『音惚花活気好@kakky』=垣内政治的《霊界物語学》の日記的な雑記の様なレポート状の諸々?

出口王仁三郎聖師による弥勒胎蔵経『霊界物語』を『音惚花活気好@kakky』的に学問してみるランダムレポート?

『音惚花活気好@kakky』的『第6章 暗雲消散(256)』分解(一)

2010年11月21日 19時36分56秒 | Weblog
霊界物語 第六巻 霊主体従 巳の巻 第一篇 山陰の雪

平成二十二(2010)年11月21日 旧10月16日(日)

 ここに月照彦天使(ツキテルヒコノカミ)、
足真彦(ダルマヒコ)、
春日姫(カスガヒメ)、
春姫(ハルヒメ)は、
悠々と温泉に入りて心身を清め、
いづれも携(タヅサ)へ来れる包みより立派なる衣服を取出し、
心も身をも新しく着換(キカ)へながら、
天地にむかひて恭(ウヤウヤ)しく天津祝詞(アマツノリト)を奏上し、
かつ感謝し終りて美山彦の居間に立現はれ、
細紐(ホソヒモ)をもつて手足を縛(シバ)り、
長柄(ナガエ)の杓(シヤク)に水を汲(ク)みて、
その顔面および全身に注ぎ酔を醒させけるに、
美山彦は驚きてにはかに酒の酔を醒し見れば、
四人の男女は枕頭に儼然として控へゐる。

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『悠々と温泉に入りて心身を清め、
 いづれも携(タヅサ)へ来れる包みより立派なる衣服を取出し、
 心も身をも新しく着換(キカ)へながら、
 天地にむかひて恭(ウヤウヤ)しく天津祝詞(アマツノリト)を奏上し、
 かつ感謝し』

筆者は今月の17日(水)に満五十歳の誕生日を迎え、
いよいよ「霊界物語」でも「始終臭い」などと揶揄される、
四十九歳を無事卒業するので、今月第一週目に、

朝拝「天津祝詞・神言・石笛・讃美歌・霊界物語拝読・感謝祈願・基本宣伝歌奏上」

させて頂く為の新しい衣服を新調した。

…といっても、何分低予算なので、なるべく家計に響かず、
小奇麗に見える程度のものなのだが、
「愛善苑東京豊玉分苑月例祭(ツキナミサイ)」で、祭員の皆様が着る着物の色に合わせた、
出来るだけ安価な青いトレパンと白いパーカーである。

それでもやはり「霊界物語」にもある様に衣類も神様なので、
これに着替えて各家月例祭(ツキナミサイ)を十年ぶりくらいに我が家で挙行させて頂いた。

普通の衣服はハンガーにかけたままだったり、布団の上に脱ぎっぱなしなのだが、
この祭祀用に揃えた上下だけは、百円均一で見つけたB4サイズのソフトケースに、
きちんと折り畳んで収納して、普段は着ない様にしている。

…とはいえ、実はパーカーだけは、先日、ここでも紹介した、

「MAGNUM FORCE(歌詞付き)~ 全世界のTOY GUN 愛好家たちに捧ぐ ~」



以上の映像の中でも着用しているのだが、これ以降、普段は黒づくめの恰好だ。

先月までは今年の猛暑もまだ引きずっていたので、
下はデカパン一丁、上はTシャツ一枚という、実にオープンな格好で、
毎日お祭りするのも容易であったのだが、
今月になって祭祀用の衣服を決めたら、心身お粗末な情態の時には、
なかなか祭祀をさせて頂けなくなって来たのがちょっと不思議だ。

この現象について、解釈はいろいろとあると思うのだが、
先月絶好調で毎日、家で祭祀させて頂けたのは、衣装に拘らず、
神様とナーナーの関係でやらせて頂けたからか?
もしくは厳格な神様の方が、
こんなオープンな態度の筆者を相手にしてなかったからなのか?

出口王仁三郎聖師も仰っているが、人間以外の生物は、
全て神様に対して無遠慮であり、大胆で用心深く堂々としているが、
唯一、人類だけが、遠慮とか礼儀というものに拘るもので、
筆者の場合、家でのお祭りまで衣類に気を使ったのは、
神様に対する礼儀心というか、遠慮とか慎みの様なものを抱き、
ちょっと神聖ごっごを楽しんでしまっているからなのかもしれない。
…とも、ちょっと思えている今日この頃でもある…。

そんなわけで今月は、よほど心身がシャキッとした時以外は、
祭祀が恥ずかしくて出来ない様な感じになってしまっているので、
…たぶん、これまで事情あって祭祀が出来なくなった間にたまった
心身の垢の様なものを浄化して頂いたり、
筆者の御縁の皆様の悪因縁なども、半分、瑞霊的役割でもって筆者が引き受け、
まとめて浄化する為に、六年ぶりに風邪をひいたのかもしれない。
…とも思い、また、地元横浜のみなとみらいに、
アジア太平洋経済協力「APEC」に参加した、
各国首脳が横浜に持って来た悪因縁などを、
筆者の肉体を通して浄化させられたのかも?

