが、その間になにをやっていたかといえば……なにをやっていたんでしょうか、自分?(ぁ
 まぁ、何となくやる気がなかったというか、そんな感じで。

 そういえば×箱買って『アイドルマスター』をやっていた気もしますがね。

<つよきす2学期>
 今回の槍玉。
 まだ前作『つよきす』をプレイ済みで未購入&購入を考えてる方、一言言わせていただきます……
 やめとけ!
 続編ではなく、前作でやったことを2学期の期間に移動しての劣化コピーですから。あらたな感動とか楽しさとかそういうものは皆無です。
 パロディが減って読みやすくなったとかいう評価もあるのですが……『つよきす』の良さは主人公が熱血モードに入ったときのシナリオと、普段のドタバタコメディでしょ? それを全否定されても……。
 間違いなく今年前半最大の地雷ゲームです。怖いもの見たさで買うのなら止めませんけど。(笑)

 各所で非難されているこの大失敗の裏で、前作後にきゃんでぃそふとを抜けてみなとそふとを立ち上げた二人のほくそ笑む姿が目に浮かびますが『君が主で執事がオレで』も決してよかったわけではないことを忘れないでくださいね?
 一部では『がでがで』なんてあのオーガストの名作『月は東に日は西に』の『はにはに』をまんま拝借したような略称があるそうですが、同格に扱うのはあまりにオーガストに失礼な完成度であることをお忘れ無く。
 1年経っても次作の情報がHPに上がってこないのは……アレで良かったとでも思ってるんでしょうか。

 正直、みなとそふとも、抜けた後のきゃんでぃそふともどっちも微妙だったわけで、元に戻ればいいゲームがまたできそうな気がするのですけどね。また合併すればいいのに。
 ―――なんか、そんなラーメン屋の話が『美味しんぼ』にあった気がするな~と思いつつ、この辺りで〆

【感想】FORTUNE ARTERIAL

2008年03月14日 | ゲーム批評
 全キャラクリア後にいけるようになる真ルートまで終わっての感想。

 うん。買って良かった。

 素直にそう思えました。ついさっきクリアしたんですが、なんか名作映画一本見終わったような感覚です。
 なんと言っても一番良かったのは前作の『夜明け前より瑠璃色な』同様に他ED全部見ると現れる、真ルートだったわけで、他のルートはそれのための下準備、とさえ思うくらいです。もし途中で挫折した方は是非とも全員のEDを見て真ルートにたどり着いて欲しいと思います。

 ――ちなみに、今回の真ルートは前作の「夜明け前より瑠璃色なルート」のようなタイトル画面からいくものではなく、むしろ『バイナリィ・ポット』から続いていたような通常ルートから入っていくものですんで。共通ルートから分岐する辺りにわかりやすく新たな選択肢が増えてます。

 では個別シナリオごとの感想。
 順番は私がクリアした順になっております。

【白シナリオ】
・シナリオはそこそこ、といった感じでした。中盤での意外な事実の判明などもなく押しが少し弱い。トラブルが解決しないまま流れて、いつの間にか解決している感じ。
 ただ、順番的に最初に進むべきではなかったと他のシナリオを見てから感じました。

【桐葉シナリオ】
・初~中盤での意外性があって良かった。あと、桐葉の変化も楽しめて◎。ただ、EDは最大の原因になっていた人物との対決を避けたのがマイナス。真ルートで謎は完全に解決するけど、あくまで桐葉シナリオなのだからそこでの決着はしっかりつけて欲しかった。

【陽菜シナリオ】
・陽菜の気持ちを前面に出した良いシナリオ。やってる最中は吸血鬼云々とまったく関係ないと思ったものの、真ルートで関係あることが判明したのも◎。
 真ルートを除いた中では個人的には一番好きかもしれない。

