ぱきぱきちゃん の Pakipaki 話

ぱきぱきは若年性パーキンソン病の夫Mr.Pakipakiと二人暮らし。介護人生活をご紹介。

権利

2007年03月30日 | P病患者/家族の悩み、気持ち
昨日、Mr.Pakipakiとダラダラとテレビを見ていたら、ALSの患者さんが出てきた。それがね、その患者さんは「死にたい」の。でもね、この国では「死にたい」からって「死なせてあげる」ことはないわけ。

でもね、お隣のスイスは違うみたいね。
スイスでは末期の患者さんには「死ぬ権利」があるみたい。医師が致死量の薬を出してくれるみたい。これはスイス人の患者さんに限ったわけじゃなくって、外人にも致死量の薬を処方してくれるらしい。ってなわけで、このALS患者さんはスイスに行って、自らの命にピリオドを打ちたいみたい。

ちょっと古い記事なんだけど、ココにちょっと詳しく書いてある。

自殺の幇助。。。うーん、どうなんだろ。インタビューを受けていたスイスのお医者さんは「出産(誕生)の手伝い」もするんだから「死ぬ手伝い」ができて当たり前って感じのコメントをしていた。すんごい嫌な気分になって、私はそこで見るのをやめた。

最後まで見たMr.Pakipakiによると、取材を受けていたALS患者さんはスイスの病院で、致死量の薬を処方してもらって希望通り安楽死できたみたい。

途中で見るのを止めてヨカッタよ。そんなん、つらすぎるよ。でも、私はALS患者や家族じゃないから、この人の決断にアレコレ言えない。「死ぬ権利」っていうのはあるのかもしれない。その権利を行使するって。。。ああ。。。

うーん、ある権利が認められると、それを悪用したり乱用する人が出て来てしまうのが世の常。。。「死ぬ権利」を認めるのは非常に危険だとは思う。