…などと神業めいた事を考えてもみたりもするのだが、実際、
今月は寒かろう冬に備えて食品以外の必要物資を、出来るだけ安価な品ばかり選び、
たくさん仕入れた結果、ちょっと早めに小遣いがいつもの月末近くの額になったので、
風邪を引く前に、神様に対して、

「出来たら今月は月末まで無駄遣いせずに、
 今ある物だけでやりくりしたいので御加護お願いします。」

…とお願いしたら、途端に風邪をひいて外出不可能になったので、
その後、今日まで、必要経費以外は一銭も使わずに済んでいる現状である。

月末近辺にどうしても外出の必要があるので、
この経費だけは出費せざるを得ないのだが、それは最初から想定内なので、
筆者としては実に、

「災い転じて福となす」

…的な、神様の御加護を感じているところである。

今日まで鍋物とカレーと米飯と、
プラントミネラル原液という筆者愛用のスーパーサプリメントだけで、
充分持ちこたえているし、先月まで割と安くて美味しいものばかり食べていたので、
ハードロッカーとしてはちょっと問題なくらいお腹が出て来たので、
華の東京の新橋のお店で、人前で実演する機会も与えてもらえたりしていて、
ダイエットの必要性を強烈に感じていたところを、実際2キロ体重が減ったし、
先月まで真面目に正座して祭祀していたので、傷めた左ひざが治らず、
ちょっと困っていたが、風邪療養でコンディションが良い日だけ、
着替えて祭祀させて頂いているおかげで、左ひざの痛みはたぶん完治した。

今後は、あまり急いで無理せず体力づくりをしながら、
落ち着いて祭祀させて頂ける様に願っているところで、
こういう諸事情を考慮すると、筆者が今月、六年ぶりにひいた風邪が、
実は筆者の将来を見据えた一石四鳥的御神徳であったという風に、
結果が証明してくれいているところである。

嗚呼、惟神霊幸倍坐世。

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夢か、
現(ウツツ)か、
幻か、
美山彦はあたりをきよろきよろ見廻すをりから、
春日姫は声をはげまし、

 『汝(ナンヂ)悪党の張本美山彦、妾(ワラハ)が宣伝歌を耳を澄して聴けよ』

といふより早く、

『三千世界一度に開(ヒラ)く梅の花
 開いて散りて実(ミ)を結ぶ
 時鳥(ホトトギス)声は聞けども姿は見せぬ……』

と謡(ウタ)ひ始めけるに、
美山彦は頭上を鉄槌(テツツイ)にて打ち叩(タタ)かるるごとく、
胸を引裂かるるごとき心地して、
苦しみ悶(モダ)えだしたり。

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筆者は、

『三千世界一度に開(ヒラ)く梅の花
 開いて散りて実(ミ)を結ぶ
 時鳥(ホトトギス)声は聞けども姿は見せぬ……』

という宣伝歌を観ても聴いても、心身快適になるので、
どうしもて、この宣伝歌を聞いて、

『頭上を鉄槌(テツツイ)にて打ち叩(タタ)かるるごとく、
 胸を引裂かるるごとき心地して、
 苦しみ悶(モダ)えだし』

…た、美山彦の心情が理解できないのだ。

世の中には、筆者がこれを口に出したり、
紙に書いて見せたりすると、鬼の様な形相になって、
筆者を頭ごなしに批難して来る方もある事は経験したが、
やはり、それらの皆さんが、何故そうなるのかは判らない。

一つ思い当たる事があるとすれば、
筆者の様な身分の者が、そんな生意気な事を言うな。
…という、一種の差別的、バラモン教的つよいものがちな心境から、
そういう態度になるのかな?…というぐらいが、
筆者にようやく想像できるところなのである。

誰か他に、この宣伝歌を聞いて美山彦同様の苦しみを味わう方があったら、
その方に直接感想をお伺いしてみたいという興味と好奇心があるばかりだ。

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春日姫は声もさはやかに、
又もや流暢(リウチヤウ)なる声調にて頻(シキ)りに謡ふ。

