スパンダムに物申す！！

今回、　後半の展開にあまりにもムカついてしまったので、
ちょっと愚痴ろうかと思いました。

スパンダムって、実際何処にもいそうな典型的な悪ですよね。
過剰すぎるほどの、その書かれ方にムカムカ。


これは漫画なんだー。
と思ってても、どうにも許せないタイプの男です。
ということで、もう我慢しないで書くぞっと。

溜めてた毒思い切り吐き出しますので、あしからず。
↓↓↓


大体、ああいう態度の男って、元々いいとこの出身じゃなくて、
小心者で臆病者がよくこういった心理に陥るみたいですが、
彼もそういう典型的な人物だと思います。

立場が弱い時は徹底的に卑屈だけど、逆に強くなると、それが
自分の力だと勘違いして益々図に乗って、尊大な態度で過剰演出
しちゃうんだよね。

しかも、こういう人に限って加減というものを知らない。

現に、相手が女性だというのに犯罪者だからといって、平気で
ロビンちゃんの顔を容赦なく殴って優越感に浸っていますが、

これって弱者を苛めて威張り腐って、お山の大将を気取る
阿呆のすることだよな。


最近、猫や犬のみならず、自分の子供でさえも平気で殺すヤツ
増えてますが、これは

自分よりも弱く力の無い立場のものを殺すことで己の
優越感を満たすという、
非常に卑劣極まりない下劣な行為だっつーの。


もっと強い者の前では威張れない自分だけど、武器を手にしたら
強くなった気がして人を脅す道具に使うのも一緒。

武器が無くなってしまったら、慌てて自分の正当性を取り繕うと
一生懸命になるんだけどさ。
いざ、自分が逆の立場になったら、それこそみっともない、これでもか
と思うほどに無様で卑屈な態度で命乞いをするんだよ。

目に見えてる分だけ余計、胸糞悪い。


ちなみに、この酢パンダくん、
かの有名な悪名高きナチスのカリスマ・　ヒ●ラーか、最近出版された
「◆オ」という書籍に載っている■沢東のような思想の持ち主だなー。
と思いました。

●トラーは驚くほどの小心者と聞きます。
でも、彼はその臆病な心情とは裏腹に（というか、臆病だからこそ）
「ユダヤ人大虐殺」を実行しました。

それから毛■東は、この書物によれば、
「自分が権力握る為ならば、人は何人死んでも構わないし、
また、それが当然」
という考えの人だったそうで。

どっちにしても、２０世紀最大の独裁者だったことは間違いないです。


そして、ルッチもまた同じ。
二人揃って「正義の為なら云々」と御託を並べてますが、
結局は自分の為じゃん。

だって、
ルッチはただ人殺しを正当化し、大っぴらにヤりたいだけだし。
酢パンダは世界に賞賛されて、歴史的な名誉をもらう為だけだもん。

でもそれは世界が望んでいることでもなければ、また、
彼女を抹殺することで世界が平和になる事でもない。

彼女が死んでしまったとしても、「古代兵器」を復活させることに
変わりは無いし、それを使って世界を火の海にしたら、
“平和”なんて言葉は一言だって有り得ないじゃん。


それから、酢パンダが根本的に間違ってる考え方に一言物申す。

ロビンちゃんを「犯罪人」と罵り、「生きている事は罪だ」と
威張ってますが、それはまったく違います。


だって、彼女は言わば　「政治犯」。

政治的で思想的な事情により「罪人」にされてしまっただけ。

つまりは罪人であって、その実、ちっとも罪人じゃない。
彼らが憎むほどの酷い罪人じゃありません。


例えば、この日本でも、政治的思想についての集会開いただけでも
「罪」だった時代がありましたから。
これはそれと一緒です。
どっちにしても、
「政治犯」として警察に捕まった思想家達や小説家達は悲惨な最期を
遂げた方々が多かったらしいですが。

これがもし、放火犯や殺人犯なら、人間として、本当の意味の
「罪人」だけどね。

ということは、
今の政府の時代ならロビンちゃんは罪人かもしれないけど、
革命が起こって世界の認識がひっくり返り、全然別の価値観の政府が
この世を支配したなら、裁かれるのは今の政府とその機関
ってことになる。

そして、
ロビンちゃんは逆に、“この世界を救った女神”となれる立場に
あるってことです。
しかし今、彼女は「魔女狩り」の対象。
今まさに、断罪されようとしているのが事実。

見ているこっちが、何とかして上層部に居座って権力を貪る
コイツら（本物の）悪党を葬りたいと願うのは、やっぱ民衆意識の
一つでしょうか。


と、ここで別の疑問が…………。

確か、ＣＰ９って、政府の裏を司る諜報機関なんだよね。

殺人が許されることから秘密裏にされてて、
表には絶対出てこない機関だよね。

でも、酢パンダは表の舞台で歴史的な世界の英雄になれる
と信じているよね。


…………あのさあ。

裏の機関にいた人間を、
世界政府が「英雄」として表に出すと、単純に思う？

普通、裏の仕事の成功は、
表の人ががっぽり持っていっちゃって世界に公表するもんだよ。

そして更に、マズイ内容の仕事だったなら、証拠隠滅として、
裏で働いた人物はその場で消されるのが運命だと思ってるのは、
私だけ………？

だから、本来なら、あの門の向こうには、機関銃持った衛兵達が
待ち構えてるってのが正しい世界政府のあり方じゃあないかしら。
と私は思うワケだ。


そして更に言うなら、
麦わら海賊団に攻め込まれて「バスター・コール」掛けちゃって、
肝心な「エニエス・ロビー」を灰にした（予定）酢パンダの非は、
決して許されないと私は思うんだけどなー。

だって、政府にしてみたら、
たかが海賊一団にここまでされたらイメージダウンもいいところ。
権力の失墜やら、
相当なダメージだからにして、そういう事態に陥らせた酢パンダを、
政府が喜んで迎えるとはあまり思えないんだけど。

でも、どうなっちゃうんだろ。



こういうスケールの大きさに、やっぱ男の人の作品だなー。
と感心してしまうワケでして。


やられたよー。尾田っち。

まさか、ワンピがこういう話になっていくとは思わなかったよ。

でも、そういう所を含めて私は大好きなんですけどね。
というか、そういう所があったからこそ好きになったと言うかな。
奥が深いっす。



さて、言うだけ言ったので、これでお終い。
ワンピは希望を持てる作品だし、面白い作品だから、次回も
楽しみにしておこうっと。

願わくは、酢パンダに不幸あれ。