食前の服用か?食後か?
写真 上:中田ダイマル・ラケット
人間も長くやっていると、だんだんくたびれてくる。仕方のないことだ。機械だって長い間使えば、部品が消耗したり、あちらこちらに故障が起きて当然だ。
歳をとると、どうしても薬の服用が多くなる。ところがあまりにも多い種類の薬の服用をすると、混乱を起こしてしまう。
薬を飲む時間も、食前、食後、食間、就寝前…と多種多様だ。そこへもってきて、何錠を服用するのか…間違えて腰へ塗る薬を眼へ塗ったりしたら、笑い事ではすまない。
まして加齢により脳の活動も鈍くなる。年寄りには、健康のための薬の服用が、逆に大変な負担になる。矛盾である。
そんな愚にもつかないことを考えていたら、昔聞いたダイマル・ラケット ①の漫才を思い出した。(詳しくは→ 中田ダイマル・ラケット ②)
ダ:あの薬局のオヤジ、変わっとんでぇ!
ラ:そうかいな? どない変わっとんのや?
ダ:さいなッ こないだナ、目薬を買いに行ったンや
ラ:フンフン……
ダ:オヤジにな、この目薬は食前でっか?食後でっか? って聞いたら、黙ってニヤニヤ笑ってけつかる。
変わっとんでえ!
ラ:そりゃ、アンタの方が変わっとるワイな……