『音惚花活気好@kakky』=垣内政治的《霊界物語学》の日記的な雑記の様なレポート状の諸々?

出口王仁三郎聖師による弥勒胎蔵経『霊界物語』を『音惚花活気好@kakky』的に学問してみるランダムレポート?

第48章 鈿女命(ウヅメノミコト) (298)

2013年01月05日 18時33分45秒 | Weblog

霊界物語 第六巻 霊主体従 巳の巻 第八篇 五伴緒神(イツトモノヲノカミ)

 一旦逃げ散りたる群集は、
ふたたび十字街頭(ジフジガイトウ)に潮(ウシホ)のごとく集まりきたれり。

さうして互ひに争論をはじめ、
つひには撲(ナグ)りあひ、
組打の修羅場となりたり。

敵味方の区別なく、
手当り放題に、
打つ、蹴(ケ)る、撲る、
たちまち阿鼻叫喚地獄の巷(チマタ)と化し去りにける。

 例の仁王(ニワウ)は依然として、
十字街頭に硬(カタ)くなり佇立(チヨリツ)しをる。

 一方元照別(モトテルワケ)の従者は、声をかぎりに制止したり。
されど争闘はますます激しくなりぬ。

 このとき女の宣伝使は、群集の中に蓑笠(ミノカサ)を脱ぎ捨て、
花顔柳腰(クワガンリウエウ)あたりに眼を欹(ソバダ)てながら、
悠々として長袖(ナガソデ)を振り、
みづから謡(ウタ)ひつつ舞ひはじめける。

『羅馬(ローマ)の都の十字街(ジフジガイ)
 押し寄せきたる人の浪(ナミ)
 心も暗(クラ)く身も暗(クラ)き
 常夜(トコヨ)の闇(ヤミ)のウラル彦
 ウラルの姫の曲事(マガゴト)に
 相交(アヒマジ)こりて村肝(ムラキモ)の
 心も曇(クモ)る元闇(モトヤミ)の
 別(ワカ)らぬ命(ミコト)の誕生日
 飲(ノ)めよ騒(サワ)げの宣伝歌
 一寸(イツスン)先は真(シン)の闇(ヤミ)
 闇(ヤミ)の夜(ヨサ)には鬼(オニ)が出る
 鬼(オニ)より恐(コハ)い仁王(ニワウ)さま
 十字街頭(ジフジガイトウ)に待ち受けて
 元闇別(モトヤミワケ)の素首(ソツクビ)を
 抜(ヌ)くか抜(ヌ)かぬかそりや知らぬ
 知らぬが仏(ホトケ)の市人(マチビト)は
 元闇別(モトヤミワケ)に欺(ダマ)されて
 眉毛(マユゲ)を読まれて尻(シリ)ぬかれ
 尻(シリ)の締(シマ)りはこの通(トホ)り
 渋紙(シブガミ)さまが現(アラ)はれて
 渋(シブ)い顔(カホ)して拳骨(ゲンコツ)を
 固(カタ)めてござる恐(オソ)ろしさ
 殿(トノ)さま恐(コハ)いと強飯(コハメシ)を
 こはごは炊(タ)いて泣面(ナキヅラ)で
 おん目出目出(メデメデ)たい御目出(オメデ)たい
 目玉(メダマ)の出(デ)るよな苦面(クメン)して
 血(チ)を吐(ハ)く思ひの時鳥(ホトトギス)
 ホツと一息(ヒトイキ)する間(マ)もあらず
 現はれ出(イデ)たる荒男(アラヲトコ)
 その振り上げた拳骨(ゲンコツ)に
 荒肝(アラギモ)とられてあら恐(コハ)い
 荒肝(アラギモ)とられてあら恐(コハ)い
 恐(コハ)い恐(コハ)いと言ひながら
 何が恐(コハ)いか知つてるか
 何程(ナニホド)威勢(イセイ)が強(ツヨ)くとも
 心の暗(クラ)い元闇別(モトヤミワケ)の
 醜(シコ)の霊(ミタマ)や仁王(ニワウ)さま
 それより恐(コハ)いは踵(アシ)の皮(カハ)
 まだまだ恐(コハ)いものがある
 天地(テンチ)を造り日月(ジツゲツ)を
 造つて此世(コノヨ)を守(マモ)られる
 神の律法(オキテ)は厳(キビ)しいぞ
 律法(オキテ)を破れば其日(ソノヒ)から
 根底(ネソコ)の国(クニ)へと落されて
 焦熱地獄(セウネツヂゴク)や水地獄(ミヅヂゴク)
 地獄(ヂゴク)の釜(カマ)の焦(コゲ)おこし
 それも知らずに今(イマ)の奴(ヤツ)
 盲目ばかりが寄り合ふて
 飲(ノ)めよ騒(サワ)げと何のざま
 一寸(イツスン)先は火(ヒ)の車(クルマ)
 廻(メグ)る因果(イングワ)の報(ムク)いにて
 ローマの都(ミヤコ)は眼(マ)の当(アタ)り
 焼けて亡(ホロ)びて真(シン)の闇(ヤミ)
 栄華(エイグワ)の後(アト)には月が出る
 月は月ぢやが息尽(イキツ)きぢや
 きよろつきまごつき嘘(ウソ)つきの
 嘘(ウソ)で固(カタ)めたローマ城
 天津神(アマツカミ)より賜(タマ)ひたる
 元(モト)の心を研(ミガ)き上(ア)げ
 元照別(モトテルワケ)の神司(カミ)となり
 三五教(アナナヒケフ)の神の法(ノリ)
 耳を浚(サラ)へて聴(キ)くがよい
 お前の耳は木耳(キクラゲ)か
 海月(クラゲ)の如(ゴト)く漂(タダヨ)ふた
 この人浪(ヒトナミ)を何(ド)うするぞ
 浪打(ナミウ)ち噪(サワ)ぐ胸(ムネ)のうち
 さぞや無念(ムネン)であろ程(ホド)に
 慢心(マンシン)するにも程(ホド)がある
 ローマの都(ミヤコ)を輿(コシ)に乗り
 吾(ワ)が物顔(モノガホ)に練(ネ)り歩く
 貴様(キサマ)は脚(アシ)はどうしたか
 虎狼(トラオホカミ)や豺(ヤマイヌ)の
 様(ヤウ)な心で世の中が
 治(ヲサ)まる道理(ダウリ)は荒浪(アラナミ)の
 浪(ナミ)に漂(タダヨ)ふ民草(タミクサ)を
 どうして救ふ元闇(モトヤミ)の
 別(ワケ)の判(ワカ)らぬ盲目神
 か弱(ヨワ)き女人(ニヨニン)の吾(ワレ)なれど
 天津御空(アマツミソラ)の雲別(クモワ)けて
 降(クダ)り来(キタ)れる出雲姫(イヅモヒメ)
 出雲(イヅモ)の烏(カラス)が啼(ナ)くやうに
 うかうか聞くなよ聾神
 盲目聾の世の中は
 なにほど立派な神言(カミゴト)も
 どれほど尊(タフト)い神さまの
 声も聞けよまい御姿(ミスガタ)も
 見えはしまいが神様に
 貰(モラ)ふた身魂(ミタマ)を光(ヒカ)らして
 元照別(モトテルワケ)の天使(カミ)となり
 昔(ムカシ)の心に立復(タチカヘ)り
 撞(ツキ)の御柱大御神(ミハシラオホミカミ)
 天(アメ)の御柱大御神(ミハシラオホミカミ)
 国(クニ)の御柱大神(ミハシラオホカミ)の
 御前(ミマヘ)に詫(ワ)びよ伏(フ)し拝(ヲガ)め
 元(モト)は尊(タフト)き大神(オホカミ)の
 分(ワ)けの御魂(ミタマ)と生れたる
 元照別(モトテルワケ)にはあらざるか
 甲斐(カヒ)ない浮世(ウキヨ)に永(ナガ)らへて
 吾(ワ)が物顔(モノガホ)に世の中を
 振(フ)れ舞(マ)ふお方(カタ)の気(キ)が知(シ)れぬ
 ヤツトコドツコイ、ドツコイシヨ
 ヨイトサー、ヨイトサ
 ヨイヨイヨイの
 ヨイトサツサ』

