東日本大震災から間もなく3年。
映画「喜びも悲しみも幾歳月」や美空ひばりさんの「みだれ髪」の舞台になった塩屋埼灯台が、震災で崩落した南側の法面や陥没した通路の復旧工事を終えて2月22日から一般公開を再開した。
塩屋埼灯台は全国15か所の参観灯台のひとつ。 200円で上部に登って360度の景色を楽しむことができる。
塩屋埼灯台を挟んで南側の豊間地区と北側の薄磯地区は、いわき市内でも津波被害が大きかった。
豊間の海にサーファーは戻ってきてはいるが、住宅地は基礎のコンクリートや錆びた鉄筋がむき出しのまま・・・
海なし県に育って、静岡で学生時代を過ごし、御前埼灯台には何度も行ったことがあったけど、
実は・・・ いわきに転居して間もなく9年 塩屋埼灯台に登ったのは初めて
灯台の中をぐるぐるぐるぐる。。。100段近い階段を登ると40km先まで光を届けるというレンズの真下から外に出ることができる。
北側の薄磯地区を見ると、こちらは豊間地区よりは基礎のコンクリートの処理が進んでいるようだ。
灯台下の雲雀の苑は、津波で流された豊間や薄磯の住宅地よりほんの少し標高が高く、津波被害も少なかった。
いわき市内では災害公営住宅の建設があちこちで行われている。
地域の復興は、未だに仮設住宅で辛抱強く不自由な生活を強いられている皆さんが災害公営住宅に移ってから・・・になるのだろう。
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確か昨年の1月17日に神戸で分灯され、3月11日までに延べ数百人が歩いていわきに持ちかえった「希望の灯り」
それからまた1年が過ぎ、今日、モニュメントが完成してガス灯に「希望の灯り」が灯りました
(私はこの活動には関与していません)
今日はモニュメントが作られたいわき市の平中央公園で、点灯式に続いて19時半まで祈りを捧げるイベントが行われています
が、市が主催した追悼式は昨日だったし、津波被害があった沿岸部はそれぞれの地区で追悼式を行っていることもあって、沿岸部に比べれば被害も少なかった市中心部でのイベントは人もまばら・・・
私もこうして「イベント」と書いてしまうくらいにイベントって感じなんですよね
東日本大震災の前年、私が1月17日の神戸で感じたものとは全く違う、なんか違和感を感じて引き上げてきました
この違和感は震災を実際に経験してしまったから感じるものなのか、やはり神戸とは異質のものなのか、よくわかりません

震災発生から2年の節目を迎え、改めて、震災後、たくさんのご支援と新しい出会いを頂いたことに感謝いたします
仕事として、東日本大震災の語り部ツアー先進地である南三陸町に行く機会をいただいた。
ブログにするほど、頭の中でもまとまっていないのだが・・・
いわき市でも、この1年、津波の被災地を視察したいというたくさんの問い合わせをいただいた。
ようやく、そういった問い合わせに対応するワンストップ窓口が開設されたばかりだ。
震災から1年半が過ぎたが、被災地を案内するツアーや語り部に対しては賛否両論ある。
どちらかというと否定的な意見が多い。
それもそうだろう。
昨年来、いわき市内の津波被災地でピース(Vサイン)をして写真を撮る観光客、瓦礫の山の前で集合写真を撮る団体客、そういったものを私自身も何度となく目にしてきた。
被災された方たちのことを、そして未だ戻らぬ人がいる地域の人のことを思う気持ちが欠けている”観光客”が多かった。
その一部の”観光客”に、地元の方々は心痛めた。
どうやら早くに震災語り部が始まった南三陸町でも状況は同じらしい。
震災語り部に対しても賛否両論。防災対策庁舎を残すのか取り壊すのかについても賛否両論。
心に受けた傷は人それぞれで、それは仕方のないこと。
でも、南三陸町では経験したことを後世に語り継いでいく。語り継いでいかなければならない。という強い信念を持った方々に出会えた。
いわきでは、南三陸町のように20mを超す巨大な津波が来たわけではないけれど、いわきだから伝えられることもある。
早いうちに、傷跡が大きいうちに私たちが経験したことを多くの人に学び取ってもらう機会は必要だ。
南三陸町の中心市街地だった場所で見かけたスローガン(?)
