広告代理店の悲哀

天気が良いと花粉が多く飛ぶこの季節、なかなか出掛ける気にもならず、
休みの日はついつい家で過ごす事が多くなってしまいます。（そんな事じゃいけない！んだけどね）

そんな訳で、テレビで放送される映画を録画して楽しんでいる今日この頃。
昨日は去年公開された“ジャッジ！”という日本のコメディーを観たんですが、これが笑えました！

TVCMの制作現場を扱った作品で、監督や脚本は実際にCMディレクターをやっている人が担当したらしく、
広告業界の“あるあるネタ”が満載なんですよね。

ボクも直接業界にいた訳ではありませんが、クライアントとしてTVCMの制作に携わった経験があるので、
クライアントと広告代理店との会議のシーンなんかは、もろ！当時を思い出してしまいました。

とにかく広告代理店って、ほぼほぼクライアントの言いなりにならざるを得ないんですよね～。
現場で時間をかけて進めてきたものが、クライアントの上層部の一言で変わってしまう、みたいな。

映画の中では“きつねうどん”のCMに出てくるキツネが、
クライアントの社長が“猫好き”って理由だけで「ニャーニャー」と鳴く様に変更する事に。

「明日までに直して」っていう無茶な注文にも応えない訳にはいかず、
広告代理店の悲哀が感じられる、経験した人にしかわからない！世界ですね。

ボクもそれに近い？事をしてましたが、あくまで代理店に指示をする側だったので・・・。
今さらながら「あの時は申し訳なかった！」と反省している次第です。

脱線しましたが、主演の妻夫木クンも頑張ってたし、
トヨエツさんやリリー・フランキーさんのコメディアンぶりが秀逸だった！お勧めの一本です。

Shin

https://www.youtube.com/watch?v=eBkpTrQuGD0