と節(フシ)面白く、手つき怪(アヤ)しく踊り狂ふたり。

 木綿の洗濯物に固糊(カタノリ)を付けたるごとく、
街頭に鯱(シヤチ)こ張(バ)りゐたる岩彦(イハヒコ)も、
大の男も、この歌にとろかされて、
何時(イツ)のまにか菎蒻(コンニヤク)のやうに、
ぐにやぐにやになりてしまひたり。

 広道別天使(ヒロミチワケノカミ)は女宣伝使にむかひ、

 『貴女(アナタ)は噂(ウハサ)に聞く、
  出雲姫(イヅモヒメ)におはせしか。
  存ぜぬこととて、無礼の段御許しくだされませ』

と慇懃(インギン)に挨拶したり。

出雲姫は丁寧に挨拶を返すをりしも、
礼服を着用したる四五の役人らしき者、
前に現はれ丁寧に辞儀をしながら、

 『私はローマの城に仕へまつる端下役(ハシタヤク)であります。
  今城主の命令により参りました。
  どうかこの駕籠(カゴ)に乗つてローマ城へ御出張を願ひたい』

と頼みいりたり。

元照別天使の輿(コシ)は何故か、
後へ一目散に引返してしまひたり。

 この群集の中から現はれ、
十字街頭(ジフジガイトウ)に拳(コブシ)を固め、
口を開けたなり強直してゐたる大の男は、
いよいよ改心して宣伝使となり、
天(アマ)の岩戸(イハト)の前において手力男命(タヂカラヲノミコト)と相並び、
岩戸を開いた岩戸別神(イハトワケノカミ)の前身なりき。

 手力男神の又の名を、豊岩窓神(トヨイハマドノカミ)といひ、
岩戸別神の又の名を、櫛岩窓神(クシイハマドノカミ)といふ。

さうして今現はれたる出雲姫は、
岩戸の前に俳優(ワザヲギ)をなし、
神々の顎(アゴ)を解きたる
滑稽洒落(シヤラク)の天宇受売命(アメノウヅメノミコト)の前身なり。

 (大正十一年一月二十四日、旧大正十年十二月二十七日、井上留五郎録

『音惚花活気好@kakky』的『第48章 鈿女命(ウヅメノミコト) (298)』分解

2013年01月05日 18時28分14秒 | Weblog
霊界物語 第六巻 霊主体従 巳の巻 第八篇 五伴緒神(イツトモノヲノカミ)

平成二十五(2013)年一月五日 旧十一月二十四日(土)

