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謝謝の旅 洛陽・西安ー龍門石窟

2018-04-14 13:47:57 | 日記
4月8日(日) 晴
地下鉄「五路口駅」→「北大街駅」乗り替え「西安北駅」到着。
俗に言う中国新幹線にて洛陽龍門駅を目指します。
この列車は終点が上海駅でないので乗客が少なく指定席は通路側でしたが窓際でゆっくりと風景を見ることが出来ました。


西安を出て、暫くすると列車の右窓、南方向に異様な形の大きな山が現れました。
距離的には遠く霞んでいますがなんとか全体が把握できます。
多分、中国五岳の一つ「崋山」でしょう。
麓まで行こうかなと考えていただけに、ここで見えるとは嬉しいことです。






駅から龍門石窟入り口まではタクシーで行きます。料金は20元(380円)です。
日曜日ですが、観光客は大混雑の西安に比べれば落ち着きを感じます。入場券もスムーズに購入。






石窟への道は空青く爽やかな風がありこれは上天気に恵まれたとよい気分で歩を進めますが、次第に白い綿のようなものが舞出しました。
寒くもないのに雪でもあるまいと落ちてきたものを観察。


此処はゆつたりと流れる文字通り黄色の黄河の支流・伊河沿いにありますが、その柳並木の綿帽子でした。




不用意に口を開けると中に入ってきます。
なかなか風流なことよと次第に増える山沿いの石窟を眺めながら歩きます。

多くの仏像は、通路から離れていますが、すぐ近くにあるのは皆さん撫でてくれるので黒光りしています。
私もちょっと一撫で。






何カ所かの階段を横目に、ようやく目的の「廬舎那仏」です。
















伊河にかかる橋を渡ります。




石窟が正面に見える所からの眺めが目当てです。






多くの人が集まるポイントなので綺麗にしています。


出口までは、可愛らしいバスに乗ります。






再び洛陽龍門駅に帰ります。
ここで慌てました。
朝の西安北駅では、列車発車直前に改札したのですが、此処では早めに改札を終えていたのです。
それを知らずに、のんびりと待っていました。
まぁ、念のためと切符きりの女性に切符を見せたところ、あわてて近くの電気自動車に乗れと指示され列車まで連れて行ってもらうことになりました。
危なかったです。これに乗れなかったら明日の飛行機に間に合わないことになります。
新幹線的な列車は指定が殆どで、今日は日曜日とあって上海行きは満席です。
日本のように立ってでもと乗せてくれる保証はありません。

一つ、面白いことがありました。
列車後方の16号車に乗っていましたが、そろそろ夕食をとろうと食堂車へ行くことにしました。
さて、何号車にあるのだろうかと思っていたところビニールのゴミ袋を持ったおばさんがゴミ集めに来ました。
食べるゼスチァーをして聞いたところ○○と教えてくれますが、分かりません。
おばさんは、私の持っている司馬遼太郎の「関ヶ原上巻」を取り上げます。
おいおい、読みかけだから未だゴミ袋入りはごめんよと。
おばさんは、ペラペラとページをめくり、私に返してくれました。押さえているのはページ数字9です。
びっくりです。
謝謝、謝謝。いい笑いを返してくれました。

食堂車も満席です。
一つだけ席が空いていましたが、そこは乗務員用の席です。
日本ではお目にかからなくなった食堂車も中国の長距離列車の殆どにあります。
そもそもは、乗務員が食事をするためというのが始まりのようです。
そこで座っている乗務員に遠慮がちにお願いしたら、OKというので座らせていただきました。
寝台車のと違って、調理するのでなく弁当を温めただけのものです。
食べていても前の座席に入れ替わり立ち替わり休憩の乗務員が来ますが有難いことです。謝謝、謝謝。




乗務員席とプレートに記しています。


5時間の乗車で上海虹橋駅に着きました。10時頃ホテル到着。
明日は帰国です。