『なつかしい未来へ』
南三陸町は、力強く、前を向いて歩んでいる。 いつも応援ありがとうございます
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今日、いわき市保健所から簡易書留で送られてきたのは。。。
安定ヨウ素剤
これはいわき市が3月18日から配布したものが期限切れとなるため、新しいものを送ってきたのだ。
本来、国が指示して配布するものだが、福島第一原子力発電所事故を受けて、いわき市は独断で市民への配布を始めた。
安定ヨウ素剤は、原発で放射能漏れがあった場合に放射性ヨウ素が甲状腺に取り込まれるのを防ぐために飲むもの。
だから、半減期が長い放射性セシウムが空気中を漂っていても、地上に落ちて放射線を出し続けていても、安定ヨウ素剤は飲んでも意味を成さない。
原発事故後、うがい薬やヨードチンキを飲んだって笑えない話もあるけど、うがい薬はヨウ素の含有率も低く、放射性ヨウ素の取り込み防止には役立たない。
いわき市民である間、安定ヨウ素剤は家庭の常備薬になっちゃうのかなぁ。
ただ、各家庭に配備しても、これを飲むタイミングは難しい。
だって・・・
原発で何かあっても情報を隠すんだから。
特にいわき市なんか、直に情報来ないし
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東日本大震災の一ヵ月後。
4.11には数千年活動していなかったといういわき市直下の断層が動き、震度6を超える激しい揺れとなりました。(→4.12のブログ →4.14のブログ)
4.12の自身のブログを読み返すと、立て続けに大きな揺れが2回襲ってきたのが記録されています。
これ、1回目の揺れがおそらく井戸沢断層によるM7.0の地震。
収まるかと思ったらすぐに来た2回目の大きな揺れが13万年以上活動していなかったはずの湯ノ岳断層による地震と思われます。
東北では非常に珍しい正断層だったことを報道で知り、次世代に残す資源にならないものかと現地調査に行った際、ある場所で調査中だった地質調査会社の人に「年内で調査は終わって埋め戻す」ということを聞いて、これも勉強の一環と、今月半ば、子ウオーカーを連れて井戸沢断層を見てきました。
小学校では、理科で「断層」と言うものは習っていたようですが、社会ではまだ習っていないということ。
通常、国内では海側のプレートに押されて耐え切れなくなった断層が動く「逆断層」タイプが主です。
今回のいわきでの断層地震は、東日本大震災によって海側に陸地が引っ張られる力に耐え切れずに断層が動いた「正断層」タイプ。
非常に珍しいのです。
仕事として断層を見にいった際に現地で会った地質調査会社の方も「正断層」であることの貴重さを教えてくれました。
井戸沢断層では南北に走る断層の西側が落ち込み、その最大変位は2m以上あります。
まぁ、そのうち淡路島の野島断層とともにいわきの井戸沢断層(実際の井戸沢断層より西にずれているので、将来、塩ノ平断層と呼ばれるかもしれません)も教科書に載るかもしれません。
そんなことを話しながら、子ウオーカーと林道・農道を横切る断層を数箇所見て回りました。
次の写真が一番震源に近いと思われる林道です。
子ウオーカーの立っている高さと車を置いてある高さは同じだったわけで、調査会社や研究機関の測定で約2mの高低差があります。
山中を不気味な地割れが続いており、その割れ目の幅は最大で1mはありそう。。。
断層の上に植えられていた大きな杉がずっと稜線の向こうまで根ごと倒されていました。
次のポイントも1.5m以上の高低差が出来ています。
ここでは断層上にあって地盤ごと傾いた杉は、すでに根元から切り倒されていました。
塩ノ平集落に表れた断層は、谷間の貴重な田んぼを貫いています。
変位量は70cmくらいかな?