 一旦逃げ散りたる群集は、
ふたたび十字街頭(ジフジガイトウ)に潮(ウシホ)のごとく集まりきたれり。

さうして互ひに争論をはじめ、
つひには撲(ナグ)りあひ、
組打の修羅場となりたり。

敵味方の区別なく、
手当り放題に、
打つ、蹴(ケ)る、撲る、
たちまち阿鼻叫喚地獄の巷(チマタ)と化し去りにける。

--------------------------------------------------------------

一応、解散総選挙も落着したようなので、
筆者のこの大切な「霊界物語学の日記」の記事が、
くだらん政争に悪用される気配もな無さそうになったらしく、
2012年の最終週に更新をし始めて、またブランクがあり、
2013年1月5日になって、ようやく神様も戻って来たようで、
ブログ更新の続行が出来る運びになれた。

さて、いつもの様に、本題の分解を始めよう。

ちょうど解散総選挙終了後でテーマ的にも合致して笑えてしまう…。

イエスキリストの時もそうだったが、信者というものは弱いものだ。

何故かといえば信者自身には奇跡を起こす力が無いからだ。

勿論、出口王仁三郎聖師の時もそうだった。

第一次、第二次大本事件の時に、どれだけ多くの実力の無い信者が、
官憲を恐れて逃げ散ったことか…。

それはそれでしょうがないのだ。

教祖や教主に、どんなに優れた神通力があっても、
信者は強い信心で、教祖や教主を信じてついていくだけなのだから、
そのリーダーが不在になれば、一度は離散し、
ほとぼりが冷めた頃に、また寄り合って、
リーダーの座を狙って互いに争う様になる。

だから私は宗教団体が大嫌いなのである。

その理由は、そこに確かな実力者もいないのに、
信者同士が俗的な影響力を争い、地位と権力を奪い合うからだ。

所詮、小物同志の信仰などというものは、その程度である。

現代の政財界も、他の如何なる組織も、
資本主義が基盤の世の中では、それが日常茶飯事的な常識なのだ。

--------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------

 例の仁王(ニワウ)は依然として、
十字街頭に硬(カタ)くなり佇立(チヨリツ)しをる。

 一方元照別(モトテルワケ)の従者は、声をかぎりに制止したり。
されど争闘はますます激しくなりぬ。

 このとき女の宣伝使は、群集の中に蓑笠(ミノカサ)を脱ぎ捨て、
花顔柳腰(クワガンリウエウ)あたりに眼を欹(ソバダ)てながら、
悠々として長袖(ナガソデ)を振り、
みづから謡(ウタ)ひつつ舞ひはじめける。

--------------------------------------------------------------

男同士が目くじら立てて争っている時に、
志がある男が割って入って、どんなに正しいことを言っても、
それはほとんど無駄な行為だ。

火に油を注ぐ様なものである。

しかしながら、そこへ頭のよい天女の様な美女が一人、
ふわりと舞い降りてくれば、争う男どもも一瞬にして殺気を削がれて、
一時的に安静を取り戻せたりするものなのだ。

--------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------

『羅馬(ローマ)の都の十字街(ジフジガイ)
 押し寄せきたる人の浪(ナミ)
 心も暗(クラ)く身も暗(クラ)き
 常夜(トコヨ)の闇(ヤミ)のウラル彦
 ウラルの姫の曲事(マガゴト)に
 相交(アヒマジ)こりて村肝(ムラキモ)の
 心も曇(クモ)る元闇(モトヤミ)の
 別(ワカ)らぬ命(ミコト)の誕生日

--------------------------------------------------------------

筆者は今年(既に昨年)、誕生日絡みで、
十一月十一日が誕生日で三十歳の誕生祭をやった、
ネットビジネス界の日本一のマーケッターを豪語する
お金儲けの天才というか、申し子とでも呼ぶべき、
与沢翼さんの記念無料セミナーに、
受講生として、たくさん参加させて頂いた。

筆者も、お金の重要性というか、
この中有界における経済の重要性を、
この「霊界物語学の日記」の中で、
「皇道經濟」さえ実行すれば全て何もかも解決するという形で、
さんざん書いて来たのだが、
この与沢翼氏を知ったことで、
それまでは感覚的に気づいていた、
我々にとっての十億円を、
まるで一万円札の様に使う、とんでもない大富豪の世界が、
実際に存在するのだということを、
間接的にではあるが、身近に感じることができるようになった。

おかげで皇道經濟を世界で実施する上での問題として、
こうした、実際に一億円や十億円を簡単に稼げる大富豪達に、
筆者が主張する皇道經濟の、私有財産の上限である十億円を、
理解していただくことが本当に困難になりそうな実情を、
日々、勉強させて頂いている。

むしろ十億円などというケチなことを言っていないで、
十兆円に言い直した方が、こうした大富豪さん達には、
理解してもらい易いのかとも思う様にすらなってしまったが、
そうすると長引く生活苦のあまり、極貧のどん底で、
雑草や石ころの様にただ生きているだけの皆さんにとっては、
あまりにリアリティーのない金額設定になってしまうので、
今は「皇道經濟でみんなに十億円!」というブログを
新たに新設して、そちらを毎日ゆるゆると更新しながら、
様子を見ているところである。

