じゃらじゃらフォトセラ

箕面の身近な光景、草木や花の造形、神戸・京都などのんびり散歩しています。ゆったりカフェ気分でフォトセラピー(^o^)

箕面芸術祭 『レビュー 銀河鉄道の夜』 に思うこと

2012-03-12 | 【 よしなしごと 】
3月10.11日と二日間の公演 箕面芸術祭 「レビュー 銀河鉄道の夜」は終わった


ゲネプロで全編通して観ていたので、もう分かったつもりでいた。


なかなかいい舞台だな。。。  なんて、思ったりもしていた



で、昨日は本舞台。
二日目の、最終の方。


舞台っていうのは、“生モノ”  生きてるものなんだな、と改めて思った。


“表現”って難しいな
“伝える”って難しいなとも思った。


ゲネを観てたって、舞台を観たことにはならないんだ
舞台では、また違ってくる



目に映るものも、耳に聞こえるものも、また違ってくるんだ
ほんの、一回二回の経験値でしかないものが、成長していたりもする

気迫や、感情のこもり方が違っていたりする
間違えたり、もする

それら全部、観る側と、その場で共有することになる


光だって、楽曲だって、聞こえる音の総てが、表現に繋がっている

それらのまとまりが舞台を創り上げている


編集をくりかえし、いいところ、完全なものを創り上げる映画などとはまた違うね。





自分は、関係者側に近い位置にいたと思う。
だからこそ、入ってくる情報が、一般に初めてその舞台を目にする人と違うものもあると思う。


なので、なるべく、事前の情報は入れないようにしていた。




今回のレビューは、「銀河鉄道の夜」をベースに、宮澤賢治の童話・詩などを数本、編みこんだもの。

もとは一遍一遍独立した話のものを、総合的につなげて見せるのは難しいんだろうな。。
そこらへんが、一本のストーリーものとは違っているところか。

まあ、オムニバスってことか



自分の知らない話も、どの舞踊・曲でどの話をするのかも、あまり情報入れないようにしていた。

あえて、台本や童話も読み直したりせず。



すると。。


分かりにくい点、伝わらない点も確かに出てくる。。

そこが、難しいな、、と感じた。


後になって、パンフレットや解説をみて、なるほど、、と思うこともあれば、
そうは受け止めてなかったな。。なんてことも。



昔からずっと考えていたことだけど、答えを知らないままできたこと




“表現に正解はない”



狙いがどうであれ、意味や意義をどうもっていようと、結果、どう捉えられたか、

どう、伝わったか



それが表現物に与えられた宿命



でも、逆に、理屈抜きで伝わることも、確実にある



ゲネで観たときと違った気迫を感じたことがあったし


表現者の想いが伝わるものもある



正解かどうかは、観る人のもの


観る人に、何を、どう、伝えるか、伝えようとしたか



一番、思ったのは


「声」 っていうのはすごいなと


弦楽器のように震えるものなんだな、と


踊りも、光も、もちろん音楽も、「震える」もので
その震えが揺らぎが伝えに大きな力を持つんだなとは思っていたけど


声 もすごい震える  


そう、感じた。




あ、表現といえば


言葉の中に 東北の方の方言が残されていて、懐かしかったな。


言葉だって、表現。


故郷に近い言葉はやはり、心をくすぐる



構成上、難しいこともいろいろあるんだな、とは思うことあるけど、
そこはそれ、観る側には関係ない。
作る側の憂いだから、あえてそこは言わず。


観てよかったな

ひいき目、じゃない、とは言えないかもだけど、


でも、伝わってきたものは本当だし

よかった。観てよかった。


また、次が楽しみだな。

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