下がった西側しか水が入らなくなってしまうので、収量はかなり落ちたのではないかと思います。
ここはすでに重機が入り、田んぼの高低差を解消するための工事が始まっていました。
東日本大震災で力のバランスが変わり、大きく動いたのがいわき市内の2つの断層でした。
湯ノ岳断層にいたっては、ここ12~13万年活動していなかったといわれるものです。
福島第一原発の耐震評価のなかに、湯ノ岳断層は想定されていませんでした。
原発の西を通る双葉断層。。。廃炉が完了するまで、この断層が寝ていてくれると良いのですが いつも応援ありがとうございます
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いわき市久之浜の海岸に作られた小さな祭壇で手を合わせた。
あの日から9ヶ月です。
津波で大破した四倉町の国道沿いにある「道の駅よつくら港」の交流館は、都内?の財団の援助を受けて建て直されることになった。
今日は解体前の最後の営業。
国道はこの先十数kmで警戒区域に入る。
利用する客層は、地元の人が主になった。
ここに出店していた方は、売上は震災前の1/3以下だと嘆く。
北へ向かう国道、JR、それに開通間近だった高速道路。
復旧や開通の見通しは立っていない。
でも、、、
暗い話題ばかりではない。
久之浜第一小学校の校庭に建てられた仮設の商店街では、今日は餅つきが行われて利用者に振舞われていた。
クリスマスのイルミネーションも飾られて気持ちも前向きだ。
何度かブログで紹介した豊間のセブンイレブン。
1ヶ月前に訪れたときには、まだ残った鉄柱の向こうに海が見えていたが・・・
今日、店の前を通りかかると今月中旬再開に向けて工事が行われていた。
ガラスも入り、内装工事の仕上げ段階。一見してそれとわかる造りになっていた。
この先も厳しい状況が続くことはわかっている。
それでも前に進む人たちにパワーをもらった一日。
小さなことでくよくよしてられない。 いつも応援ありがとうございます
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姫ウオーカーが「シール作ったよ」とらくがき帳を持ってきた。
いろいろな絵が描かれた5cm四方程度の大きさの紙の裏面にセロテープを輪っかにして貼り、それがたくさんらくがき帳に貼られていた。
その中のひとつ。これは流れ星のシールらしい。。。
流れ星はまだ見たことがない姫ウオーカーだが、流れ星に願い事を3回言うと願いが叶うということは知っているらしい。
どんな願い事をするのか尋ねると、
「放射能がなくなりますように」
5歳の子が言う願い事か
「砂も触れないし、葉っぱも触れないし、どんぐりも松ぼっくりも触れないし、ぐるぐる公園ですべり台も出来ないし・・・だから、放射能がなくなりますようにってお願いするんだよ」
FUKUSHIMAに生まれ、こんな経験をしている子どもたちに申し訳なく思う
衝撃の願い事だった
夏に水泳の授業が出来なかった子ウオーカーたちは、今日、学校行事の一環で会津の裏磐梯にある施設までバスで行って、屋内プールに入ってきた。
お昼はホテルでバイキングだったらしい。
福島県内の幼児や小中学生が、旅行会社経由で体験活動を実施すると県の補助金が出るという「ふくしまっ子体験活動応援事業」を活用したもの。
この適用を受けて学校で出かけるのは2回目かな。
来週には修学旅行もあって、勉強は大丈夫かいな。。。
全福島県民を対象に実施すると言った健康調査は、まだ調査票が手元に来ない。
3月11日以降の何時から何時までどこにいたのか、屋内にいたのか屋外にいたのか、屋内ならその建物がコンクリートか木造か・・・などを記入するらしいが、震災から7ヶ月も過ぎて、何時から何時までスーパーで食料を買うために並んでたとか、水を汲みに行ってたとか、地震被害を撮影してたとか・・・記憶も曖昧になっていく。