【瑛里華シナリオ】
・やはりメインヒロインでなかなか良かった。ただ、最後のED直前の展開に少し不満が。せっかくAnother Vewを用意して視点を変えられるのなら、最後にする選択を瑛里華が苦悩するシーンが欲しかった。丸ごとすっ飛ばしたのは、ちょっと残念。あれば本当に良かったシナリオだったのに。

【かなでシナリオ】
・まず最初に謝らせてください。ゴメンナサイ、正直私自身の興味がものすごい薄いヒロインでした。なんで真ルートを見るための作業的な面がすごく大きかったです。
 なんで、中盤での展開ではかなでよりも陽菜のことばっかり気にしてました。だから彼女が離れていったことの方が残念でした。(ヲイ)
 楽しめましたけど、個人的には一番本編から離れたシナリオだったんじゃないかな~と思いました。でも逆に一番、後述の不完全燃焼を感じなかったシナリオでもあります。

【真ルート】
・全部の謎が明らかになる、最優良シナリオ。特に終盤での謎が明らかになっていく辺りはもやもやしていたものがすっきりしてかなり爽快でした。中盤はみんなの心がバラバラになってしまうのもそれのための演出と考えればもちろん◎。EDを見た後の爽快感は間違いなく№1です。
 桐葉・陽菜・白が好きな私としてはヒロインが不満なことくらいでしたけど、それも些細な問題でした。(笑)


 全体的な評価としては買って良かったと満足できたので◎。他の人にも勧めたいくらいのレベルです。
 ただ、個別ルートはどれも(特に瑛里華・桐葉・白)が不完全燃焼で終わっていたのが残念。真ルート前提だとしても、個別でもすっきり終わらせて欲しかった。
 それでも前の『夜明け前より瑠璃色な』よりもよかったと思えました。ただやっぱり私的には個々のルートの完成度が高い『月は東に日は西に』の方が話は好きでした。
 そしてあとは望むこと――それは絶対にアニメ化だけはしないで欲しい
 もう諦めましょう。無理なんです、オーガスト作品をアニメ化してその魅力を伝えることは絶対に不可能なんです。それはべっかんこう絵を完全に無視した『月は東に日は西に』や、シナリオ&作画崩壊を起こした黒歴史『キャベツ』を見れば明らかです。
 今回のシナリオも、アニメ化は正直不可能だと思います。するとすれば真ルートでしょうが、あれはそれまでの個別ルートを見ているからこそのシナリオ。故にそれだけではキャラの深みは足りないし、それにゲーム未プレイの人にはとんでもないネタバレにもなるわけです。
 お願いですから、原作を汚すような真似をせず、決してアニメ化しないでいただきたい。

なぜ、大巨神を入れない!

2008年03月05日 | ゲーム批評
 ええ、今週の『ヤッターマン』のラストね。ボカンシリーズで大の付く三文字熟語といったらそれと大馬神、あとはオチに持って行ける「大激怒~!」しかないだろ。
 失望するの何度目かなぁ。 orz

 締め切りヤバいのに『To Heart2-Another Days-』をやりました。発売日が遅れたのが悪いんだ~と主張してみる。
 しかし始めて困ったのは、自分で本編で誰のEDが見たいのかさっぱりわからなかったこと。(笑)
 いや、脇役ばっかりだからさ~。
 結局見たのはよっちEDだったわけですけど。それ以上に驚いたのはシナリオの途中で、明らかにハズレ選択肢だけど選ぶとどうなるのかな~と思って進めた先に、春夏さんシナリオがあったことです。よっちの後、直行しました。ええ、しましたとも。

 で、それが終わったあたりで、「なんか郁乃とか、たま姉とこのみの選択肢なくない?」と思って最初からやりなおうそうとしたら……本編と別に存在することに気づく。
 とりあえず郁乃シナリオやってみたわけですが……これは、ダメだろ。(苦笑)
 最初にすごい思わせぶりなことしておいて、結局出てくるの最後の最後だけかよ!と私の中ではブーイングが凄まじかった。
 うん、郁乃シナリオは期待したらいけません。ダメ、絶対。
 次は環&このみシナリオでたま姉を狙ってみるつもりではありますが……これはハズれませんように。