庶民的価値観からしたら「皇道經濟でみんなに五百万円!」でも、
気を失うほど嬉しいことなのだが、
そうすると、その存在すら疑わしい、
天上人的大富豪の経済感覚とは大きくかけ離れすぎてしまい、
それがもとで、世界が滅びる様な戦争とか騒乱ばかり起こされても、
こちらも困ってしまうので、
十億円という上限設定が低過ぎたかな?…と、
そんな金銭感覚になってしまうほど、
この与沢翼氏との出会いは、
筆者に強烈なカルチャーショックを与えてくれているところである。

まさに「沢に富を与えてくれる天使の翼」とでも評したくなるほど、
この与沢翼氏の脳は、

「誰でも簡単に一億円なんか稼げてしまうんだ」

という価値観なので、これに対して私有財産の上限十億円を
頑固に説き続ける筆者自身も、実はとても器が小さいのかな?…と、
思わされてしまう今日この頃である。

ただ、霊界物語の世界に還って来れば、まさに、

「羅馬(ローマ)の都の十字街(ジフジガイ)
 押し寄せきたる人の浪(ナミ)
 心も暗(クラ)く身も暗(クラ)き
 常夜(トコヨ)の闇(ヤミ)のウラル彦
 ウラルの姫の曲事(マガゴト)に
 相交(アヒマジ)こりて村肝(ムラキモ)の
 心も曇(クモ)る元闇(モトヤミ)の
 別(ワカ)らぬ命(ミコト)の誕生日」

…と、この宣伝歌そのままの状況だと覚らされるので、
億万長者にはなりたいし、自力でそれを稼ぐと言うことは、
神様への信仰心をないがしろにしてしまうのではないか?
…という懸念を抱かされてしまうものなので、
まったく奇妙な話である。

筆者としては本当に、十億円が、五百万円でも、一億円でも、
一兆円でも、とにかく富の上限を定めて、
この世界から完全に貧困を撲滅し、人々が環境保護と、
食糧生産と保護を重視し、そして各自の趣味を極められる様な、
そんな地上天国さえ実現できれば、それでよいのである。

--------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------

 飲(ノ)めよ騒(サワ)げの宣伝歌
 一寸(イツスン)先は真(シン)の闇(ヤミ)
 闇(ヤミ)の夜(ヨサ)には鬼(オニ)が出る
 鬼(オニ)より恐(コハ)い仁王(ニワウ)さま
 十字街頭(ジフジガイトウ)に待ち受けて
 元闇別(モトヤミワケ)の素首(ソツクビ)を
 抜(ヌ)くか抜(ヌ)かぬかそりや知らぬ
 知らぬが仏(ホトケ)の市人(マチビト)は
 元闇別(モトヤミワケ)に欺(ダマ)されて
 眉毛(マユゲ)を読まれて尻(シリ)ぬかれ
 尻(シリ)の締(シマ)りはこの通(トホ)り
 渋紙(シブガミ)さまが現(アラ)はれて
 渋(シブ)い顔(カホ)して拳骨(ゲンコツ)を
 固(カタ)めてござる恐(オソ)ろしさ

--------------------------------------------------------------

筆者も「皇道經濟」のことを理解できるまでは、
霊界物語の舎身活躍と、宣伝使は一人旅という精神を重視し、

「神を柱に誠を杖に」

を貫徹さえすれば、別にお金などは生活さえ出来ればそれで充分で、
仕事がなければ生活保護申請をして、毎月受給してもらえれば、
それでいいではないかと思ったり、
お金を稼ぐ力がある人は、自分でせっせと稼いで、
世間様に迷惑をかけない範囲内で、やりたい放題、自由に暮らせば、
それでよいではないかと思っていたのだが、
皇道經濟のことが分ってしまったら、
それも結局「われよし」「つよいものがち」に過ぎず、
悪の世を善の世に見せかけているだけの偽装に過ぎないと、
あらためて強く高らかに主張したいところなのだが、
筆者だって今の世の中では、自力でお金を稼げたら、
取税人や公務員達に、デカイ顔をされないで、
堂々と生きてい行けるとも思っているのも本音である。

しかし、それもやはり「つよいものがち」の考え方で、
この世の中に貧富の格差を生みだしてしまう悪のやり方である。
…という結論に達してしまい、
どうしても弱者を救済しようとしない成功者達が、
憎くてしょうがなくなってしまう。

至仁至愛のみろくの世を完成させたいのに、
資本主義の中でお金儲けに関わるということは、
どうしても「勝ち組・負け組」を生みだしてしまい、
「金持ち父さん、貧乏父さん」をバイブルの様にしている、
金儲けの名人・達人以外には、この人生を楽しめなくしてしまう。

心だけどんなに地上天国を思い描いていても、
現実的に貧しければ、それは顕幽一致ではない。

この問題を世界中に自覚して頂く事から始める必要があるのだ。

--------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------

 殿(トノ)さま恐(コハ)いと強飯(コハメシ)を
 こはごは炊(タ)いて泣面(ナキヅラ)で
 おん目出目出(メデメデ)たい御目出(オメデ)たい
 目玉(メダマ)の出(デ)るよな苦面(クメン)して
 血(チ)を吐(ハ)く思ひの時鳥(ホトトギス)
 ホツと一息(ヒトイキ)する間(マ)もあらず
 現はれ出(イデ)たる荒男(アラヲトコ)
 その振り上げた拳骨(ゲンコツ)に
 荒肝(アラギモ)とられてあら恐(コハ)い
 荒肝(アラギモ)とられてあら恐(コハ)い

