低山徘徊の記 プラス 日常ブログ

日常生活、九州のお山の散歩や芋焼酎・・・そんな自分の好きな事だけ書き散らす。どうでも良いよな、ブログですね。

「九州脊梁山地を続けて歩く」

2015-04-29 17:26:45 | 徘徊の記(九州脊梁山系)


2013年8月22日
ゴボウ畠~向坂山~杉越~白岩山・水呑の頭を周回。
10月13日 
ゴボウ畠~杉越~扇山の霧立越を往復。


2014年9月13日
 ゴボウ畠~向坂山~三方山~椎矢峠を往復。帰路に向坂山から杉越に下り、霧立と向霧立の間の稜線をつないだ。


2014年10月11日いよいよ向霧立へ
椎矢峠~高岳を経て国見岳を往復。


2014年10月18日 今度は向霧立を逆方向から峰越峠~烏帽子岳~五勇山~小国見岳~国見岳を往復し扇山から霧立~向霧立の峰越峠までの稜線がつながった。

と、書いてみても山歩きをする人以外は良くわからない方々も多いでしょうね。

九州中部を北東から南西に走る山地が九州山地です。「九州の屋根」とよばれ、大分・宮崎・熊本・鹿児島の4県にまたがります。幅は最大で約80km、長さ約150km。最高峰は大分・宮崎県境に位置する祖母山(標高1756m)で、北の祖母・傾山塊、先週歩いた本谷山もこの山塊のほんの一部。中央の国見岳・市房山塊、南の白髪・国見山塊に分かれます。特に中央の国見岳・市房山塊を称して九州脊梁山地とよび、熊本県と宮崎県の県境をなす国見岳の稜線を向霧立(むこうきったち)。日向灘に流れ込む耳川の上流部を挟んだ宮崎県側に並んで続く稜線を霧立(きったち)とよぶ訳です。

要するに扇山から峰越峠まで切れ切れですが歩ききったと言う事で、後はココをテント担いで一気に歩いて終わり、みたいな気持ちでおりましが、、イロイロと調べてみたところによりますと、ナンノなんの、マダマダ続く稜線歩き、すごい方々が居るもんで。峰越峠の峠道を挟んだ反対側には白鳥山へ向かう登山道、南へ銚子笠を越え不土野峠へ続く。同じく白鳥山から南西へ水上越へ山犬切を越え石楠越へ、そこから更に岩茸越へ至る稜線が、、国見岳からは北西に京丈山へ続く稜線が!?これを歩ききってる人も居たりして、いやはや、私ごとき亀足徘徊者に九州脊梁山地稜線歩き完歩は夢なのか?でも歩いてみたい!、、とんでもないモノに嵌っちゃったかな?

本谷山 1642.8m(宮崎県・大分県県境)

2015-04-25 23:57:06 | 徘徊の記(祖母・傾・大崩山系)

先週、たっくん隊長と歩いた「二つ岳」より眺めた祖母山から傾山に続く長大な山々の連なり。目の前に見える、あのどっしりと柔らかく広がる本谷山への稜線を歩いてみたいなぁ、、と思い始めたら、、もうこれはどうにも堪らない。

3週連続アケボノツツジ追っかけ歩き。尾平越トンネル宮崎県側に7:00に到着。先客1名、古祖母山方面に登って行かれた。私は本谷山古道の立て看板を7:15に出発。さぁ~てと、アケボノツツジは咲いているのでしょうか?

トンネル入口の標高が約970m。地図では稜線が1170mあたり、標高差約200mの杉林の急登です。

喘ぎながらも25分で稜線。祖母山~傾山までの縦走路です。朝日が眩しい。

飛び出た稜線上の眺め。右手から祖母山、裏谷岩・天狗岩・烏帽子岩、、いつみても怖いくらいの連なりです。

おりょ?首なしお地蔵に真ん丸石を載せてある、思わずワロた、誰の作品だ?

縦走路上はそよ風だけど一汗かいたので寒い。風よけを一枚羽織り本谷山に向けて歩き始めると、いきなりアケボノツツジに対面。

先週の二つ岳での青空より今日の青空の方が明るい!いいねいいね!

なんだか、えらく殺伐とした雰囲気、、大木の立ち枯れが並ぶ。

水場の立て看板。下から流れの音がするので柵を開け下りてみましたが、、水はキレイそうですが、、周りがねぇ~!?焚火の燃えカスなんかがそのまんまで好きじゃない。

8:15右手にチラリと見えた山頂標識。丸山と言う名前。三角点があるので地図上の1334.2mですね。ここで一服。静かです。鳥のさえずりとそよ風の音のみ!

すぐ先にまたまた??倒木ばかり、どうも違和感、笹道もない・・元々こんな道?


でも、アケボノツツジは咲いてるね。古祖母山をバックに。

ふと気づくと右手に先週渡った上岩戸大橋が見えてます。と、言う事は、二つ岳ですね。方向的にここから見ると二つには見えないので今まで気づきませんでした。

この辺りから低い笹が出てきます。更に進むと、結構、背の高い笹が両サイドに現れる、でも、スカスカの状態で疎らに立ち枯れてる感じです。背丈に近い高さの笹道がずっと続くのが本来の祖母・傾の縦走路の姿ではないのかな?

