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若い世代の負担軽減へ=所得税、20年ぶり抜本改革―政府税調で議論開始
時事通信 7月2日(木)19時47分配信
政府税制調査会(首相の諮問機関)は2日、約20年ぶりとなる所得税の抜本改革に向けた議論に着手した。非正規雇用者や共働き世帯の増加など経済社会構造の変化に対応し、安倍政権が成長の担い手と位置付ける若い世代の負担を軽減する。今秋に中間取りまとめを行い、2016年半ばにも中期答申をまとめる。
前回の所得税の抜本改革は1995年。消費税率5%への引き上げに先行して負担軽減策を打ち出した。それから20年たった今回は、若い世代や子育て世帯に目配りし、基礎控除の見直しなどを検討する見通し。女性の働き方を制約するとの指摘がある「配偶者控除」も含まれる。
2日開かれた政府税調総会では、80年代からの家計の可処分所得や賃金の推移などを点検。若年低所得層の負担軽減を目指す所得税改革に理解を示す声が大勢を占めた。一方、単純に若者対高齢者という構図を印象付けることは避け、高齢者間の貧富にも注意を払うべきだとの意見もあった。
生活「苦しい」、過去最高62.4%=平均所得は1.5%減―厚労省調査
時事通信 7月2日(木)17時38分配信
2013年の1世帯当たりの平均所得が前年比1.5%減(8万3000円減)の528万9000円となったことが2日、厚生労働省の国民生活基礎調査で分かった。生活が「苦しい」と感じている世帯の割合は14年7月時点で過去最高の62.4%に上り、同省は、同年4月に消費税率を8%に引き上げたことなどが影響していると分析している。
1世帯当たりの平均所得はここ10年で最も低く、データが残る1985年以降では4番目の低さ。非正規雇用の増加などが背景にあるとみられる。
世帯種類別の平均所得は、65歳以上の人のみか、65歳以上と18歳未満で暮らす「高齢者世帯」は2.8%減の300万5000円。18歳未満の子供のいるすべての世帯で見た場合は3.4%増の696万3000円だった。
生活意識は、「大変苦しい」が29.7%、「やや苦しい」が32.7%。両者の合計が「苦しい」で、今回までの最高は11年7月時点の61.5%。一方「普通」は34.0%で、「ややゆとりがある」3.2%、「大変ゆとりがある」0.4%だった。
死後1カ月以上? 頭のない腐乱死体 大阪・南港の海
産経新聞 7月2日(木)22時1分配信
2日午後6時10分ごろ、大阪市住之江区南港南の岸壁にいた男性から「人の下半身らしいものが浮いている」と110番があった。大阪府警大阪水上署が遺体を確認し、身元などを調べている。
同署によると、遺体は全裸の状態で見つかり、腐敗の状況などから死後1カ月以上とみられる。性別不明で頭部や左腕はなかった。岸壁から約10メートルの海面に浮いていたという。
輪転機「既に壊した」=新通貨発券できず―ギリシャ財務相
時事通信 7月2日(木)22時1分配信
【アテネ時事】ギリシャのバルファキス財務相は2日、国内にはユーロに代わる紙幣を印刷する輪転機がなく、「通貨を発券する能力はない」と説明した。オーストラリアのABC放送での発言として、AFP通信が報じた。
バルファキス財務相は、ギリシャがユーロを導入する直前の2000年に、将来のユーロ圏脱退の可能性を排除するため当時の通貨ドラクマの輪転機をすべて処分する必要があったと主張、「輪転機は当時壊した。今も持っていない」と述べた。
主キリストは今も生きています。
中国国営放送にガンダム出現、自衛隊を紹介するVTRでナゼ?
TBS系(JNN) 7月2日(木)20時15分配信
中国国営テレビが放送した日本の安保法制についての特集番組で、自衛隊だとする映像の中に、日本のロボットアニメのキャラクター、ガンダムが映っていたことが中国で反響を呼んでいます。
先月30日、中国国営テレビが放送した30分の特集番組。内容は、安倍総理と安保法制を批判するもので、スタジオに専門家が出演し、日本の自衛隊の役割や戦力などについて解説します。その中で、「日本自衛隊資料」というテロップをつけ、自衛隊だとする映像を流しますが・・・。
「やっぱり、これは日本の戦略的な利益のためだ」
そこに、突然、登場したのは「ガンダム」です。ガンダムが立ち上がる映像が一瞬映り、その後、すぐに日本のイージス艦の映像に変わります。
インターネット上には、この番組を見た中国の視聴者の書き込みが相次ぎました。
「やっぱり日本はガンダムを持っていたんだ」
「ガンダムがあるんだったら中国は日本に勝てないよ」
「国営放送はアホじゃないのか?」
また、番組では、ガンダム以外にも別のアニメに登場する兵器とみられる映像や、アメリカの空母といった自衛隊と関係のない映像も。この映像を実際に見た現役の自衛隊員は・・・。
「ガンダムは実戦では役に立たないと思う」(自衛隊員)
「街が破壊されてしまうんじゃないでしょうか・・・」(自衛隊員)
中国国営テレビで流れたガンダムの映像は、日本で放送されたコマーシャルの映像と酷似していて、インターネット上から無断で流用したとみられますが、映像が使われた意図や原因は分かっていません。(02日17:49).