--------------------------------------------------------------

インターネットビジネスの世界では、
実際に何億円も稼いで成功している人が何人もいらっしゃるが、
じゃあ、そのノウハウを学んだ皆さんが、
100%成功を掴んでいるかといと、実はそうでもない。

だいたいの連中は結局、一人の成功者を頂点にして、
ピラミッドを作り、
その成功者がインターネット上で売り文句にしている、

「自由に出来る金と時間」

を得るために、社員になり、1日24時間を捧げつくして
月収100万円を超えたとか、五百万円を超えたとか、
一部の成功事例を、まるで全ての成功事例の様に思わせる様に、
読者の感覚を麻痺させる様なセールスレターを書かされ続け、
結局、ピラミッドの下に就いた者は、
殿様の機嫌取りに明け暮れるという、
そんな状況になっているわけである。

それでも、この人にさえついて行けば、
いずれは自分も成功出来るのだという、一種の信仰に近い、
そんなアクションだけが全てという風にも見える。

結局、こうしたマーケッター同志でも、より大きく稼げる者が、
互いにライバル関係となり、お互いにニーズを持たれる様な価値で、
各自に差別化し合って、ニューエイジ競争社会を作っていくだけだ。

結果、独立して大きな結果を出せない者は、
この宣伝歌の様に、常に上の御機嫌取りに明け暮れなければならない。

そんな中にもボディーガードの様な役割を担った組織右翼的な、
そんな立ち場の者は何処にでもいるもので、
この「現れ出でたる荒男」も、きっとそんな存在だったのだろう。

もう既に去年末の出来事になったが、
解散総選挙の時に旗揚げして、すぐ雲散霧消した、
複数の新党の様なものでもあるし、
勝てると踏んだか?民主党を潰すつもりだったのか?
どちらともとれる旧政権の野田総理が、
もしかしたらこの荒男だったのかもしれない。

結果論だが、そんな風に深読みしようとすればいくらでも出来るのだ。

勿論、そんな情けない状況も、

皇道經濟でみんなに十億円!

が世界中で実施されれば、二度と現出しない
地上天国の土台となるのだ!

正直言って、民主党はある時期から、
日本国内での「悪魔の邪魔者抹殺部隊」の様になっていたから、
安倍さんの政権も、まだまだ全然頼りないけれども、
民主党が政権をとるよりは、
世界の裏社会と、うまく連携がとれて、
つよいものばかりが甘い汁すすれる悪の世ながらも、
上辺は安定した世界が現出する可能性は高い。

従って筆者も、皇道經濟を主張しながらも、
この悪の世のマーケティングと交わって、
世界のお金を皇神の方に引き寄せるお手伝いを、
させて頂く必要はあるとは思う。

だから現状ではユダヤの仕組みの方の新興成功者組を、
ケチョンケチョンに罵る様なことをするつもりはない。

むしろ、機が熟するまでは応援するつもりである。

--------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------

 恐(コハ)い恐(コハ)いと言ひながら
 何が恐(コハ)いか知つてるか
 何程(ナニホド)威勢(イセイ)が強(ツヨ)くとも
 心の暗(クラ)い元闇別(モトヤミワケ)の
 醜(シコ)の霊(ミタマ)や仁王(ニワウ)さま
 それより恐(コハ)いは踵(アシ)の皮(カハ)
 まだまだ恐(コハ)いものがある
 天地(テンチ)を造り日月(ジツゲツ)を
 造つて此世(コノヨ)を守(マモ)られる
 神の律法(オキテ)は厳(キビ)しいぞ

--------------------------------------------------------------

2012年10月の半ば頃から、日本国内で急激に成長した、
ネットビジネス界の新星達を、明るみに導き出し、
そのノウハウを無料公開してくれた与沢翼という男は、
実によい働きをしてくれたと思う。

彼自身が、これはネットバブルだと自覚していたので、
この後、業界がまた総崩れになったとしても、
おそらく彼自身と、彼ほどではなくとも、
自力で稼ぐことができる実力者たちは、
おそらくビクともしないであろうけれど、
あまりに能天気なことを考えて踊らされている皆さんは、
一日も早く気付いて、自分がひとりで裸で放り出された時に、
そこからでも這い上がって行ける方法を勉強した方がよいだろう。

資本主義社会には安定はない。

かならず栄枯盛衰がある。

栄えたら必ず衰退して滅びる。

その滅びたところが新しい市場になり、
実力のある者達だけが、また稼ぎ続ける世界だ。

ちょうど焼き畑農業の様なものである。

成功者とは焼畑農場の持ち主で、
その他大勢は、焼かれて灰となり、
次の穀物の養分にされるだけである。

しかし、そんな焼畑農場の持ち主さえ、
恐れねばならない厳しい神の律法があることを、
この宣伝歌では歌っている様だ。

筆者に言わせれば、

「皇神に従わぬ者は全て悪、皇神に滅ぼされるのをただ待つのみ」

ということだが、このことを潜在的に知りながら、
皇神から逃げる様にして、
お金儲けに集中しているマーケッター達の心の闇が、
筆者にはどうしても想い浮かんでしまうのである。

--------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------

 律法(オキテ)を破れば其日(ソノヒ)から
 根底(ネソコ)の国(クニ)へと落されて
 焦熱地獄(セウネツヂゴク)や水地獄(ミヅヂゴク)
 地獄(ヂゴク)の釜(カマ)の焦(コゲ)おこし
 それも知らずに今(イマ)の奴(ヤツ)
 盲目ばかりが寄り合ふて
 飲(ノ)めよ騒(サワ)げと何のざま
 一寸(イツスン)先は火(ヒ)の車(クルマ)
 廻(メグ)る因果(イングワ)の報(ムク)いにて
 ローマの都(ミヤコ)は眼(マ)の当(アタ)り
 焼けて亡(ホロ)びて真(シン)の闇(ヤミ)
 栄華(エイグワ)の後(アト)には月が出る

--------------------------------------------------------------

正直にいう!

