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低山徘徊の記 プラス 日常ブログ

日常生活、九州のお山の散歩や芋焼酎・・・そんな自分の好きな事だけ書き散らす。どうでも良いよな、ブログですね。

霧島 中岳~新燃岳~1381ピーク

2008-05-16 23:12:50 | 徘徊の記(霧島山系)

霧島新燃岳北面のミツバツツジが見頃を迎える季節、、いや、、もう盛りは過ぎているのかも知れない。高千穂河原から、中岳・新燃岳を越え、獅子戸岳・新燃岳分岐よりキリシマミツバツツジのトンネルを抜け新湯へ下る半縦走コースを選定した。

本日は同行者あり!相棒の名前はモチ。まっ、うちの娘らの姉貴分的存在かな、、時々「ただいまぁ」とブラリと現れて泊まっていく、女房の友達なんだけど、、この若さで山に行こうと親父を誘ってくれる奇特な娘さんである。「キリシマミズキ」も「ノカイドウ」も見過ごしたと言うのでそれじゃ、是非是非「キリシマミツバツツジ」を見に行こうと決定した次第。新湯に彼女のウイングロードをデポしてマービーで高千穂河原へ。ビジターセンター横より中岳へ向う、林を抜けると目の前に中岳の聳える台地。この辺りはミヤマキリシマの大群落。早咲きのミヤマキリシマは既にアチコチ開花してます。濃いの薄いのハルリンドウも満開です。

高千穂河原より1時間強、登山と呼ぶにはちょっと恥ずかしい位の距離と時間なのだけど、ここからの展望は、結構好き、いやいや、すごく好きである。逞しい高千穂峰の姿を背にユルユルと長閑に続く新燃岳への縦走路はチョット荒れ気味の心も穏やかにしてくれる。

中岳、新燃岳辺りに初めて登ってきたモチ、「いい所だろぅ?」と振り返ると、ん?丸まって何してんのかな??咲き誇るハルリンドウを一生懸命デジカメに納めてた。でも、、たぶん、、全部ピンボケなんだろ~けどね!?


新燃岳へ登る木段、、この下は、実はお花の隠れ家なんですね。リンドウ・すみれ、、そしてマイズルソウ。

木段を上り約40分で新燃岳山頂。火口淵の端っこでランチです。背おってきたキンキン冷え冷え缶ビで乾杯!それぞれに持参したお握りをパクツく。「いつもと同じお握りが、ど~してこんなに美味しいんだ?」とモチのつぶやき。「じゃぁ~じゃ」と相槌をうち頬張る親父、時折流れてくる噴気の匂いも、膝上を這い回る尺取虫も、でっか~い自然の一部、そんな中に汗をカキカキ歩いて来てこそのお握りなんです、ハイ!腹ごしらえの後は少し静かな大幡山方面の1381mピークまで足を延ばしてみる。ミヤマキリシマの間を縫い、登って行くと展望の利く禿ピーク。南にはたった今歩いてきた中岳・新燃岳が見渡せる。北西には盟主韓国岳、その横に甑岳、北東に丸岡山と夷守岳を教えた、、大幡池は何処だと聞くモチ、、残念ながらここからは見えない事を告げると、次は生駒高原~夷守岳を越え大幡池に行ってみたいらしい、ナカナカ頼もしいお言葉、次回のコース決定!


新湯へ下る新燃岳斜面は本日のメイン!キリシマミツバツツジのトンネル!!んん~ん??少し遅かったか?花の瑞々しさは今一つ!