記憶を曖昧にするために、調査を遅らせているのでは?とさえ感じてしまう。
県内の0歳から中学生までの子どもたち全員に配られるガラスバッジも、郡山市や福島市では2学期の始業式に配られていたが、いわき市ではようやく、ようやく、ようやく、11月1日から配布予定だという。
どうして、いわきは何にしても遅いんだろう。
例えば、内部被爆を調べることが出来るホールボディカウンター。
先日、受診した半数の小中学生がセシウムによる内部被爆をしていたとニュースにもなった南相馬市では、7月上旬から子供と警戒区域に住んでいた人を優先に、無料で放射線被爆検診を行っていた。
そうそう、話しがどんどん飛ぶけど、どうしてこのニュースでは「体重1kgあたり35ベクレル未満でごく微量」って報道になっちゃうんだろう。
子どもの体を、魚とか野菜みたいにキロあたりって言われても・・・放射線量の数値をできるだけ小さく言いたいだけなんだよね。
体重30kgの子どもがキロあたり20ベクレル被爆していたら600ベクレルになるわけで、受診した子どもの何割かは間違いなく数百ベクレルの内部被爆なんですよ。
話は戻って、いわき市ではホールボディカウンター設置に向けて、今日開催された(?)臨時市議会に補正予算の議案が出たばかり。
遅っ・・・
話はさらに戻って、学校や保育所で配られる線量計(ガラスバッジ)。
線量の高いところに行って警報が鳴るわけでもなく、ただ首にぶら下げていた期間の積算量がわかるだけで、今更なんのデータを取りたいのかよくわからない。
福島県の子供を使って、壮大な被爆実験のデータ取りをしているようにしか思えない。
せめて、ここは線量が高いよ。。。って警報が鳴るような機能がついた線量計を配って欲しいな。
流れ星に
今日もテレビやラジオでは「ただちに健康に影響が出る値ではない」を連呼している。
県外の皆さんは、震災って過去のことですか?
福島では震災が今も進行中です。
久々の『読み逃げ厳禁』
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じゃあ、引っ越せばいいじゃんなんて当たり前すぎるコメントは要りません。
引っ越した先ですぐに生活環境が整って仕事が出来る社会情勢であり、家庭環境であればとっくにそうしています。
昨日は、姫ウオーカーの運動会。
親ウオーカーは参加できなかったので、夜、ビデオで姫ウオーカーの頑張りを見た。
会場は、子ウオーカーが通う小学校の体育館。
3.11以降、保育所では園庭で子供たちを遊ばせていないので、秋晴れの中、体育館での開催となった。
そんな状況にあるのはテレビでも放送されないし、全国の皆さんは「そこまで・・・」って思うかもしれない。
でも、数日前にも実際にあった話で
ある駐車場に停車した車の運転席から母親が降りてきて、しゃがみこむこと約1分。
その後、後部ドアを開けて子供たちを車外へ。
そう。。。しゃがんでいた約1分は地表面の放射線量を計っていたのだ。
「安全だ」といえばいうほど不信感は募り、過剰に反応している保護者が多い。(いや、もしかしたら、とことん疑うことが正解なのかもしれない)
春に実施できなかった子ウオーカーの運動会も、先日、午前のみのミニ運動会で終わった。
子供たちはブルーシートを敷いた上に椅子を並べて座り、保護者はシートを敷いての応援が禁止され、立見や折りたたみ椅子での応援となった。
福島県民のみならず東日本の多くの国民が実験台とされるなかで、少しでも外部被爆を減らそうとの試みが続く。 いつも応援ありがとうございます
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支援している避難所のひとつに昨日・今日と”お風呂”が来てくれました。
送電線建設協力会が用意してくれたお風呂。
かなり広いそうです。
昨日は避難所の小学生の子供が泳いだって聞きました。
えっ?避難所でお風呂どうしてるのかって?