筆者も大金が欲しい!大富豪になりたい!
なれるものなら一年後でも二年後でもいいから百億円長者になりたいし、
それ以上稼げる男にだってなりたい。

しかし、その富は、あの世にまでは持っていけない。

もっと魂が育つ何かを得ていなければならない。

大金があれば、この世では不自由しない。

しかし、そこには「負けて死にたくない!」という絶対の闇がある。

この闇に真の光を灯すのが、この「霊界物語」である。

筆者の「皇道經濟でみんなに十億円!」は、地上で、
みんながもっと楽に、気を抜いて、真理を究め、
争い少なく、地上天国を開花させてゆくための土台となり養分となるのだ。

--------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------

 月は月ぢやが息尽(イキツ)きぢや
 きよろつきまごつき嘘(ウソ)つきの
 嘘(ウソ)で固(カタ)めたローマ城
 天津神(アマツカミ)より賜(タマ)ひたる
 元(モト)の心を研(ミガ)き上(ア)げ
 元照別(モトテルワケ)の神司(カミ)となり
 三五教(アナナヒケフ)の神の法(ノリ)
 耳を浚(サラ)へて聴(キ)くがよい
 お前の耳は木耳(キクラゲ)か
 海月(クラゲ)の如(ゴト)く漂(タダヨ)ふた
 この人浪(ヒトナミ)を何(ド)うするぞ

--------------------------------------------------------------

「嘘で固めたローマ城」というとすぐに思いつくのは、
偽キリストの総本山であるローマンカトリックと、
明治維新の大英雄である坂本龍馬だ。

ローマンカトリックが偽キリストの総本山であるという理由は、
キリストは十字架について信者を霊的に救うためのメシアになったが、
イエスを十字架に架けた裏切りのユダの金三十枚の問題は解決していない。

イエスの有名な奇跡の一つは、籠に少しのパンと魚を皆に分け与え、
集まった聴衆の空腹を満たしたことだ。

そして、明治維新の大英雄坂本龍馬も、
決して維新の大成功をおさめたわけではない。

薩長同盟、船中八策、大政奉還など、一介の浪人風情には出来ないことを、
やってのけ、江戸時代の脳では作れない亀山社中や海援隊などの、
会社組織作りや、日本初の新婚旅行実行者という伝説もあるが、
出口王仁三郎聖師に言わせれば、

「明治維新の失敗は経済を奉還しなかったことや(大意)」

ということになるわけである。

つまり、ローマンカトリックのメシアである偽キリストも、
日本の大英雄坂本龍馬も、地上天国建設のメシアとしては偽物なのだ。

  大政奉還・経済奉還・皇道經濟

この三つを実現させられなければ、真のキリストとはいえない。

それを隠して誤魔化し、信者を集めるローマ城や、
坂本龍馬を大英雄に祭り上げ、
日本の資本主義を維持させようとするそのやり方は、
嘘以外のなにものでもない。

筆者も武田鉄矢演じる、映画「Ronin」の坂本龍馬は大好きだが、
あれは本当の坂本龍馬ではない。

武田さんが演じた坂本龍馬であるに過ぎない。

あんな龍馬なら、筆者は大好きである。
…というだけのことである。

--------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------

 浪打(ナミウ)ち噪(サワ)ぐ胸(ムネ)のうち
 さぞや無念(ムネン)であろ程(ホド)に
 慢心(マンシン)するにも程(ホド)がある
 ローマの都(ミヤコ)を輿(コシ)に乗り
 吾(ワ)が物顔(モノガホ)に練(ネ)り歩く
 貴様(キサマ)は脚(アシ)はどうしたか
 虎狼(トラオホカミ)や豺(ヤマイヌ)の
 様(ヤウ)な心で世の中が
 治(ヲサ)まる道理(ダウリ)は荒浪(アラナミ)の
 浪(ナミ)に漂(タダヨ)ふ民草(タミクサ)を
 どうして救ふ元闇(モトヤミ)の
 別(ワケ)の判(ワカ)らぬ盲目神

--------------------------------------------------------------

現状、まだまだ若い日本一のマーケッターである与沢翼氏を、
この盲目神とは一緒にしたくないので、
その歩んで来た修羅に対する恐れと怒りが原動力になっている
今の天才的で神懸り的なマーケティング能力が、
真に世界人類を救うための神業とは何かを覚る事によって、
悪魔の翼から天使の翼に大復活する時が来るとしたら、
それはそれで価値あることなので、大いに筆者も応援したいところだ。

筆者だって大金は大好きなので、皇道神軍が、
世界中の欲張りな大金持ちから余計な私有財産を没収して、
世界万民の懐に、十億円を捻じ込む様になる前に、
一度や二度は、自分で億を超える大金を稼げる様になっておきたいし、
そうなってからの方が、ただ金よこせ!と叫ぶよりは、
若干カッコイイかもしれないので、憧れるところではある。

本年中に月収三十万円から五十万円でも、ネットで稼げる様になれば、
それ以上大騒ぎする必要もなく、ひたすら次世代に向けて、

皇道經濟でみんなに十億円!