ブランドは大切にするべきだと思うわけですよ

2008年02月19日 | ゲーム批評
 『FORTUNE ARTERIAL』は3人目、陽菜のエンディングを見ていったん休憩。
 多少の覚悟はしていたのですが、悠木姉妹はなんか本筋(吸血鬼についての云々)とは無関係な感じ。
 その辺りが前作『夜明け前より瑠璃色な』の菜月シナリオを思い出させます。
 でもまぁ、『あけるり』は「フィーナ様万歳」ゲームだったのでそれよりは良いのかな、と思ってます。
 その辺り考えると、前々作『月は東に日は西に』の良さがホント身にしみますね。あの作品のキモだった部分に、全部のヒロイン(PC版しかやったこと無いんで、コンシューマ版はわかりませんが)、それも一見関係なかった幼なじみキャラの保奈美までがしっかり関わってましたから。
 この雰囲気だと、やっぱり『はにはに』超えられないかな~という感じです。
 それで瑛里華シナリオに最後の希望を託して少し休憩。

 で、その間になにをやったかと言えば『Piaキャロットへようこそ!G.P.』
 ――後悔したけどね。(ヲイ)
 前作『G.O.』で変な変わり方したな、と思ったら今回はさらに変なことになってます。路線変更にしてもヒドい……Piaキャロじゃないよ、ホントに。
 なんというかね、作ったのF&Cじゃなくて、『遊撃警艦パトベゼル』とか『メイドさんと大きな剣』のMay-Beソフトでしょ、これ!(苦笑) と言いたくなるような作風です。
 ネタがだいたいわかったから楽しめたけど、『パトベゼル』とか『~大きな剣』はメイビーだからいいのであって、F&Cがやっちゃダメでしょう、と言うのは勝手すぎることなのかな。
 しかし、Piaキャロはこういう方向に進んで欲しくはなかった。

 前作みたいな無茶な数のヒロインいるワケじゃないのは良いけど、それにしてはボリューム少ない。――特にエ○シーン。(ってヲイ)
 Piaキャロシリーズは、頼むから原点回帰して欲しい。『3』までは本当に良かったのに……残念であり、悔しいです。
 それができないならこれ以上ブランドを汚さないでそっとしておいて欲しい。ホントにね。

 というわけで、先月末に勝ったゲーム対決は『FORTUN ARTERIAL』の圧勝でした。


 ――今週の『ヤッターマン』の舞台が花の都と聞いてきらめきマンの登場を期待したのにモブでさえ出てこなかったのでガッカリ。なんかガッカリしてばっかりだなぁ、この番組。(苦笑)

二人目は桐葉(『FORTUNE ARTERIAL』)

2008年01月29日 | ゲーム批評
 いろいろネタバレになるので詳しく書けませんが、二人目は桐葉でした。
 ええ、最小から最大にランクアップです。(ヲイ)
 ……なんのこっちゃ?

 今回は驚くような展開はありました。ちょっと安心。
 でも、もう少し対決しても良かったんじゃないかな、というのが素直な感想。主人公と桐葉はもちろん、シナリオ書いた人も逃げてしまったんじゃないか~、と。
 ――正直、エンディング始まったとき「え?終わり?解決してないじゃん!」と本当に驚きました。
 悪くはなかったんだけど、もう一歩つっこんでほしかった。消化不良な感が否めません。
 まぁ、ひょっとしたらオーガストお得意の全キャラクリア後に現れるシナリオでもあるのかもしれませんけど……でもそれってやっぱりメインの瑛里華でしょうからね。

