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低山徘徊の記 プラス 日常ブログ

日常生活、九州のお山の散歩や芋焼酎・・・そんな自分の好きな事だけ書き散らす。どうでも良いよな、ブログですね。

英彦山1200m(福岡県)

2008-10-25 21:19:28 | 徘徊の記(その他の山)

今年は台風が少なく紅葉は期待できると聞いた、、ならば、ウツウツを削ぎ落としに出かけてみよう、、と福岡県の英彦山へ。
      
豊前坊よりまずは北岳を目指します。英彦山と言えば古くからの修験の山。豊前坊は天狗の宮とも呼ばれてます。雰囲気は十分です。修験者の気持ちで登ってみようかな。

15分かけ望雲台との分岐、左上よりなにやらギャ~ギャ~と悲鳴に似た喧しい声が。望雲台の鎖場に団体さんが取り付いているようで、この手の輩に遭遇すると狭い鎖場は大混雑。垂直100mを超える岩壁から望む景色は素晴らしいんですが、今日は止めときましょう。大汗カキカキ20分も登るとやっとお目当ての紅葉がチラホラ。一週間早かったかな?10年程前に登った時にはなかった木段なんかがあったりして登山道も変わるもんだねと思ってみたり。

北岳山頂まで1時間20分もかかってしった。生憎、斜面を這い上がってくるガスで展望はなし、色づき始めた紅葉だけが唯一の救いです。

中岳までは大した登りもなくブナの黄葉を楽しみます。下草が笹で大好きな趣の道です。
      
英彦山中岳山頂は思いの外、大勢の登山者で賑わってます。人の少ない一画に陣取り山頂ビール。お湯を沸かし暖かカレーヌードルにお握り。幸せですね!人心地ついて気づくと山頂上空は青空!紅葉も1200mのこの辺りはちょうど良い時期なのかも知れません。更にうれしい事に雲の上に覗く九重の峰々も見えました。つい「あっ、九重だ。」と呟いたらしく、、「どこ?どこ?」、「やっぱりそうですか!?」なんて周りがガヤガヤとカメラを向けだす始末、、少々気恥ずかしくなり、、スタコラ来た道を戻ります。

下りは1時間弱で駐車場に到着、、、さてさて、どこかで汗でも流してかえろうか?と発進したマービーの中で考えながらゴソゴソ、、、と、、、と、、、と、、、け、け、携帯電話がありません!?やっちゃいました、、山の藻屑です(涙)、、、腰のカメラバックのサイドに入れてたのを北岳山頂を過ぎる時には確認してます。公衆電話をやっと見つけ自分の携帯を呼び出しますが、圏外。田川市のauショップでGPSで所在確認をしてもらいますが、、圏外では探査の方法なし、、やむなく一時利用停止の手続きをして、、帰宅。

結構お気に入りの端末でしたので、モヤモヤと、ならば、「よっしゃ、明日もう一回登って探す!!絶対探す!」まだ人の登る前に朝一登山決行です。翌朝、暗い内に出発、登山口の神社に拾得物の届けはないかを確認し入山。ペットボトル2本のみでスピード登山です、でも目を皿のように地面や藪の確認をします。、北岳直下まで35分、鎖場の途中の岩と岩の間の窪みの落ち葉の上に転がる朝露に濡れた我が黄色い端末発見!!電池は消耗し切ってますが、何処にも傷なし!朝露も防水仕様なので問題なし!!落とした場所が左右どちらに5センチづれてても谷底マッ逆さまの本当に山の藻屑の危機一髪。俺の日頃の行いが良いから出てきたんだ!!って、非常に喜んだのですが、よくよく考えれば、行いの良い方は、そもそも、携帯紛失の挙句、2日連続同じ山の登山なんて、、目にはあわない訳でして、、普段行いのあまり良くない、私への英彦山の神の軽い警告!?だった、、の、、かな??

