夏の和装というと、籠バッグが必需品なのでしてパルも一つ籐籠を持っています。
が、何といっても憧れは山葡萄の蔓製。欲しいな、でもすごくお高くて6~7万円はする。
中国産など、輸入物がありますが、純国産との違いを、呉服屋さんのご主人にお聞きしました。
純国産の山ぶどうは、使えば使うほど艶が出て色が変わってきます。手作りで作った山ぶどうの品物は世界でひとつしかない色、形、表情。まさに自分だけの特別なものと言えるでしょう。使い込むことによって色艶が増し、過ぎてきた時間に価値を感じさせてくれます。
正直に言いますと、純国産の山ぶどうの品物は値段の高いものが多いです。
なぜなら、一日に採れる山ぶどうの蔓はほんの数個分、それを水に浸し、十分しなやかにします。さらに、様々な工程を経て選ばれた、良質な蔓部分だけを使っていきます。こうして厳選された蔓を使って作るからこそ、どうしても値段が高くなってしまうものなのです。ただ、一度買った山ぶどうの品物は何十年も使っていく事ができ、親から子へ、子から孫へと繋いでいくことができます。時間と共に価値が高まっていく山ぶどうの素材、輸入品のものだとそうは行きません。
厳選された素材だからこその強度に、本物にしか出せない艶の美しさ、時間と共に価値が高まっていくおまけ付き。少し背伸びをしてみる価値は十分にあります。一般的な安いものを買い、みんなと同じものを使うのか、それとも少し高い本物を買い、一味違った楽しみを持ちながらずっと使っていくのか。これは人の価値観によるものなのでなんとも言えませんが、やはり私個人としては本物をオススメしたい所ですね。
そうなんだよね。使い込んでいくと色が深い葡萄色になっていくんだよね。何ともいえない艶も出てくる。見たんだ、素敵に使い込んであるやつ。
パルが欲しいのは、旅行用のトランクに代用するくらいの大型の箱型のやつ。これくらいのサイズになると、きっとヴィトンとかセリーヌクラスのお値段に行くんでしょうなぁ。