「和解のために」 朴裕河 著
それは 韓国のソウル東部地検が、慰安婦問題の学術研究書「帝国の慰安婦-植民地支配と記憶の闘い」の著者、朴裕河(パク・ユハ)世宗大教授を元慰安婦の名誉を毀損(きそん)したとして在宅起訴した件である。
声明は「言論に対しては言論で対抗すべきであり、学問の場に公権力が踏み込むべきでないのは、近代民主主義の基本原理ではないでしょうか」と指摘し
韓国の憲法が明記する言論・出版の自由や学問・芸術の自由が「侵されつつあるのを憂慮せざるをえません」との懸念を示している。
25日現在、抗議声明の賛同人は54人で、皮肉なことに 河野洋平元官房長官と村山富市元首相も名前を連ねている。
これに対し、ソウル東部地検は、朴氏の著書にある記述を「虚偽」と判断するにあたり、その根拠の一つとして慰安婦募集の強制性を認めた河野談話を挙げているのである。
つまり河野談話の内容が正しいのに、朴裕河女史の内容はそれと異なっているから正しくないのだと言っている。
地検の判断は河野談話を元にしているのである。
河野談話が強制性を認めていなかったら朴さんは起訴されなかったのだろう。
何の根拠もなく気軽にうかつに求められるままに談話を発表したおかげで、日本人が子々孫々まで汚名を背負い続けなければならない事実を河野洋平はどのように思っているのだろうか。
そんな河野洋平はこの抗議声明の賛同者の一人である。
村山元総理も賛同者の一人と聞いている。
談話のことについて尋ねられた河野洋平は「談話の意図が曲解されていると感じている。大変憂慮している」と語ったそうである。
まさに他人事だ。
この際 河野洋平は韓国地検に談話の意図が曲解されないよう改めて説明しなおすべきである。
村山元総理の助言をもらうのもいいのではないか。
場合によっては朴裕河は起訴を免れ、代わりに河野洋平や村山元総理が起訴されることになるかもしれない。
そうなれば日本人が慰安婦の呪縛から解き放たれることになるのである。
真実を語った朴裕河教授の勇気ある行動には頭が下がる。
彼女の「和解のために」(教科書、慰安婦、靖国、独島)を読んだことがある(2015/7/22ブログ記載)が、どの項目についても日本寄りの内容にはなっていない。
河野洋平や村山富市は慰安婦に関し自分たちの思いを彼女に主張してみればいい。
韓国人である彼女からきっと間違いを指摘されるであろうから、、、
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