街金オヤジの日記

貸付けの時の気分、取立て・追込み
そんな日常業務?を書いていきたいと思います。

議員の連中は無能か?

2006年07月06日 09時05分21秒 | Weblog
貸金制度を検討している自民党小委員会の議員の連中は
どうも貸付金利を下げれば、多重債務者問題が解決すると思っているようです。
出資法と、利息制限法の間の任意部分(グレーゾン)金利が廃止される方向ですが
現行の金利で貸付していた人も、金利を引下げれば貸付不可になる人が増えるでしょう。
急場しのぎのお金も、貸し付け不可となれば
皮肉にも、借金が出来ないので自己破産します。
そんな事も出てくるでしょう。
以前にも、中日新聞で後藤田議員のインタビューが掲載されていましたが
現行の金利は、高すぎる
半分以上の資金需要者が融資不可となりますが...
貸さなくて結構....
自己破産が減るので....
この人は、生まれてきてから一切お金の事で苦労した事がないのでしょう。
そんな単純な問題ではありません。
昨日も、ウチのお客さんが短期で借りて返済で困っている...
そんな、相談に来ました。
内心こう思います。
「ここは、街金なんだぞ...ヤミ金被害対策の事務所じゃないんだぞ」
でも、返済の為の借金...
そして、借金を低金利で返済してマッサラになりたい....
そんな事は、不可能なのに
多重債務者の特徴は、みんな他人任せなんです。
自己で処理が一切出来ないのです。
相談は結構なのですが
結果は自分が判断するのですが、判断を他人に任せてしまうのです。
金利を下げても多重債務者は、ゼッタイに減りません。
これだけは、断言できます。