霧島白鳥山・池めぐり(宮崎県)

2008-01-03 22:58:27 | 徘徊の記(霧島山系)

年末年始の天候は全国的に大荒れとのニュースでした。でもでもやっぱり静かな霧島の冬景色が見たい!韓国岳はすっぽりとガスの中、えびの高原は無謀なノーチェーンの車で大混乱状態でしたが、私は比較的視界の利いてる静かな池めぐりコースに決めた。不動池の横の車道を歩き、赤松の林に飛び込む。途端に人の声も車の音も途絶え、聞こえてくるのは雪を踏みしめる「キュッ、キュッ」という音だけ。道は結構踏み固められている。年始年始の悪天候に関わらず思った以上の人が雪を求めて歩いたのかも知れません。わざと踏み跡を外して「キュッ、キュッ」を楽しむ。

枝についた雪の造形を楽しみながらも黙々と歩を進める。木々の間から六観音御池が見えてきた。

すぐに500年杉、白い鎧を纏ったように立っていた。その先の小さな豊受神社にお参り、、おっ?、恥ずかしながら、初詣だね!六観音御池のほとりに下りてみる、更に静けさが増したような気がする。真っ白な対岸を眺めながら熱いコーヒーで一服、あっ!何か動いたような気配!鹿だろうか?少し寒くなってきたのでコースに戻り歩き出す。

高度を上げて白鳥山の分岐を過ぎるとすぐに白紫池のはず。少し雪の量が増えてきたかな?と思ったら、完全氷結の白紫池に到着です。天然のスケートリンク、湖上に出ればそれこそツルゥツルゥ!

だ~れぇも見てないんで、ちょいと3回転ジャンプ、いや、ただ派手に尻餅ついただけ!でした。

白鳥山方面に向かいます。途中、新雪に点々と動物たちの足跡が、おおっ、やっと彼らを発見!天然のニホンジカ3頭。完璧カメラ目線です。雪も更に増えて、、なんだか、、雲行きも怪しく、、

踏み跡は少なくなり膝までのラッセル!さっきコケタ完全氷結の白紫池が見えてきた。急速にガスが広がり池の向こうの白鳥山が見なくなりそう。そしてガスの中、視界はほとんどなし。心もとない踏み跡を辿り白鳥山山頂を通過した模様。よって、、以降画像がない、不安になりながらどうにか池巡りコースに戻りえびの高原へ、、

おおっ!韓国岳上空に、、今頃になり青空!!

霧島 獅子戸岳1429m~韓国岳1700m~大浪池1411m(鹿児島県)

2007-11-03 23:59:43 | 徘徊の記(霧島山系)
本日は新湯から獅子戸岳・新燃岳分岐へ獅子戸岳を越え韓国岳山頂へ、ここから一気に高度を下げて大浪池の東西周りの分岐、西回りに池を半周し大浪池登山口へ下る。と書けば用意周到、吟味の上のコース選択と思われそうだが、ホントは当日、人気コースの、えびの高原発のあまりの団体さんの数にビビリ、逃げ出した挙句の行き当たりバッタリの霧島徘徊であった訳で、春秋シーズンの「えびの高原」高千穂河原」には近づけないなぁ。

9時半、新湯新燃荘を過ぎて新湯林道を歩く、ほぼフラットな林道を約50分。所々に色づいた木々。見上げると青空に紅や黄、オレンジ色が映える。前後には少人数が2、3組。コース変更で正解でした!霧島川渡渉点、丸太2本の架け橋流出。と言っても小石の上をピョンピョンで事足りますが。写真を撮ったり、一服したりで獅子戸・新燃分岐到着。ここからは行き交う人がグッと増えます。霧島縦走路の真っ只中です。獅子戸岳山頂11時半到着。山頂は縦走路上にある為、早めの昼食、休憩の方々でどうも慌しい様子。ミヤマキリシマの群落に分け入り、見晴らしの良い崩壊地の岩影に陣取る。(ゆっくり新燃・高千穂峰方面を眺めての休憩にはお勧め)絶景を眺めながらビール・昼飯・コーヒーまでフルコースで楽しんでしまい、危うく前回のパターンにはまりそうなる。が、、、意を決して、韓国岳へ向かう準備。13時過ぎ、重い腰をやっと上げ獅子戸岳を韓国岳方面に下る。

目の前には今から登り返す霧島連山最高峰「韓国岳」がデ~ンと広がる!「おいおい、結構遠いゾぉ~、、」と腰を落ち着け過ぎた獅子戸岳山頂フルコースを少し悔やんでみたり。メインの縦走路上は韓国岳から下ってくる登山者で結構な人出です。