最終更新:7月3日(金)0時2分
TBS News i
なでしこが“あえて”選んだシビアな戦略
劣勢の中で見せた「勝つための知性」
江橋よしのり
2015年7月2日 20:05
自ら捨てていた試合の主導権
日本は終了間際の相手オウンゴールで勝ち越し。2大会連続となる決勝進出を果たした
日本は終了間際の相手オウンゴールで勝ち越し。2大会連続となる決勝進出を果たした【写真:中西祐介/アフロスポーツ】
「気持ちの強いほうが勝つ」と、宮間あやはいつもまっすぐ前を向いて言う。その言葉が単なる精神論ではないと、この試合でよく分かった。
FIFA女子ワールドカップ(W杯)カナダ2015の準決勝、なでしこジャパン対イングランドの試合は、前半お互いにPKを獲得して1−1で折り返し、後半アディショナルタイムにイングランドのDFラウラ・バセットのオウンゴールで決着がついた。勝者の表情にはまるで梅雨の晴れ間のような明るみが射し、敗者の心は灰色の雲で覆われた。
まさかの結末でW杯2大会連続決勝進出を果たしたなでしこジャパンは、この試合の早い段階で、ある重要な決断を下していた。彼女たちは、試合の主導権をあえて捨てるという大勝負に出たのだ。
イングランドは右サイド8番(ジル・スコット)のヘディングを起点に攻めようとしている。そのことは試合開始直後から明らかだった。マークするのは、ポジション的に左サイドバック(SB)である鮫島彩の役目だったが、そこで競り負けるとゴール前中央が危険にさらされる。パワー勝負を仕掛ける相手に対し、先に失点すればなでしこの勝ち目は遠のく。
「だから前半の途中で、割り切ったんです。8番に入るボールには(宇津木)瑠美と自分で対応し、DF4人は背後をカバーするように切り替えました」
宮間のその決断が、勝敗を分ける重要なポイントになった。
いい流れで試合を運べていたここ2試合よりも、選手全体を後ろに下げる戦い方。当然、大儀見優季と大野忍のFW2人は、相手ボールを前線から追い込むこともできなくなる。普段のなでしこの問題解決策が、問題を遠ざけることに重きを置くものだとすれば、この日は問題に飛び込み、真っ向から立ち向かう道を選んだ。ロングキックで来るなら来い。1人で足りなければ2人で、2人で足りなければ3人で、力を合わせて、すべて跳ね返してみせるから。
ピンチに耐え、ワンチャンスの訪れを待つ
勝敗を分けたのは、宮間(右)が下した「試合の主導権を捨てる」という決断だった
勝敗を分けたのは、宮間(右)が下した「試合の主導権を捨てる」という決断だった【写真:USA TODAY Sports/アフロ】
一方のイングランドは、こだわりを貫いた。DFの有吉佐織は、相手の執拗(しつよう)な攻撃に晒されながら、こんなことを考えていた。
「私たちが引いた後も、イングランドは同じパターンで攻めて来ました。引いた後、逆に中盤でパスをつながれるほうが、私たちは嫌だったと思います」
連続するピンチも、パターンが分かっているだけに、なでしこはなんとか持ちこたえることができた。もしイングランドが攻撃スタイルを柔軟に変化させていたら。たとえば、日本人のようにテクニックと判断力で勝負するMFジョーダン・ノブスを投入されていたら。勝負の行方は違っていたかもしれない。
33分に宮間がPKを決め、なでしこが先制するも、7分後にはイングランドもPKで追いつく。1−1でゲームは後半に入った。
時間が進むと、イングランドの選手も足をつるなど、疲れが見えてきた。なでしこも中盤は間延びしたが、逆にスペースを使ったパスが通るようになった。なでしこに勝機が訪れるとすれば、相手の足が止まった終盤、岩渕真奈の投入で流れを変えること。そして、疲れた時間帯でも精度が落ちない「技術のスタミナ」でワンチャンスの訪れを待つこと。そして、それらは本当にやってきた。
呼び込んだチャンスを生かして決勝ゴール
右サイドに走り込んだ川澄の低く速いクロスから決勝ゴールが生まれた
右サイドに走り込んだ川澄の低く速いクロスから決勝ゴールが生まれた【写真:中西祐介/アフロスポーツ】
アディショナルタイムも残り1分。中盤でこぼれ球を拾っては拾われ、というプレーがいくつか続いた後、熊谷紗希から川澄奈穂美へパスがつながる。「ボールを奪った熊谷選手が一瞬の判断で、横にいる有吉選手じゃなく、前にいる私に当ててくれた」と川澄。熊谷の隙のなさと、川澄のポジショニングのうまさが、なでしこにチャンスを呼び込んだ。そしてこの瞬間から、駆け引きの先手と後手が入れ替わった。
川澄がボールを受けると、相手SB(クレア・ファラティ)が下がっていった。もし食いついてこられていたら、川澄は1人で前に仕掛けるのでなく、周りを使うプレーを選択しただろう。同時に中央では大儀見と岩渕が、ゴール前めがけて全力で地面を蹴っていた。
