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2月11日 スキーテクニカル・クラウンプライズテスト講評

2013-02-26 22:07:03 | スタッフ日記12-13

いつも恐羅漢スキー&スノーボードスクールをご利用いただきありがとうございます。

遅くなりましたが、去る2月11日(祝)に開催いたしました
プライズテストの講評をさせていただきます。

クラウンプライズ4名 テクニカルプライズ25名
合計29名の大変多くのみなさんに挑戦していただきました。

受検された皆様の受検に向けてのご努力と
精一杯の滑りに深く敬意を表したいと思います。
大変お疲れ様でした。
ありがとうございました。

検定当日は、
しっかりと整備された最高のバーンコンディションで
検定に臨んでいただくことができました。
その分、スキー操作や運動要素を明確に
表現することができるバーン設定であったと思います。

全体的に多く見受けられたのは、
ターン前半でスキーへの働きかけが弱く、スキーへの重みを軽くし、
スキーをフォールライン方向に向けてしまい、
それ以降(いわゆる山まわりの部分)のスキーへの働きかけが、
時間的にも長くなり、スキーへの重みの乗せ方も重くなり過ぎて、
結果として、スキーが山側方向に向いている時間が長くなって
スキーを推進させることができなくなってしまっています。
言いかえれば、スキーヤーの重心位置を「山側」から「谷側」に移動していく、
タイミングや量の調整がうまくできていないケースが多く見受けられました。

もう一つ多く見受けられたのが、
身体のポジショニング(特に腰の位置・向き、頭の位置)を先行的にセットして、
ターンに入っていく操作が多く見受けられました。ターンポジションは、
スキーへの効率的な働きかけを行った結果として表れてくるもので、
腰の向きや頭の位置をセットしてしまうと、スキーの角づけが強くなりすぎたり、
スキーに重みが伝えにくくなるなど
スキーを操作しにくくする原因になることもあります。

これらの課題を克服する方法としては、
確実にニュートラルゾーンで斜面に対して垂直に近い状態に立つ、
そして、スキーに重みを乗せながらターンに入っていくことです。

今回のテストでは、残念ながら合格はありませんでしたが、
これからもトレーニングを積んでいただき
来年のプライズテストに挑戦していただきたいと思います。

シーズンも終盤となりましたが、
いいイメージでシーズンの締めくくりができるように、
スクールもお手伝いさせていただきますので、
今後ともぜひご入校ください。

                              主任検定員  二 見 重 幸


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