 で、次は……もう始めているのですが、今回はヒントを。

 ゆきのん→エル→ほなみん→菜月→○○

 ――という流れで来れば、わかりやすいかな~と。
 そうです、私の最も好きなラインです。(苦笑) さすがに第一作の『バイナリィ・ポット』で優希がメインを務めただけあってオーガストのこの系列のキャラは毎回良いですからね。
 ただ、前作の菜月が私的には「ちょっと……」だったので不安はあるのですが。ま、大丈夫でしょう。


 以下雑記。
 なんだかんだで新『ヤッターマン』を見ているのですが、面白さはそこそこ。やはり三悪が素晴らしい。
 しかしOPもEDもテーマは最悪。
 「オマエ、シリーズのED見たことないのかよ」というようなEDテーマと、チープな編曲と歌手がノリノリで歌ってるかわりに聴いてる方は「歌ってるの誰だよ」と引きっぱなしのOPテーマ「ヤッターマンの歌」は本当になんとかして欲しい。
 尊敬する人物の一人であるシンガーソングライター声優・山本正之様の偉大さが身にしみます。
 日テレ、わかってねえなぁ!

 そもそも三悪の声がそのままで、主人公側一新してるならなにも『ヤッターマン』にこだわる必要ないんじゃないのかな、と。ボカンシリーズは基本的にそうだったわけだし。
 と思ったものの、テレ東の『きらめきマン』がコケたり、今回の主題歌の件といい、昔の良さの再現を期待する方が間違いなのかもしれない。

 そういえばモブで先週は『ガッチャマン』の大鷲と白鳥、今週は『とんでも戦士ムテキング』から主役のムテキングと黒タコブラザーズが出てましたね。
 ……黒タコブラザーズは知らない人がジブリ作品の誰かと勘違いしそうでした。(笑)

主に『FORTUNE ARTERIAL』初回感想。雑記で締め。

2008年01月26日 | ゲーム批評
 しかし困りました。
 手元には『Piaキャロ』の新作とオーガストの新作『FORTUNE ARTERIAL』があります。
 さぁ、どっちから? ――と聞かれれば前作が私的には大失敗だった『Piaキャロ』よりもやっぱり『FORTUNE ARTERIAL』の方が……というわけで早速そっちから始めました。

 で、一人目クリアしました。……東儀 白を。
 いや~、今まであまりロリ(ツルペタ)に走ったこと無かったんですが、まさか真っ先にクリアするとは自分でも意外でした。(ちなみに気づいたらそのルートに入る、というゲームではありません)
 もっとも『プリホリ』のラピスとか、『はにはに』の唯先生とか毎回いいキャラなんですけどね。

 で、白ルートの感想。
 キャラは良かった。話もそこそこ――でも、こんなものじゃないよね?という感じ。
 オーガストの真骨頂である中盤から終盤にある意外な展開がなかったのが不満でした。
 今はすでに次のキャラの話を進めているいて、中盤から後半にかけての盛り上がりが期待できそうな展開になっており全部が全部、というわけではなさそうなのでホッとはしているのですが。
 ともあれ、少なくとも竜頭蛇尾みたいなこともなく、中だるみもないし、かといって短いわけでもない。ちょうど良い長さだったと思います。

 欲を言えば……ヒロインに先生キャラほしかったなぁ、と。(笑)
 『はにはに』の仁科先生シナリオが良くて大好きだったので。




 ――まったく関係ないけど、アニメ版『バンブーブレード』の第15話タイトルが「初合宿と初銭湯」だったのを見て、『旋風の橘』の「名付けて泡試合(バブル・デスマッチ)」という悪夢を思い出したのは私だけでしょうか?

