格安ツアーバスの相次ぐ撤退について

2013-10-01 11:01:33 | 時事

昨年、関越道で起きたツアーバスの事故を受けて、高速バスの規制強化が進められています。

運行委託を受けた貸し切りバスを利用する方式が、かなり厳しくなるそうです。

停留所での受付要員を確保したり、バスの保有台数に関する規定も設けられました。

結果、新制度での認可申請を行った会社は現状の約半数とのことです。

こうした動きは、個人的に大賛成です。

何事にも「限界」があります。

確かに、自家用車や電車で移動するより安く、しかも睡眠を移動時間に充てられるのは大きなメリットかもしれません。

しかし、命という、プライスレスな持ち物の安全が脅かされるとしたら、それは「限界」を越えてしまっていることになります。

どんなに有能なドライバーでも、睡眠を取らずして、あるいは睡眠不足のままで長時間運転を続けるのがいかに危険かは、運転免許を持っておられる方なら認められることでしょう。

こうした規制によって、格安ツアーバスそのものの存在が危ぶまれるかもしれません。

しかし、命には換えられません。

目的地に必ず到達できるという安心感を、道理にかなった金額を支払って得ていると考えるなら、こうした規制を歓迎することが出来ると思います。