美山彦は七転八倒目をむき、
泡を吹き、
洟(ハナ)を垂らし、
冷汗を滝のごとく流して苦しみもだえける。

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この描写から筆者が連想出来るのは、
美山彦の本性がそれほど凶悪ではないのだろうな…という事だ。

ちょっと話が脱線するけれども、今朝「007/ムーンレイカー」を観た。

筆者は正直いってロジャー・ムーアの頃の007は子供地味ている気がして、
今日まで全然見なかったのだが、前作「私を愛したスパイ」くらいから、
少しずつロジャー・ムーアもジェームズ・ボンドの役作りが出来て来たらしく、
美しいボンドガールとのラブシーンにも照れがなくなり見易くなっている。

実際「死ぬのは奴らだ」「黄金銃を持つ男」までは、
少年少女向け活劇映画の様になり、元々ロジャー・ムーアという役者さんが、
硬派系でラブシーンが苦手なのではないかな?…と思え、
初代ショーン・コネリーからのいやらしくないラブシーンを演じられないから、
作品にしまりが無いのかな?…と思ってみたりしたのだが、
この「ムーンレイカー」からはクールなボンドが戻って来て、
特撮部分は時代相応にバレバレでしょぼいが、それ以外の命がけのアクションは、
なかなか見応えがあって楽しめた。

さて、このロジャー・ムーア時代の007には「ジョーズ」という御馴染の悪役がいた。

不死身なのではないか?…と思えるこの悪役は前作から二作続けての登場だったが、
この「ムーンレイカー」での後半に宇宙ステーションの中で、
ボンドが言った差別批判の台詞で改心して、悪役転じて善玉になってシリーズを去る。

最初から憎めないキャラだったわけだが、この「ムーンレイカー」では、
ただ顔をみただけでナイフを出して身構えたボンドガールの一人を殺そうとするが、
その後、ロープウェイでボンドを殺し損ねて瓦礫の中でもがいている時に、
メガネのたぶんブスキャラ(実は美女)に助け出され、その後カップルになり、
最後には宇宙ステーションでボンド達を助け、地上軍に救助されてシリーズを去るので、
なかなかほのぼのとした気分にさせてもらえるのだが、
なんとなく、ここでの美山彦の改心に通ずるものがある様な気がして来るのだ。

美山彦が今、春日姫にこんな目に遭わされているのは、
三年間、虜にされて、強姦もせずにネチネチ口説き続けた事に対する女の復讐心なのだが、
ちょっと俗的な赤裸々解釈をし直すと、春日姫の陰の本音としては、

「よくも三年もの間、女の私に手も出さずに、
 蛇の生殺しの様にネチネチ口説き続けてくれたな。
 そんなに妾に女としての魅力がないのか?馬鹿にして。
 今こそ三年間の屈辱を晴らしてくれる。」

…という精神的には清らかならぬ肉体的本能も働きかけていたのではなかろうか?

その辺の、大人の女の事情みたいなものは「007シリーズ」の様な作品を観ていると、
少しはわかるのではなかろうか?…という気がするが、
「霊界物語」を神聖侵すべらざる神書と盲信しておられる皆様が、
筆者のこんな解釈をみたら目くじら立てて怒り狂うかもしれないので、
とりあずこの話題はこの辺までにさせて頂こうと思う。

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 春日姫は言葉を重ねて、

『妾(ワラハ)かつて汝を帰順せしめむとして、
 この山河を過ぐるをりしも、
 汝の部下の鬼熊彦(オニクマヒコ)らの悪人現はれきたり、
 妾は女の身のつひに衆寡敵せず、
 侍女春姫と共にこの館に捕虜(トラ)はれ、
 日夜の侮辱をうけ、
 悲しみの月日をおくり、
 大切なる宣伝を妨げられたるは、
 千載の恨事(コンジ)なり。

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しかしながら筆者には、この『妾(ワラハ)』という主語が気になる。

何故なら『妾(ワラハ)=妾(メカケ)』だからである。

俗に「めかけ」というのは正妻ではなく、二号さん以下や愛人さん、
遊女の皆さんがいうことと同じだからだ。

勿論、武士などの御姫さんも「わらは」という言い方をするので、
身分的には上の方なのだろうけれども、若干淫靡な気が混在しているのが、
この「妾」という文字なのではなかろうか?