なんて、考えながら歩いていると、、おおっ!本谷山山頂。9:30到着。展望は良くありませんが木々に囲まれなんかよい感じ。この時間なら一気に笠松山に向かおうか?う~ん、いやいや、喉も乾いたし、小休止。のつもりで、開けたビールの500ml缶が、、思いのほか、回ってしまい、ほろ酔い気分、、


かれこれ1時間ちかく、だ~れも居ないのをよいことに、地べた座りでスミレを写してみたり、自撮りをしてみたり、すっかり笠松山へ向かう気持ちは失った。まっ、、いいじゃないか。気ままな独り歩きなんだし・・・・

復路はダラダラ歩き。縦走路から外れたアケボノの咲く岩尾根でウトウトしたり、、でも、、尾平越トンネルの上を歩いておきたい、、古祖母山方面の登り口分岐まで少し足を延ばした、、トンネル上のピークより歩いてきた本谷山方面を望む。

二つ岳 1257m(宮崎県)

2015-04-18 23:57:04 | 徘徊の記(祖母・傾・大崩山系)
先週二上山の帰り、五ヶ瀬町から高千穂町に向かう国道218号線上で目に入った双耳のお山、あれはなんだっけ?そのまま日之影川沿いに県道6号線で宇目町を目指します。ウネウネと走る川沿いの狭い道に嫌気がさし始めた頃、右に仲村橋、日隠林道の入口。日隠山や五葉岳の登山口に向かいます。ここを過ぎてすぐ左手に二つ岳の標識。ああ、先ほどの双耳のお山は二つ岳。上左写真は古祖母山から見た二つに見えない二つ岳。右は鹿納山から遠くに見えるしっかり二つの二つ岳。

よくよく目にしていながら登った事がない。帰宅し調べてみると本谷山から続く尾根上にある山頂付近にはヒカゲツツジの大群落があるようです。もちろん、アケボノツツジも咲いているらしい。今日は鹿児島たっくん隊長と道の駅高千穂で合流。高千穂町の富野尾から歩きます。目の前にはなだらかに古祖母山が聳えます。


いきなりの急登ですが樹間に見える古祖母山の景色と九十九折れの道にそれほど疲労感は感じません。

中腹道沿いにはすでにヒカゲツツジが開花。ツツジと言うが葉っぱはシャクナゲっぽい、、まっ、どちらも同属か。

9時半。約1時間の登りで林道 黒原・煤市線に。立派な林道ですね。林道直下の崖下や法面上にアケボノツツジもちらほら。

林道を歩き、二つ岳煤市林道登山口に到着。立小便じゃないですよ。絶景を撮影中。

二つ岳のアケボノツツジはどうやら、鹿納谷や二上山のように群生している訳ではなさそうですね。あっちこっちにチラチラと出てくるピンクの花。

それでもやはりすきです。青空にピンク。

中央に本谷山。左手に見えてるのは大障子岩かなぁ?右手には傾山。

少し上がった展望岩からは、、うわっ!これはすごい!左手から兜巾岳・五葉岳に鹿納坊主。日隠山との間には大崩山も見えてます。周辺の名だたる山々が一望です。

二つ岳1257mと一旦下って登り返す二つ岳南峰1260m山頂記念写真。山頂のヒカゲツツジ群落は残念ながらまだまだ蕾。

ミツバツツジ見頃かな。

と、、いろいろ書きましたが、、今回一番感動したのは、下山時に見つけたクヌギの落ち葉の虫食い穴から奇跡的に、健気に咲いた小さなリンドウ一輪?

二上山 男岳1082m・女岳989m(宮崎県)

2015-04-11 23:59:58 | 徘徊の記(その他の山)

毎年この時期になるとチェックする「五ヶ瀬観光協会 アケボノツツジ情報」。8日に確認すると、、情報提供を開始。、で、いきなり、半分以上が開花だって?と、、すると週末が見頃!天候はどうだ??

前日までの雨も上がり晴れ模様みたい、だったら居ても立っても居られない。

眠い目をこすりながら、、スパッと300km超を走りきり五ヶ瀬町二上山へ。林道からも女岳斜面がピンクに見えた。よっしゃ!!

女岳の登り口周辺は、もう路上駐車された車が一杯。んじゃ、私は男岳へ。少し標高の高い男岳はまだ薄雲の中、、おりょ?杉が越にも7台が止まってる?登山口のミツバツツジを取り囲みシャッターを切ってる10名近い方々に「うえ、アケボノ開いてます?」とたずねたが??、「花はありません」「二上山はどこですか?」と聞かれてしまう。「ここですが!?、」女岳の存在と満開を伝えると、皆さん一気にそちらへ。駆け上がった男岳山頂は雲の中、、東斜面の下の方に咲いているがこの付近はまだですね。山頂で出会ったご夫婦も残念そうなので女岳を案内するとスタコラ下山された。

で、女岳へ。先ほど登ってみた男岳を背景に一枚。毎年訪れる場所なので代わり映えのしない写真ばかりですが、フワフワのピンク、鳥の声に大いに癒される。

男岳登山口で出会った一行にすれ違うと満足気にお礼を言われてしまった。

1時間半、たっぷり花を眺める、、男岳山頂のご夫婦も登って来られた。「ここは最高ですね、、」今日は良く人に感謝される、私にとって滅多にない半日。