各自で日帰り入浴施設(5月からどこも通常営業に変わったので有料)に行くか、週1回程度被災者向けの無料のお風呂(予約制)に入りに行くかっていう感じです。
だから、こうしてお風呂を積んでトラックで来てくれるのは本当にありがたいのです。
このトラック、今日までこの避難所にいて、撤収作業後宮城県へ向かうそうです。
宮城県の皆さん、もう少し待っていてくださーい。
話題が変わって、
今日いわき市から避難所に支給された今日1日分の食事がこれ。
昨日も同じメニューで、この中国産のコンビーフがやたらと脂っこくて、年配の方は食べられなかったそうです。
野菜ジュースも終わってしまい牛乳になりました。
と、まぁここまでお昼に書いて、午後からいわき市議の佐藤和良氏と同じく福嶋あずさ氏に面会し、避難所の食事改善の要望書の件でお話しをさせて頂きました。
驚いたことに、急遽いわき市の危機管理官名で「1人1日あたり1,500円までのお弁当を支給する」ように通達が出されていました。
私がマスコミを引き連れて要望書提出に災害対策本部に乗り込むのを事前察知されたのでしょうか・・・
福嶋あずさ氏(民主)の話では、ある県議から避難所の食事について話が来たそうで、各避難所の実態を調査していただいていたようです。
ということは、、、
先日、国会議員の吉田泉氏にメールしたのが届いた? それはない??
もちろん、私1人の陳情では何も動かなかったと思います。
たくさんの方々のお力があって、今回のいわき市の対応になっていると思います。
声を上げていただいた皆さん、本当にありがとうございました。
支所ごとに仕出し弁当の手配をするので、完全実施まで数日かかると思いますが、内郷支所は今夜にも(おそらく支所の職員の方も避難されている皆さんの目線に立っていてくれたので対応が早いのだと思います)、勿来支所は20日からお弁当支給だそうです。
昨日の朝アップしたブログにも書きましたが、災害救助法に関連して調べてみると、
「避難所で(都道府県の要請で)炊き出しを行う場合や、食料の給与を実施する場合は、主食・副食・燃料等の経費として1人1日1,010円までの支出が認められていて、この費用は市町村が負担するのではなく、国が負担する。」ことになっています。
今回の震災では特例処置として1,500円まで認められているようです。
阪神淡路大震災では、1月17日の震災発生後、2月1日から主食と牛乳のメーカー直送体制が確立され、3月10日以降は副食とサラダが付くお弁当となりました。
もちろん税金が使われることになるのでしょうが、避難所で2ヶ月以上を過ごした皆さんの栄養バランスは今よりも大幅に改善されるでしょうし、お弁当支給で地元経済の活性化にもつながり一石二鳥なのです。
ただ、心配な点がひとつ。
お役所仕事で避難所の人数分発注してしまいそうですが、避難所では昼間は働きに出ている人も多く、公表されている人数よりお昼ご飯の必要数はかなり少ないです。
現場に来ない役人は気づいていないだろうなぁ。。。
ようやく肩の荷が降りて、夕方から急に頭痛です。
明日・明後日まで、予定がギッチリなんですが・・・ヤバイなぁ。
今夜は早く寝ます。 いつも応援ありがとうございます
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いわき市災害対策本部に避難所の食生活改善に関する要望書を持って乗り込むことになりました。
19日に決行です。
親子ウオーカー一家は福島第一原発の事故を受けて一時横浜の妻の実家に避難しました。
同居する私の両親は四半世紀以上住んだ宇都宮に逃げました。
4月6日に子ウオーカーの学校が始まるのを受けていわきに戻り、近所の避難所を初めて訪問したのは4月9日でした。
いわき市から支給される食料の少なさに驚き、副食となるものを個人で探し始めましたが、4月11日に大きな誘発地震(M7.1 震度6弱)が発生して我が家も停電・断水。