発売まであと約一ヶ月と一週間……

2007年12月18日 | ゲーム批評
 になったオーガストの新作『FORTUNE ARTERIAL』の体験版をDLできたのでやってみました。なんか今はメンテナンスでDLできないみたいですけど。

 なんといいますか……結構良いところまで進められますね。
 うん、面白そうで本当に期待大です。さすがオーガスト。一ヶ月と一週間後が本当に楽しみです。
 雰囲気も『プリホリ』『夜明け前より~』の主人公の一家的なものというよりは『はにはに』のような学園ものって感じで本当に楽しみです。私的には『夜明け前~』よりも『はにはに』の方が好きなんで。

 システムは今まで通り。『バイナリィ・ポット』から続くフォーマットは変わってない様子ですし、『はにはに』→『夜明け前~』でグッとパワーアップしたグラフィックももちろんそのままでした。
 ただ、『夜明け前~』のときも感じた『Fate』っぽい演出はどうかな~と。視点が他キャラに移るときはもう少し独自の演出を出して欲しいと思いました。

 でもまぁ、そんなことは些末事。
 あとは……体験版良かったけど、竜頭蛇尾だった『君が主で執事がオレで』のような後半にならないことを心底願います。
 とはいえオーガストの神髄はいつも後半にありますからそんなに心配してなかったり。
 ただ、やっぱりドッキリ要素を今回はかなり前に持ってきているのが気になります。あるいはさらにドッキリが後半にあるのか。

 しかしべっかんこう補正が入るとロリキャラもなぜかよく見えるんですよね。(苦笑)
 今回、東儀白がなぜか良く見える。ロリ属性はないと自分で思っていたはずなのに……。orz
 これはちょっと……的なキャラがいないんで長く楽しめそうなのもいいですね。
 あ~、あと今回は『夜明け前より~』であったクリア順規制を撤廃してくれるとありがたいかも。前作はさやかシナリオを見たい一心でかなり飛ばしていたのでフィーナシナリオをあまり楽しめなかったからもったいなかったな~と思っています。
 ……そういえば今作は処女作の『バイナリィ・ポット』以来の恒例だった“オヤジ”キャラがいなさそうな感じ。毎回良い味出していたので期待していたので残念。

 で、これは本来なら体験版じゃなくて完成版をプレイしてから言うべきなんでしょうが……どんなに面白くとも絶対にアニメ化しないで欲しい(笑)
 原作の絵とかけ離れたアニメ版『はにはに』や、約一年前の『キャベツ』の悪夢を誰が忘れられるでしょうか。特に後の方の。
 どうせ失敗するんだからやらない方が良いと思うんですけどねぇ。


 ――あ~、そういえば『君が主で執事がオレで』って来年の1月からアニメ放送でしたっけ?製品発売前から騒いでたけど、肝心の製品のシナリオが竜頭蛇尾でしたからねぇ……。
 世間的な評判は良いのかな?

今日は質問に答えちゃうぞっ

2007年07月25日 | ゲーム批評
 本サイトの方に設置しているweb拍手。見ていないようでしっかり見ています。
 日記でももう少し話題にできればいいのですが……なにを隠そうweb拍手に入れてくれる人が少ないんで。

 で、今日はそんなweb拍手から頂いた話題を日記のお題にしてみました。
 なんと『BRAVE SAGA2』の酷評レビューを読んでいただいた方からweb拍手をいただきました~。ありがとうございます。
 酷評するくらいですからあのゲームは大っ嫌いです。未だにロボットものでアレを超えるクソゲーにはお目にかかったことがありませんからね。
 さて、その方から「「新世紀勇者大戦」をどう思ったか気になったんですけど…。」との質問を受けましたが……

 ぶっちゃけやってません。(ヲイ

 というか、日記にもたま~に書いてますし、レビュー読んだ方なら気づくと思うんですけど勇者シリーズファンといっても特に初期3作、『勇者エクスカイザー』『太陽の勇者ファイバード』『伝説の勇者ダ・ガーン』の谷田部3部作のファンなんです。
 確かに『新世紀勇者大戦』を手に取ったこともありましたが、登場作品の中にそれが一つもなかったのでその時点で「あ~、勇者シリーズじゃない」と判断して買いませんでした。
 それにいくら何でも登場作品が少なすぎますしね。
 『絶対無敵ライジンオー』が出てたので多少は迷ったのですけど……やっぱりエルドランシリーズも一つだけでは手が出ません。3作そろい踏みだったらそれだけで買ったかもしれませんけど。