斟鉢山500m(宮崎県)

2008-02-11 21:55:39 | 徘徊の記(その他の山)

娘の大学受験会場がM大学だと?我が家からはちょっと交通の便が悪いらしい、行きも帰りも私が送迎らしい!?、、まっ、已む無しか。と言う事で、、娘の受験中は親父は斟鉢山へ行ってみよう。M大会場へ送り届けたあと、丸野の駐車場到着が9時20分。

9時30分に歩き始める。まずは加江田渓谷の「かえで橋」を目指す。約30分。かえで橋を渡り登山口へ到着。


東ルート取付をやり過ごし更に奥へ、板橋を二つ渡り、渓谷沿いをここで左折、直登コースで行こう。植林された杉林の中を登ります。小さな岩尾根を渡り、回りが自然林に変わる、フト後ろを振り返ると、、樹林の間から僅かに覗くのは「双石山」の山頂部分でしょうか?暫く歩くと分岐。古い標には「ねむの木つり橋」や「西斟鉢山」、×印なんかが表示されてて???わかりづらい、ここは一番新しい赤い矢印に従う。


ここからは木の根や小岩のむき出しの尾根の急登道。高度を上げると木々の間に花切山方面の稜線も見えてきた、、まだまだ登るなぁ~(汗)。ひたすら登ると傾斜が緩んだ、、山頂か?いやいや甘かった。稜線上に出たにすぎない、、登って下って、、小ピークのアップダウンを繰り返す、、、今度こそ山頂?11時30分、やっと三等三角点の山頂でした。

宮崎市海岸方面にズバッと大展望です。右手には巨人軍がキャンプ中の宮崎県総合運動公園のスタジアムも見えています。ビールを片手に展望を楽しみますが。、、ううっ、、風が冷たい、、一気に汗も引いてガタガタふるえる山頂ですね。

七熊山928.9m(宮崎県)

2008-02-08 17:23:25 | 徘徊の記(その他の山)

親知らずの抜歯に「大腸憩室炎」で絶食治療と点滴治療を一週間、、歩くとフラリと目眩を感じた。その他諸々、ど~うもうまくない1月だった。クサクサとした気持ちを切り替えようと、予てから考えていた綾町・小林市境の「大森岳」を目指してみた。綾第一発電所からのコースは県道360号が通行止めでした。竹野からのコースはゲートが在る為、林道歩き10kmで却下。多古羅川から直登するコースを選んだ。県道26号線を綾南ダムへ向い途中を綾南林道へ右折、、、おっ?え?、、林道入り口にゲートが、、ここもですか?まったく予想をしていなかった訳で、、登山口までどの位かかるのか不明です。

中止!!須木町に抜け、温泉でも入って帰りますか、と軟弱虫に従う。綾南ダムを過ぎる頃、左手に大きな道路が登っているのに気付く。大規模林道である、マービーを突っ込むとドンドンと高度を上げて行く。皮肉な事に「大森岳」の姿が見渡せる高さまで車で登ってきてしまった。景色を眺めながらゆっくりと走っていると、、一瞬、「○×山登山口」の杭が目をかすめた。緊急停止に緊急バック、「七熊山登山口」だって!しかし、、聞いた事もない山だなぁ~。標高も928.9m。山頂まで約60分と記載してある。少し物足りないし何の知識も持ち合わせない山だが、せっかく見つけた登山口だし、、迷わず踏み込む事にした。