筆者としては、女性は『わたくし』という言い方をした方が、
この様な淫靡な気が希薄になり、上品な表現になる様な気がする。

そんなわけで、筆者のつまらぬこだわりから、
この春日姫の霊性を判断すると、男女の交わりという事を、
一種の社交辞令の様に考える事が出来るタイプの姫様の部類なのでは?
…という思いが湧いて来るのである。

実際、春日姫と言う名前の「春」の文字からも連想出来る様に、
色恋抜きにはおられぬ身魂というか…
一緒に苦労の旅に出た鷹住別とのなれそめも、
あまりおしとやかな在り方では無かったのだし…

女性の因果な部分を抱えながら、正しい神の方に加わって悪と戦いたいという、
まだ善悪混淆の情態にある様に感じられるわけである。

それだから、この発言も、一見筋が通っている様で、
自分から「自分は女である」という具合で、
勇ましそうで、実は女々しい発言になっている気がするのだが、どうだろうか?

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 されど至仁至愛の大神は、
 決して悪を悪とし、
 敵を敵としてきため給ふことなく、
 あくまで慈愛の乳房を哺(フクマ)せ、
 改心を迫らせたまふなり。

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この部分は、実に大救世主神そのままの事を言っているので、
この聖言によって、実は美山彦のみならず、
春日姫の弱い部分も一緒に救ってくださる至仁至愛の大神様の
大御心を惟神に表現させられている様な気がするのである。

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 妾は今汝を殺さむとせば、
 あたかも嚢中(ナウチユウ)の鼠のごとし。

 されど五六七(ミロク)神政の宣伝使たる妾らは、
 汝らごとき小人を苦しむるに及ばず、
 慈愛をもつて汝が生命を救はむ。

 汝今より翻然(ホンゼン)として前非を悔い、
 真心に立ちかへらば、
 汝が縛(イマシ)めの繩を解き、
 自由の身となさむ』

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…まあ、正しそうで、実は「幼い女の泣きべそ啖呵」なのだろうな…
…と…筆者は感じてしまうのだ。

まだまだ全然潔くはないのである。

神聖厳格なる皇大神様から観たら、本当はこの春日姫も、
美山彦と同罪なのだろうな…と思えるわけだ。

世間ではよく女性の美しさを表現する時に、

「罪な女」

…などということがある。

男性でもそうだけれど、不本意にモテテしまう場合、
フル気などかけらも無い女性に一方的に思いを寄せられて、
その事に全く気付かずにいるうちに、
いつの間にか、か弱い女心を結果的に傷つけていた。

…という事もあるわけで、
そんな場合、こういうモテ男も、一方的に世間様から、

「女泣かせの罪なやつ」

…などと悪評されてしまう事もあるわけだ。

ここで肉慾に必死に抵抗している男女の心を感じ取るのは、
ちょっと不謹慎に思えるかもしれないが、
そこが体慾の抗し難いところ…というか、
男女の間のデリケートな部分というか…

例え相手が蛇蝎の如く嫌いなタイプの相手であっても、
まったく見向きもされないというのは癪に障るという
浅ましくも憎みきれない人間の弱さ…というか…

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と宣示すれば、
美山彦は無念の切噛(ハガ)みを為(ナ)し、

『殺さば殺せ。
 か弱き女性の分際として、
 われに向つてさも横柄(ワウヘイ)なるその言葉つき、
 目に物見せむ』

と縛(イマシ)めの繩を引切らむとして藻掻(モガ)きはじめたり。

されど繩は強くして切れず、
眼をいからし、
恨(ウラ)めし気に春日姫を睨(ネ)めつけゐたる。

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やはり男女差別の意識を双方が持っていて、
互いに「バカにするな」…と張り合っている感じである。

理性は理性…快楽は快楽…という、肉体の持つ性的反応というのは、
一個の人間を自殺に追い遣るほど制御不能な場合があるわけで、
こうした問題が常につきまとうからこそ、
今でも世の中では、想像も及ばない様な凶悪な色恋沙汰の殺人事件とかも、
しょっちゅうあちこちで発生してしまうのであろう…

そんな世の中の現状と比べれば、
この「霊界物語」に登場する神々のお粗末さは、
実に実に可愛らしい甘っちょろいもので、
まだまだ救い様がある身魂達の改心物語である様な気がするのである。

世間にはよくある凶悪事件の様な救い難い悪は、
この「霊界物語」には登場していない様に思うわけで、
筆者が思うに、この程度の欠陥であるならば、
至仁至愛の大神様の救いに預かる事が出来るという身魂の各種について、
詳細に記されているという観方も出来る様な気がするのである。

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