じゃらじゃらフォトセラ

箕面の身近な光景、草木や花の造形、神戸・京都などのんびり散歩しています。ゆったりカフェ気分でフォトセラピー(^o^)

メル・ギブソンのこと

2006-08-19 | 【 映画の話 】
大好きな俳優の一人(監督でもある)のメル・ギブソンのニュースを聞いた。

アルコール中毒だそうで、病的な深刻さをもつものだということらしい。
先ごろ、飲酒運転で捕まったのだけど、飲酒の癖はかなり悪いみたい。

で、禁固刑になるところを(アメリカらしく)社会活動に奉仕するということで
保護監察付きになって禁固は免れたという。

俳優のニュースではもう一人。
ロビン・ウィリアムスもアルコールに依存があるらしく。


あんなに大きな仕事をする人達が(だからこそか?)
酒に溺れるというのは聞いていると辛い。


悩みはどんな人にもそれぞれあるだろう。
自分みたいな、特に社会的な立場も(金も名声も(笑))なくても、それはある。

彼等のように大きな仕事や多くの人脈、特殊な立場・・・etc
そんなことに関わらず悩みは誰にもあるだろう。


で、話しや悩みを聞いてくれる相手に「酒」を選ぶというのはよく分る。
悩みの大きさはこの際横に置いておき。

「お酒くん」は、黙って話しを聞いてくれる
何も文句を言わず、一人にしてくれる。
誰にも分ってもらえないことを、受け止めてくれる。

誰にも、聞いてもらえないことを、ひたすら頷いて聞いてくれる。
そして、その後はすぐに(何も悪いこと考える暇もなく)眠りへと導いてくれる。


自分にもそんな、「お酒くん」の友達がいるから分ること。

でも、「彼等」はちょっと悪い癖があって。

誰よりも効果的に慰めてくれるけれど代償も大きい。

人間関係でも、この代償に辟易とすることがあって
それがイヤで「お酒くん」に頼ることになるのだけれど

「お酒くん」に払う代償は自分を痛める。
肉体的にも、精神的にも。
依存が強くなるし、肉体も健全ではなくなってくる。
言動や理性にも悪しき影響がでる。

実際の友人としたら、付き合いを避けたい悪友だよね。

でも・・・他の人に話せない悩みを聞いてくれるのが
彼の他にいないとしたら・・・


その辛さ、わかる。


メル・ギブソンのことをよく知っていた訳ではないけれど
彼の生活スタイルや志向も好きで憧れの一人だったので
そのことにかなりショック。

悩みは内容の良し悪しとは別に、その人の中で大きな価値を占めること。
悩みの内容は人によって違うけど
何に悩むのか、どれだけ悩むのかは当人の感受性にもよる。

他人が聞いたら、「なんだそんなこと」かもしれない。
でもね、“そんなこと”と言われることに悩んでる自分を見つけたら
もう、他の人には話せなくなるんだよ。
理屈じゃなく。

憧れの人が、(自分とは違って悩みなんか克服してるだろうと思ってるのに)
やはり抱えきれない何かを持っていて、「酒」に溺れてしまっているというのは
やっぱり、ショックやな。



メル・ギブソンはしばらくの間、「彼等」と絶交しなくてはいけないね。

そして「彼」に代わる、本当の意味での友人を見つけることができるといいね。
ホント、切に、そう願う。
誰あろう、この自分のことでもあるんだけどね。。。。




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