じゃらじゃらフォトセラ

箕面の身近な光景、草木や花の造形、神戸・京都などのんびり散歩しています。ゆったりカフェ気分でフォトセラピー(^o^)

撮影に一番大切なもの

2006-11-06 | 【 じゃらじゃらしたこと 】







撮影に大切なもの


実は、11月1日に書いた日記に続きがあって。

“一番大切なもの” そう、撮影に関して言うと
オレの場合、一番気にしてるのは・・・

「背景」かな。

もちろん、写真は光りがあって、その濃い薄いが色や形を見せてくれるわけだから
一番はそれなんだけど、写すときに自分でコントロールして、変えれるものっていうのが背景。

スタジオ撮りなら光りさえも撮影者がコントロールするんだけどね。
自然な撮り方の場合、日光や街灯がライティングになるわけで、
大抵それらは動かせないから。

自分が動くか、雲や枝葉に隠れるポイントを探すことになる。
で、その「背景」を変えるという例えになるかな、と思って、あの写真。

自分では、太陽のライト、ある程度コントロールしてる。
動かす、という意味じゃなくて、いい位置に来た時に撮る。
いい位置にある場所へ移動する。
いい位置になければ、来るまで待つか、
いい位置にくる時間帯に再来して撮り直す。

だから、そういう意味では、被写体だけを見ているってワケじゃない。
いい被写体だな、と見つけて思っても、ライティングが良くなければシャッターは切らない。
そういうの結構あるんよね。押せないなあ・・・って、ウロウロしてたり、
雲が途切れる(或いは逆に雲がやってくるのを)まで、ずうっとそこでカメラ構えて待ってたり。


あの写真は、その点で、待って撮った写真の一つ。

全体をみると、一枚目のように、あまり絵になるところではないんだけど。
それも下の方にオレンジの線が見えるのは、道路の中央分離線。
高い位置にある花壇で、網のフェンスの向こう側、下には車道が走ってる。

で、背景にはその道路の部分が入ってるわけなんだけど。
かなりボカしてるから、道路とは分らないと思うけど、
単にアスファルトのグレーとその他の葉のグリーンだけじゃない。
白くトンでる部分、そこが光って光彩になるように撮ったんだけど、
実はそれは下の車道を走る車を利用。

こちらへ向かってくるもので、低い車高の車のフロントガラスが太陽を反射してることに気が付いたから、その光りがフレームの中に入るようにして撮った。

何台もの車を待ったし、シャッターのタイミングも何回も試して、ようやくなんとか写ったかな、というのがあれ。

ホントなら、光線状況からいってあの位置に光彩はこない。
ケド、ファインダーの中に光りの模様を出したいな、という思いが偶然だけど実現できた。そうでないと、背景はもうちょっと暗いグレーになってるんだよね。

そんなことで、ちょっと自己満足してた一枚なんだよね。

写真は「背景」これ、オレの一番大事なモットー。

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