 ちなみにそのゲームのオリジナル勇者『量子跳躍レイゼルバー』をwikiで調べてみたんですが……なんというかこんな小難しい理論並べてどうするの?としか思えませんでした。
 ガオガイガーがちょっとマニア受けしたからってリアル・シリアス路線に変更しすぎなんですよね。本来の勇者シリーズってそうじゃないでしょう。
 まぁ、谷田部三部作が外れている時点で勇者云々いう以前の問題なのは言うまでもありませんけど。
 この作品も「勇者じゃない」とこだたわっているとのことですが……だとしたら結論は『BRAVE SAGA2』と同じです。「勇者シリーズのファンをターゲットにしたゲーム作って、主役が勇者否定してどうするの?」ということ。
 本当に勇者シリーズはゲーム化に恵まれませんよね。
 作っている人がガオガイガーあたりの影響をもろに受けて変な陶酔しながら作るからろくなゲームにならないようです。
 ガオガイガーは勇者シリーズの中ではイロモノなんですから、それだけを見て勇者を知ったつもりにならないで欲しいものです。

 いくら『Gガン』好きでも宇宙世紀ガンダムを無視とか酷評するガンダムマニアなんていないでしょ?


 ……え~、最後に繰り返すようですが私は『新世紀勇者大戦』をやってませんので、これはゲームをやった感想ではまったくありませんので。あくまでゲームでの勇者シリーズの展開を批判するだけのものですから、そのことをご理解ください。m(_ _)m

3割ってすごい頻度なんだね。知らなかったよ

2007年07月06日 | ゲーム批評
 発売日を延ばしまくってやっと発売になったPS2版『スパロボOG』。今、OG2の方からやってます。
 第2次α系の主人公はOG2じゃないと登場しませんから。
 いきなり『R』のラウル達の登場には驚きましたが、その後なかなか出てきません。
 1話の終わりで改造したのに……改造費返せ。orz

 しかし……今回難易度というか、セコさ加減が酷い。
 敵の増援が出てくる位置がわからないと絶望的なシナリオ条件なMAPが多いこと多いこと。
 そして撃墜したと思ったら3桁だけHP残して生き残るのとかマジでやめて欲しい。ひどいときは2桁で生き残って、平気で反撃してきますからね。そこまでの被害を被ったら普通攻撃どころじゃないと思うんですが。
 熟練度獲得条件でターン制限かけるくせに、そういうせこいところで足引っ張られるとものすごくストレスがたまりますねぇ。

 さらに、今回に限ったことじゃないとはわかっているんですが、それにしたって表示される確率がおかしすぎます。
 さっぱりアテになりません。こっちの攻撃は8割超えていてもけっこうあっさりよけられます。特に後一撃で倒せるときは補正がつくのか避けられまくりです。
 逆に敵の攻撃は20%の後半もあればかなりの確率で当ててきます。
 20%の確率の攻撃を8割の頻度で当てられてあっさり撃墜させられることもたびたびです。ビックリです。

 イチローだってこんなにヒット打ちませんよ?


 OG系の特徴なのかもしれませんけど、なかなか敵の攻撃が当たる確率が0%にならないのだからもう少しマシにして欲しい。こっちはその数字をアテにして反撃、回避、防御を決めるわけだから。

 というわけでなんだかどうでもいいMAPでザコに撃墜されることも多く、モチベーションが続きません。
 とりあえずビルガー&ファルケンがそろって、ダイゼンガー出るまでは進めようと思ってるけど、どうにも……。

 ま、OGはもういいから、次のスパロボがいつ頃発売されるのか、なにが参戦するのか、そっちの方が気になりだしています。