「中に2人(大儀見と岩渕が)いたので、絶対にクロスを上げよう!」。そう決めた川澄が速いボールを折り返す。浮き球ではなく、大儀見の走り込む先に合わせた低いボールだ。大儀見が触る前にいち早く、DFバセットは必死で足を伸ばした。だが渾身のクリアは、クロスバーに当たってインゴールにたたきつけられた。
涙を抑えることのできないバセット
オウンゴールを献上したバセット(右)。試合後、失意のあまり健闘をたたえ合う輪の中に入れなかった
オウンゴールを献上したバセット(右)。試合後、失意のあまり健闘をたたえ合う輪の中に入れなかった【Getty Images】
なでしこがこの日選んだのは、劣勢な展開でも勝ちを拾うためのシビアな戦略だった。宮間の言う「勝ちたい気持ち」は、「勝つための知性」と言い換えていい。この結果、なでしこジャパンは2011年ドイツW杯、12年ロンドン五輪に続いて、世界大会3度目の決勝に駒を進めた。対戦相手は、やはり3大会連続で米国だ。決勝戦は7月5日(日本時間6日)、バンクーバーで行われる。
戦いを終えて、両チームは互いに健闘をたたえ合った。だがバセットは、その輪に加わることができなかった。ベンチで頭からタオルをかぶり、涙を抑えることのできない彼女に、ノブスが優しく寄り添う。彼女の心に雨が降るならば、せめて私が傘になる。ノブスは肩を差し出し、バセットを一足早く悲しみから遠ざけるために、ロッカールームへと向かい始めた。そこにFIFAの女性スタッフ2人が歩み寄り、短い言葉をかける。4人の女性は並んで歩き、ゲートの向こうに消えていった。
試合後の記者会見を取材し、メディアルームでいくつかの原稿を書き終えると、現地は夜の11時を回っていた。日の入りが遅いこの季節のエドモントンの空も、すっかり暮れていた。ふと顔を上げると、この日、7月1日のカナダ建国記念日を祝う花火が、遠くに打ち上げられていた。
川内優輝、陸連への不信感を激白 「何回も裏切られた」
デイリースポーツ 7月2日(木)19時2分配信
川内優輝、陸連への不信感を激白 「何回も裏切られた」
ナショナルチーム辞退騒動について一通り語りつくし、すっきりした表情でポーズをとる川内優輝=成田空港
男子マラソンの最強市民ランナーで、今年度のマラソンナショナルチーム(NT)入りを辞退した川内優輝(28)=埼玉県庁=が2日、ゴールドコーストマラソン(7月4、5日)への出発を前に、成田空港で会見し、NT選定過程における日本陸上連盟への不満を激白した。
「何回も裏切られた」-。溜まりに溜まっていた思いが、速射砲のように川内の口からあふれ出した。陸連は先月の理事会で、リオデジャネイロ五輪代表選考において、NTメンバーを優先的に選ぶとしていた原則を突如撤廃。川内がその情報を知ったのは、5月の仙台ハーフで実業団の知り合いから。それまで川内には陸連側から何の情報も下りてきていなかった。
それまでにもNTメンバーの発表が、当初3月の予定だったものが4月に、5月に、6月にと、どんどんずれ込んだが、川内には連絡はなく、情報はすべて新聞報道からだった。「事前に連絡があれば、(NTに)入る気持ちはあった。でも、陸連の中でもめてるし、情報も混乱している。そういう組織にいて、意味があるのか。優先事項がなくなるという重要な情報も回ってこない。そこで辞退に心が固まった」。陸連から送られてきた同意書にサインせず、自ら辞退届を作成し、郵送したという。
また、1年間在籍した中でNT自体のあり方にも疑問を抱いた。「昨年、12人いた中で自己ベストを更新できたのは今井(正人)さんだけ。サブテン(2時間10分以内)も今井さんと私の2人。3人がマラソンを走れず、合宿で半分の人が40キロ走も走らない。そういう状況の中で、締め付けだけ強くなる。思い描くトレーニングが積めない」
川内自身、現在、昨年末に負った左足首のねんざからの回復が遅れ、思い描く調整を進められていない。「3人の選手が怪我でマラソンを走れなかったように、NTにいても(科学的なサポートで)マラソンを走れるようになるわけじゃない。僕にとって、五輪はリオが最後の挑戦。NTにはめられながらやる中で失敗したら後悔する。最後ぐらい自由に自分の意志でやろうと思った。科学的にやるよりも、自分には野生的な方が向いている」と、最後の五輪に掛ける思いも、決断を後押しした。
お家芸復活の切り札として発足した、陸連“肝いり”のNT制度。公然と批判することは、勇気がいる行為だ。選考における心証に、影響がないとも言い切れない。ただ、それでも川内は、すべてをぶちまけた後、笑いながら言った。「マラソンは結果がすべて。文句のない結果を出すしかないですよね」。信念を欠いた肩書きだけのNTなら必要ない。己を貫き、一市民ランナーに戻った川内が、最後の夢舞台へ走り出した。