オトン介護日記~未知の世界へ~

認知症になったオトンの介護日記。
不安と不満を延々ぶちまけます。

忠犬オトン

2014-10-28 23:40:14 | 介護日記
ハチ公みたいなかわいい犬だったらいいんだけどね。

70過ぎたじーさんがこういうことすると、正直ウザイ。

認知症の症状の一つ。
というか最たるもの。
同じことを何度も何度も聞いてくる。

特に多いのが、
「お母さんはどうした?」
「お母さんはどこへ行った?」
認知症が始まってから、オカン依存症になっている。

特にオカンが風呂に入ってる時。
「お母さんはどこへ行った?」
「今お風呂」
「そうか。ところで、お母さんはどうした?」
「だから今お風呂」
「そうか。ところで、お母さんが見当たらないんだけど?」
「だからぁ…(怒)」

…以下オカンが出てくるまでエンドレス。
志村けんのコントでこういうのあったけど、(「ところでメシはまだかねぇ」ってヤツ)
今となっては笑えない(T T)

でもって、これ一秒おきよ。マジで。
右向いて左向いたらもう忘れてるってまさにこのこと。
鶏だって三歩分は記憶してるだろうに。
毎日だよ、毎日。
毎日毎晩繰り返される。

朝はゴハンの支度している時ずっと、キッチンのテーブルに座って
オカンの後ろ姿を見ている。
洗濯をしている時も同じく。
居間にオトンがいて、オカンが洗濯を干す準備をしている時、
何度も何度も廊下を往復してオカンを探す。
見つけてまた居間に戻りまた探す。
時にはじっとその場で待っている。
さながら、主人の帰りを待つハチ公のように。

かわいいいの定義って、小さくて丸っこくって柔らかいってのがあると思うけど、
まったくもって当てはまらない。

今までなんて、休日はオカン残してゴルフ三昧の生活してたくせに。
途端にこれだもんね。
病気と分かっていても腹立つよ。

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