途中40名規模の団体さんに2組遭遇、失礼ながらイチイチ挨拶も疲れたのでそっぽを向いて景色を眺めるふり、いや本当に眺めてました!左手の韓国・大浪池方面の谷はベストな紅葉。

右手には5月の梅雨入り前に歩いた、夷守岳~丸岡山~大幡山に続く峰々が連なります。

琵琶池手前の1392m地点で休憩。多くの人は韓国岳より下ってきますが、ここで初めて高千穂峰からの逆縦走者の若者3名に追い抜かれた。高千穂峰から6時間かけて来たとの事。追いかけて登るが当然、登りの苦手な親父の足では差は開くばかり。ゼイゼイハァハァと息も上がり追跡断念、振り返ると琵琶池は眼下に。獅子戸岳の高さも越え高千穂峰がドッカリと彼方に両翼を広げ青空に聳え立つ。15時10分韓国岳1700m山頂到着。

山頂で先ほどの3人組が山頂指標と三角点前の撮影スポットを譲ってくれた。彼らはえびの高原へ下山、私は大浪池経由、ここでお別れだ。ナカナカ気持ちの良い青年たちでした。15時20分韓国岳下山開始。この大浪池の東西分岐までのコースは初歩き、分岐は等高線を見ると標高1340m、って事は一気に360mも下る訳だ、ここで佐賀よりこられた単独さんに「大浪池に下るのに危険はないですか?」と尋ねられる。「さ~て、どんなもんでしょ?なにしろ初めて下ります。」と答えて先行、眼下には大浪池がポッカリと火口を広げて佇む。

最初は溶岩の小石が転がる荒れた道、すぐに幅の小さな急勾配の木段が始まる。この木段、、段差が大きくなったり小さくなったり、時々ヅルッと動いたり、、既に結構足にきてる状態の私には辛くて長い下りです。とうとう途中一度、バランスを崩し笹薮の中に転げ落ちました(前に落ちなくてよかったぁ~、こわ)。膝も悲鳴を上げ始め途中休憩。佐賀の単独さんが追いついてこられたので先行をお願いする羽目に、、、トホホホ。

やっとたどり着いた大浪池東西周回コースの分岐。後は火口壁によじ登り西回りに池を半周すればよい。さてさて火口内の紅葉はどうだろう?火口の中の池を覗き込んだのが4時過ぎ、ムムッ、既に日は傾き逆光の上、西半分は火口壁の影になっておりまする、おまけに湖上には少し靄もかかっているのかな?期待通りにはいかないのも自然だ、已む無し。

西回りで大浪池休憩所に到着が16時40分。たった今下ってきた韓国岳の斜面にルートを目で追いながら一服。ふと、湖面に目を落すと、、、水面に映り込んだ韓国岳の姿が視界に!それも眺めている間に西日を浴びて見る見るうちに赤みを帯びてくる。そしてカメラを構えて3ショット。夕陽に赤い韓国岳、火口壁の伸びる影、そして大浪池に映り込んだ逆韓国。最高ですねぇ~と自画自賛。おっと、登山口まであと30分はかかる。森の中は暗くなるのも早い、薄暗くなりつつある大浪池登山口到着は17時30分、、。いい一日でした!

梅雨も明けたんで

2007-07-20 22:26:39 | 徘徊の記(霧島山系)
鹿児島たぁ~さんと霧島の、と、ある山へ。昨日までの晴天が、何故か、本日、曇り時々激雨。おまけに凄い湿度、ベチャベチャ。
登りに取り付く前の森の中で赤テープを見失う。テープを探すうち、、自分らの今来た方向を見失う、、、、山はどっちだ?林道は??やっぱり、、どんなに低い山でも、、地図と磁石は必要で、、(何でも、ここの森、山蛭もいるそうで、


帰りは泥んこ汗汗を、白鳥温泉下湯で流し、、日暮の声にダラァ~と寛ぐ!!