をメッセージすればイイだけなのだけれども…。

--------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------

 か弱(ヨワ)き女人(ニヨニン)の吾(ワレ)なれど
 天津御空(アマツミソラ)の雲別(クモワ)けて
 降(クダ)り来(キタ)れる出雲姫(イヅモヒメ)
 出雲(イヅモ)の烏(カラス)が啼(ナ)くやうに
 うかうか聞くなよ聾神
 盲目聾の世の中は
 なにほど立派な神言(カミゴト)も
 どれほど尊(タフト)い神さまの
 声も聞けよまい御姿(ミスガタ)も
 見えはしまいが神様に
 貰(モラ)ふた身魂(ミタマ)を光(ヒカ)らして
 元照別(モトテルワケ)の天使(カミ)となり
 昔(ムカシ)の心に立復(タチカヘ)り

--------------------------------------------------------------

最近、筆者は、与沢翼さんの無料セミナーを何度か受講して、
その後、たくさんの関連ノウハウ情報などでも勉強したおかげで、
「古事記の出雲神話」こそが、聖書世界の物語で、
大国主命こそアダムであり、
素盞嗚尊の娘で、大国主命とかけおちした須勢理姫こそ、
失楽園のエバであるということに確信が持てたのだが、
ここに歌われる出雲姫が、まさに「須勢理姫=エバ」だな…と思えて、
まったく御神業の時節の力というのにはかなわないと感ずる。

与沢翼氏も講義の中でフェーズ(段階)ということを連発していたが、
このフェーズというのは、要するに出口王仁三郎聖師のいう、
悪の180階級のことだな…と理解できて助かった。

それと承知で、
悪の世であるこの世で勝つには、お金を稼げる様になることだ!
…と思っているのだが、
筆者の場合、根本に善の180階級が見えているので、
どうも、今一つ、本気になりきれずに笑っていられるので困る。

逆をいえば有難いのだが…?

だから、これから筆者は、こちらの善の180階級の方向で、
光意識に加護された善の180階級に入っていくのだな…と、
与沢翼氏に出逢えた事で感じることが出来る様になったし、
彼も、一日でも早く、この方向に目覚めてくれたら、
御神業が進むのがもっと早くなるのにな…
と、今、ちょっと思っているところである。

--------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------

 撞(ツキ)の御柱大御神(ミハシラオホミカミ)
 天(アメ)の御柱大御神(ミハシラオホミカミ)
 国(クニ)の御柱大神(ミハシラオホカミ)の
 御前(ミマヘ)に詫(ワ)びよ伏(フ)し拝(ヲガ)め
 元(モト)は尊(タフト)き大神(オホカミ)の
 分(ワ)けの御魂(ミタマ)と生れたる
 元照別(モトテルワケ)にはあらざるか

--------------------------------------------------------------

こんな宣伝歌を拝読すると、
まさに与沢翼ほどの天才が御神業に目覚めてくれたら、
世界が一気に変わるのにな…と感じてしまう筆者である。

--------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------

 甲斐(カヒ)ない浮世(ウキヨ)に永(ナガ)らへて
 吾(ワ)が物顔(モノガホ)に世の中を
 振(フ)れ舞(マ)ふお方(カタ)の気(キ)が知(シ)れぬ
 ヤツトコドツコイ、ドツコイシヨ
 ヨイトサー、ヨイトサ
 ヨイヨイヨイの
 ヨイトサツサ』

と節(フシ)面白く、手つき怪(アヤ)しく踊り狂ふたり。

--------------------------------------------------------------

今年は、これまで顔を出さなかったネット界の新星達が、
いよいよ表に現れてリアルビジネスセミナーとやらを展開し、
大儲けしようと思っているらしいが、
まず長続きはしないであろう。

何故なら、それは、好きな歌手のおっかけをやって、
日本中なら何処にでも追ってゆき、
ライブで騒ぐファンクラブとはわけが違うのだから…

講師達が、それこそ、
アイドル並のルックスや芸当を持っているならいざしらず、
ただの金持ちだというだけなら、
これまでのスポンサー達と何も変わらない。

イベントの出資者であり、主催者ではあるが、
実際は縁の下の力持ちであるという、
その現実は絶対に変えられないであろう。

華やかな芸能人やスターだって、
イベント成功が困難になった今日この頃である。

勿論、文化人として著作を出版したり、塾長の様な感じなら、
まだまだいけるとは思うけれども、
この三カ月の間に、与沢翼氏のおかげで裏を知ってしまった
賢い皆さんが、そう易々と神輿を担ぐとも思えない。

よほどのメリットやサービスでも提供されなければ、
リアルセミナーで大儲けするのもまた少数派、
ということになるであろう。

筆者は、そんなことのために、

皇道經濟でみんなに十億円!

と主張しているのではない。

第一、筆者の「皇道經濟でみんなに十億円!」では、
労働意欲の無い怠け者は、悪人として区別して、
労働することを禁ずるけれども、常に十億円を持たして、
本気で世の為、人のために働きたくなるまで、
遊んでいてくれた方が世の為、人の為だとまで宣言しているのだ。

--------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------

 木綿の洗濯物に固糊(カタノリ)を付けたるごとく、
街頭に鯱(シヤチ)こ張(バ)りゐたる岩彦(イハヒコ)も、
大の男も、この歌にとろかされて、
何時(イツ)のまにか菎蒻(コンニヤク)のやうに、
ぐにやぐにやになりてしまひたり。

--------------------------------------------------------------

俺が一番だ!業界の頂点を極めてやる!