薄暗い枯れ沢をいきなり急登する。霜柱があちこちに顔を覗かせる。ピンクのリボンや赤テープを辿って行くと沢を突き上げすぐに尾根道に飛び出す。ここで痛恨のミスみたい。尾根道は右手に緩やかに登り、左手には下っている、、何のためらいもなく右の登りを辿ってしまった、、赤テープも行く手に続いていたが。20分位歩いただろう、、おかしいなぁ!?道は下り始めたし、テープも消えた、、右手下には林道が見える、、地形的にどう考えても先にピークはなさそうだし!踏み跡を引き返すがいつの間にか尾根から外れてます。強引に尾根に復帰しようやく赤テープ発見。元の地点に戻る。先に進むと????ピンクのテープが張ってあり、、どう考えても通せん坊である。無視して直進、振り返ると最初に登ってきた枯れ沢方面にピンクのリボンが下っている、、、なるほど!!枯れ沢の途中から左手に尾根をに上がればここにたどり着き、右手には行かないようにテープが張ってある訳だ。枯れ沢を突き上げすぎてこのテープの向こうに飛び出しコースミスをしたようで、、、なるほど、なるほど、一人納得。後はもう踏み跡を辿って歩くのみ。しかし滅多矢鱈とあちこちにピンクのリボンと赤テープ黄色テープが出てくるようで、、却って迷いそうですね。倒木も結構多いしな~ぁ。

樹林の中を赤テープを選びながら黙々と歩く、ん!?遠くに犬の吠える声が聞こえた、猪猟かな?藪の中からいきなりズドンは勘弁してほしい。口笛を吹きながら進む。T字路っぽい場所に来た。どっちだ??左に折れると右手の樹林の間に本日当初の目的地の大森岳がドンと望めた。送電線巡視路を一気に直登するコースもはっきりと見えてるな。本当ならあの辺りをハァハァゼイゼイと登っていたはずなんだがなぁ、、、、。

暫くユルユルと登り、、樹林の先が明るい、ん、、山頂??

七熊山山頂に飛び出した。周りはグルリ樹林で展望はなし。三等三角点が鎮座する。ザックを放り出し立ち木を背にして落ち葉の上にドッカと腰を下ろし一服。900mを越える山頂は風がそよぐだけでブルブル。風を避けて地面に大の字に寝っころがる。おおっ、少し暖かいかな。山頂上空の青空がこれまた素晴らしい。

自宅に帰って調べてみると七熊山は宮崎百山の一座でした。
歴史的に見ると、1597年に始まる島津藩による一向宗の弾圧に対抗した信者たちの講の拠点であったり、1877年、西南の役では薩軍と政府軍が二日二晩の大激戦を繰り広げた舞台がこの七熊山であったりと。結構、血塗られた歴史の地だったようですね。こわぁ!!

花切山669m(宮崎県)

2007-11-10 23:33:27 | 徘徊の記(その他の山)

9月に歩いた湿度ムンムンのトロッコ軌道の谷、宮崎市南部の「加江田渓谷」。この渓谷の東にそびえるのが鵜戸山地。その中でも宮崎平野側から「斟鉢山」500m・「花切山」669m・「岩壷山」738mと連なる部分を徳蘇山系と呼ぶらしい。標高500~700m級がずらり並んでいる訳ですね。鹿児島のたぁ~さんが久々に何処かに登りたいと言う。我が家から登山口までマービーで3、40分の距離。燃料代高騰のおり、それじゃ二人とも比較的近場にあたる、徳蘇山系を一回で全部済ませちゃおうと出かけたんだけど、少し考えが甘かったようです、、朝9時、たぁ~さんの車は丸野の駐車場へ。我が愛車で椿山森林公園へ到着。9時半、椿山キャンプ場までは足で山道を下る事にしてスタート。だ~れも居ないキャンプ場を過ぎると登山靴を脱いで渓谷を渡る「超熟女4人組」に出会う。丸野まで下るんだそうだ、ナカナカ賑やかなハイキングですね。渓谷を5分ほど一緒に歩き、超熟組は加江田渓谷を下っていった。我々は花切山山頂を目指し椿山コースへ分岐。のっけから倒木のオンパレードじゃないですか!?ほとんど登りも無く、約20分で尾根コースと滝コースの分岐が現れる。さて?どちらに参りましょう?一服し考。

ここは変化を求めて滝コースを選択。ここからズンと高度を上げる。

約20分、密生する照葉樹林に昼なお薄暗く、滝の前には倒木が横たわる「鏡洲万葉の滝」である。目測10m弱ってとこですか?

