言いたい放題

コメント大歓迎…チューチューマウスと仲間たち

岐阜薬大♪音頭  妙薬の歌「田螺殿(たにしどの)」

2012-04-25 19:11:04 | 落語・その他芸能一般

 

岐阜薬大♪音頭  妙薬の歌「田螺殿(たにしどの)」  

 子供のころ見聞きした、懐かしい「岐阜薬専・音頭」をご紹介したい。

 岐阜に住んでいたが、自宅のすぐ傍に在った「岐阜薬科大学」(旧・岐阜薬学専門学校)の学校祭で、当時の薬科大学生が、夜になるとたき火を焚いて、羽織袴姿で肩を組み輪になって、酔いに任せて踊り狂いながら唄った(というより‘がなりたてた’)音頭だ。妙な節とリズムが付いていて面白かったことを子供心に覚えている。

 とくに、♪蚤(のみ)の金玉~虱(しらみ)の‘はらわた~’という条(くだり)は、印象に残っている。


岐阜薬専 ♪音頭  妙薬の歌「田螺殿(たにしどの)」

タニシ殿 タニシ殿
愛宕参りに ござらぬか
嫌でする 嫌でする

丁度 去年の夏の頃
ドジョウ殿に誘われて
チョロチョロ小川を渡る時  
キジや トンビや フクロめが
アチャコチャつつき コチャつつき

その傷が その傷が
季節めぐりて冬来れば
ズッキラ ズッキラ ズッキラ ズッキラ
痛み出す

何か妙薬ござらぬか
妙薬いろいろありますが

まず第一妙薬は
夏降る雪の黒焼きと
山の上なる蛤と
海の底なる松茸と
蚤の金玉  虱のはらわた

合わせ 一度に用うれば
効能 たちまち現れる
効能 たちまち現れる

 ●○●●○●●○●●○●●○●●○●●○●●○●●○●●○●●○●●○●

 調べてみたら、【薬百話】という資料によれば…

この「タニシ殿」という歌,不思議な事に,何時,誰が 歌い出したものか、つまりルーツがはっきりしない歌です。
大正5年頃、旧制会津中学校の発火演習の行事の時、大正10年頃、独乙学協会学校の陸上競技部の合宿で、大正14年頃、スキーの合宿の折りなどに、歌ったといわれています。

戦前からは薬学系の幾つかの学校では盛んに歌われてきたものらしい。更に、古くをたづねると「わらべ唄」、元禄時代の「長唄」、室町時代の「幸若舞」などに内容がよく似ています。




 また,竹下夢二の童謡集にもそっくりのものがあります。この唄は、踊りも振付けられているところもあり、ユーモラスな唄です。

 ♪夏降る雪の黒焼き,山の上の蛤,海の底の松茸,蚤の金玉~



平成17年5月17日(05.05.17)

再掲日
06.05.14

 面白ブログが盛りだくさん「BLOG! TOWON」

 

 ★☆※★☆※★☆※★☆※★☆※★☆※★☆※

 

[8]ヤーヤー3.jpg 
面白ブログが盛りだくさん「BLOG! TOWON」






最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
たにしどので検索して来ました (毒蝮麭麺)
2011-08-26 12:37:10
はじめまして、ふと思いついて『たにしどの』
で検索して参りました。
この歌は、19年前の『探偵!ナイトスクープ』
で紹介されてました。
関西の薬科専門学校に伝わる歌だと
いうことなんですが…。

全歌詞読むことが出来て感動しております。
返信する
Unknown (blog管理人)
2011-08-29 10:56:51
コメントをありがとうございました。ご返事が遅れまして、申し訳ありません。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。