…という気持ちはよくわかるのであるが、
そんなことでは地上天国建設は出来はしないのである。

必ず世を呪い、怨む者たちが出て来るし、
ノウハウがわかってしまえば、誰も一銭も払わないで自分で稼ぐし、
これまでよくもこんなつまらないことで騙し続けてくれたな!

…と、そう逆恨みされて捨てられることになるのは間違いない。

その正体が、実は合法的なマフィアにしてやられたのだと知ったら、
ファンは一斉にそこから離れて行ってしまうであろう。

--------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------

 広道別天使(ヒロミチワケノカミ)は女宣伝使にむかひ、

 『貴女(アナタ)は噂(ウハサ)に聞く、
  出雲姫(イヅモヒメ)におはせしか。
  存ぜぬこととて、無礼の段御許しくだされませ』

と慇懃(インギン)に挨拶したり。

--------------------------------------------------------------

出雲の言霊は「いずくも」ということで、つまり曇天ということだ。

この場合の雲は「暗雲」の象徴で、邪心を意味している。

聖書中心の世界は、原罪から始まる世界だから、
常に、すっかり晴れ渡っているということがない。

それが出雲姫が象徴するものである。

つまりは天地創造以来最も罪深い女エバである。

そのエバでも己の本性を覚って改心が出来れば、
元は立派な女神であるから、
その活動も天使の活動になるというわけだ。

--------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------

出雲姫は丁寧に挨拶を返すをりしも、
礼服を着用したる四五の役人らしき者、
前に現はれ丁寧に辞儀をしながら、

 『私はローマの城に仕へまつる端下役(ハシタヤク)であります。
  今城主の命令により参りました。
  どうかこの駕籠(カゴ)に乗つてローマ城へ御出張を願ひたい』

と頼みいりたり。

元照別天使の輿(コシ)は何故か、
後へ一目散に引返してしまひたり。

--------------------------------------------------------------

そんな、天地創造史上、最も罪深いエバである出雲姫でも、
元をたどれば尊い女神。

改心さえ出来れば、ローマに迎え入れて、
誠の世に立て直すお働きをして頂きたいというのは、
当然の心情であろう。

--------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------

 この群集の中から現はれ、
十字街頭(ジフジガイトウ)に拳(コブシ)を固め、
口を開けたなり強直してゐたる大の男は、
いよいよ改心して宣伝使となり、
天(アマ)の岩戸(イハト)の前において手力男命(タヂカラヲノミコト)と相並び、
岩戸を開いた岩戸別神(イハトワケノカミ)の前身なりき。

--------------------------------------------------------------

何処やらのマーケッターさんも、
生まれながらの怪力の持ち主だったと、
その自叙伝で述べておられるが、その怪力と天才が、
この真っ暗闇の岩戸隠れの世の中を閉ざしている、
岩戸の蓋をこじ開けるというなら、それもまた素晴らしい。

アダムの力。ユダヤの経済力が、
誠の光に照らし出されて改心出来れば、
これまでの様に、流浪の民であるユダヤ人の
生きる知恵としてのタルムード的猿知恵に頼ることもなく、
すんなりと悪の世を終わらせる皇道を、
出現させることになるというわけだ。

--------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------

 手力男神の又の名を、豊岩窓神(トヨイハマドノカミ)といひ、
岩戸別神の又の名を、櫛岩窓神(クシイハマドノカミ)といふ。

さうして今現はれたる出雲姫は、
岩戸の前に俳優(ワザヲギ)をなし、
神々の顎(アゴ)を解きたる
滑稽洒落(シヤラク)の天宇受売命(アメノウヅメノミコト)の前身なり。

 (大正十一年一月二十四日、旧大正十年十二月二十七日、井上留五郎録)


--------------------------------------------------------------

エデンの園ではアダムとエバは裸だったか、
何一つ恥じる事はなかったが、
神様との約束を破ったあと、
無花果(いちじく)の葉で腰を隠したのである。

ここで出雲姫の天宇受売命が裸踊りをしたということは、
エデンが復活したといって大騒ぎした、
ということである。

今の世の中でいうと、

「一億円、十億円稼ぐのなんか簡単なんですよ!」

と、出来る人と出来ない人がいるホラを吹いて、
騒いで歩いている様なものである。

それで、そのバブリーさに浮足立つ声に異変を感じて、
岩戸から天照大神が御再現されて、
地上に誠の光が照り輝く事になるわけである。

天照大神というのは皇神のことであるから、
要するに、地上に誠の皇神の道が広がって、

皇道經濟でみんなに十億円!

を土台にした地上天国が始まる!ということになるのである。

古事記の場合は、このあと素戔嗚尊の追放があって、
八岐大蛇退治があって順番が逆に見えるだろうが、
世に出ている歴史とは、神々の転落と堕落の歴史である。

それを逆に読み直したら復活の順序ということになるのである。

嗚呼、惟神霊幸倍給坐世(カムナガラタマチハエマセ)













  北欧と欧州



  亜弗利加の砂漠と日本の鳥取砂丘

--------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------