霧島 夷守岳1344m~丸岡山1327m~大幡山1352m~新湯(宮崎・鹿児島県)

2007-05-31 23:59:59 | 徘徊の記(霧島山系)
久々にちょっと長めに歩いてみようかな、、霧島の大幡池と言うのも是非眺めてみたい。大幡山の周辺には丁度、季節のミヤマキリシマの群落も有るらしい。霧島のミヤマキリシマの咲く頃はえびの高原も、高千穂河原も大混雑です。しかしこの大幡山辺りは、まだまだ静かな山歩きができるはず。宮崎県小林市の生駒高原よりまずは急登一辺倒の夷守岳(1344m)に取り付き、丸岡山(1327m)を越えて大幡池へ、そこから大幡山(1352m)、獅子戸岳(1429m)を経て、新燃岳・獅子戸岳分岐へ、前回歩いたミツバツツジトンネルコースで鹿児島県霧島市の新湯へ抜ける約13キロを選んでみました。

鹿児島のたぁ~さんと生駒登山口を出発。私は2度目の夷守岳ですが、たぁ~氏は初挑戦。急登連続の覚悟通り、いきなり二人で汗まみれになる。何度登ってもきつい登りです。


前回は2時間ででしたが、今回は2時間45分かかり夷守岳山頂へ到着。体力落ちたのかなぁ!?山頂からは、ずぅ~と向うに高千穂峰の両翼を広げたようなカッコイイ姿。手前に矢岳・竜王山!目の前にはモッコリの丸岡山が、、大幡池はちょうどこの丸岡山に隠れる。右手には最高峰の韓国岳が望めます。

ビールにお握りで大休止、美味い!

ここから先はまだ歩いた事がありません。夷守山頂から丸岡山の鞍部へ一気に185m下ります。噂どうり静かな山です、まだ誰にも出会っていません。丸岡山の斜面を登り切ると道は平坦に、すぐに笹が開けて丸岡山山頂。一株のミヤマキリシマが鮮やかに満開でしたが周囲の展望は全く無し。

まだまだ先は長いので急ぎます。しばらく歩くと視界が広がった。初めて見る大幡池の姿が静かに見渡せます!思ったよりズッ~と大きな火口池です。

歩いてきた者だけにその姿をみせる大幡池、、湖畔におりてその静かなたたずまいを楽しみます。池の姿を目に焼き付けたら、左手に高原の町を見下ろしながら火口淵を大幡山へ向かう。ここにきて、たぁ~さんの足に異常発生。学生時代の古傷が痛むらしく足を引きずりながら先に進む。


大幡山手前の斜面からミヤマキリシマの群落が迎えてくれます。

そしてほんの通過点に過ぎないような大幡山の山頂にたどり着きます。小さく人知れず万歳。これで霧島の主たるピークを制覇か?


回りの山々のピークが急速に雲に覆われてます、高千穂峰の山頂はもう雲の中、振返れば夷守岳の姿も消えてます。たぁ~さんの足の様子は悪そうでスピードはあがりません。1381ピークに到着。目の前には獅子戸岳の登りが標高差以上に見えます。ここで地図を確認。地図上には獅子戸岳山頂を経由し新燃岳・獅子戸岳分岐に到るコースだけですが、足の負担を軽くする為登りを避けて、ショートカットのつもりで南東に伸びる尾根の踏み跡を辿ってみましたが、しばらく歩くと踏み跡が消えた。マズイ!この頃には新燃岳もガスって見えなくなる始末、、たぁ~さん、悪い!1381ピークまで戻ろう。時刻は16時半、日も傾き始めてます。道迷いはこんな時に起きるのでしょうね。ゆっくりと来た方向を確かめながら戻ります。1381ピークより登山道に復帰し鞍部に下ります。しばらくすると新湯方面の標が現れ道は二手に分かれます。地図にはない道ですが、明らかに獅子戸岳山頂に向かわず分岐に出る道のようですね。40分かけて新燃岳・獅子戸岳分岐です。ミリシマミツバツツジの散ったコースを休み休み下山にかかります。新湯温泉に到着が19時。

誰にも会わずにたぁ~さんと二人で歩ききった今回の霧島、静かな山行でした。未踏のピークも幾つか踏めたし大幡池も素敵だった。ミヤマキリシマも綺麗に咲いてたし、、、たぁ~さん!足はシッカリ治療してくださいよ。山は逃げない!!