翌12日にも震度6弱の直下型地震が起きました。
水道が復旧するまで我が家のことで精一杯になり何も支援できなかったが、ボランティアプラットフォームや昔の仲間のつてを辿って食材探しをしていた。
ブログに初めて避難所のこと(食材をさがしていること)を書いたのは4月21日。
初めて野菜が入手できたのが4月25日。
その後、南は鹿児島から北は秋田までたくさんの方々から避難所向け支援物資を送って頂き、複数の避難所へ届けてきた。
ゴールデンウイーク前には一通り最低限必要なものが揃ってきた感じだ
震災発生から2ヶ月以上、私の避難所支援活動が始まって1ヶ月以上が過ぎた。
しかし、災害救助法が適用されているいわき市が避難所へ支給する食料は改善されない。
昨日の1人1日分の食料がコレ これに3食分のご飯(お米)がつく
実は一昨日も同じ缶詰。
これで3食分ですよ。。。
震災発生直後ならまだしも、もう2ヶ月経っているというのに。
民間支援で野菜が届く前日の2人分の食料給与はコレ
ゴールデンウイークに入るから4日分と言って、4月28日に避難所へ持ってきたのは全部ツナ缶。
いわき市が人の心を持っているなら、せめて缶詰の種類くらい変えてくれ~。
今年の3月4月は寒い日も多く、避難所では何度も風邪が流行し、5月6日には高熱のため救急車を呼ぶ事態にもなっている。
私が支援活動を始めたときは、確か40ヶ所以上避難所があったと思う。
今は33ヶ所に1,205人まで減ってきた。
全員が仮設や雇用促進住宅、借り上げ住宅に入れたわけではなく、自主的に避難所を出た人が多い。
災害救助法を調べてみると、避難所で(都道府県の要請で)炊き出しを行う場合や、食料の給与を実施する場合は、主食・副食・燃料等の経費として1人1日1,010円までの支出が認められている。
この費用は市町村が負担するのではなく、国が負担する。
それでもいわき市は、全国や世界各国から送っていただいた缶詰やレトルトご飯を避難所に配るだけの状況が今日も続いている。
阪神淡路大震災では、1月17日の震災発生後、2月1日から主食と牛乳のメーカー直送体制が確立され、3月10日以降は副食とサラダが付くお弁当となった。
前例が無いわけではないのだ。
災害救助法の効果的な運用を行った前例はいくらでもあるのだ。
なぜ、いわき市は災害救助法をもっとうまく活用して被災者支援を行わない。
知らないのか?
要望書では、次の3点をいわき市災害対策本部に要望する。
1.いわき市内各避難所で日常的に炊き出しが行われているか否かの
調査を早急に実施し、食生活について行政と民間の連携で必要な
対策を取ることを要望いたします。
2.2011年4月21日厚生労働省健康局総務課週間生活対策室
事務連絡を基に、日常的な炊き出しが行われていない避難所に対
して厚生省告示第144号に明記された1人1日1,010円以
内で、避難所生活での栄養バランスを考慮した副食付きの弁当支
給とすることを要望いたします。
3.2011年4月19日厚生労働委員会での厚生労働省大塚副大臣
の答弁を基に、いわき市内避難所に常駐してボランティアで炊き
出しを行っているNPO響きの森ネットなど民間団体に対し、県
の要請で炊き出しを行う体制に変更し、食材費及び調理のための
燃料費を国費負担とすることを要望いたします。
1人本部に乗り込んで紙を渡しても、ハイ受け取りましたで終わると思うので、これまで「はるかのひまわり」でお世話になったマスコミの方々にきていただくようにお願いしている最中です。
当たって砕ける大作戦決行まであと2日。
私に出来る最後の避難所支援活動になるかな。 いつも応援ありがとうございます
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