滝の横を巻いて登るといきなり崩落地。道を崩れてきた岩が埋めている。幸い通過には全く問題ありませんでしたが、ここからがまた長く、何の展望も期待できない薄暗い森の中を歩く歩く。途中に枕木が何本も埋まっているのに気づいた。驚いた事にトロッコの軌道は渓谷沿いだけでなくこんな山の中まで引きこまれていた訳です。新たなる発見。さらに進むと、どうも炭焼窯だったらしい場所にでる。藪の中に崩れかけた石積みと、土の色が真っ黒な部分が覗いている。山で暮らした昔の人の痕跡にただただ感心するばかりです。

喘ぎながら登っていくと左手上に土中から湧き出る水が流れ落ちる音が聞こえます、しかし流れ落ちた水はまた唐突に地面の中に消えていき、流れの痕跡はなくなるのです。自然の神秘。足を垂直に置くことのできない登りにアキレス腱が悲鳴を上げてます。上を見上げると木々の間に青空がチラチラと見え始めた、尾根は近いと頑張るんだが、、、脹脛はすでにパンパン状態。

そしてやっとの思いで尾根の上に飛び出したようです。滝からゆうに1時間を費やしてやっと尾根コースに合流。時計は11時40分、小休止。本日初の展望!ここからが両サイド転がり落ちそうな更なる急登。しかし打って変わって木の根や岩が階段状で足を垂直に置けるので足首・脹脛への負担も随分減り歩きやすい。約30分で花切展望所到着。渓谷を挟んだ向うには双石山。

そして宮崎市内大展望!あり?シーガイアオーシャンリゾートあんなに低かったっけ??

展望所で展望し過ぎて、、花切山山頂到着は13時。それにしても、さっきから出てくる看板がデカすぎません?山頂東面の展望を得る為だけの様な意図を感じる伐採、、いままでのコースが野性味溢れ面白かっただけに、少し残念ですね。お結びの昼飯。さて、これから斟鉢山方面に向かおうと渓谷入り口に置いてあった「宮崎自然休養林エリアマップ」に目を通す、ええっ?この稜線歩きのコースタイム、赤松展望所まで80分、そこから斟鉢山までまたまた80分・・・3時間っすか??斟鉢山到着は16時を過ぎるのですか?やむなし斟鉢山は取りやめて、今登ってきた尾根コースの途中からあかご淵コースで渓谷へ、このあかご淵コ-スのタイムだけでも120分と記入してあります。急がねば!!

渓谷の照葉樹林の森の中、日が隠れればすぐに暗くなっちまうってんで、最大戦速で下山にかかります、が!?、あっけなくあかご淵に下り着いてしまった、、マップ記載の半分の時間もかかっていません。案外、斟鉢山経由でもコースタイム半分でよかったのかも知れないと、二人ブツブツ。時間に余裕ができすぎたので多目的広場で二人してのんびりとコーヒータイムと洒落込みます。まっ、こう言ったユッタリ時間も良いのかもしれません。それでも丸野到着は17時前、、、斟鉢山経由、、未練!

稲尾岳930m(鹿児島県)

2007-09-27 23:57:34 | 徘徊の記(その他の山)
            【岩の上から見た稲尾岳遠景】

ありえねぇ~なぁ。面接したら合否は直ちに連絡しろって!そんな体質の会社?採用しても行ってやんねぇ!

とクサクサしても始まんねぇから出かけて来た、、朝、大幅にお寝坊で5時半発。佐多岬手前の稲尾岳。甫与志岳も続けて終わらせようと思ってたけど、、今回は稲尾だけ、うん?(言葉足りず)、、岳だけ(変だ!)、、くそぉ~、、要するに稲尾岳だけ。
太平洋から吹き付ける湿った風が、稲尾岳にぶち当たり次々に雲がわく。照葉樹林の中に雲が流れ込んでくると、、独りじゃ、神秘的を通り越し、不気味でもある、、それもまた良し!