白タオル夫婦を結ぶ心の絆 目が不自由な妻と毎夕仲良く散歩 季節の風景言葉で伝え
写真㊤:壺坂霊験記 画像元
http://www3.starcat.ne.jp/~m-kabuki/kouen/tubosaka.htm
2006年11月17日(金)10:12
毎夕、直方市溝堀で白いタオルで手をつないで散歩する夫婦が、地域の評判になっている。近くの会社員沢井忠信さん(62)、チドリさん(60)夫婦。目が不自由で家に閉じこもりがちなチドリさんを外に連れ出そうと、忠信さんが3年前から続けている日課だ。夫婦や親子のきずなが希薄になりつつある中、仲むつまじく歩き続ける夫婦の姿がすれ違う人々らの心を温めている。【記事全文】
白タオル夫婦を結ぶ心の絆 目が不自由な妻と毎夕仲良く散歩 季節の風景言葉で伝え(西日本新聞) - goo ニュース
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こりゃあ、現代版の「壺坂霊験記」だよ!
壺坂霊験記の場合はこの例とは逆に、目が見えない夫を妻が甲斐甲斐しく面倒を見て、やがて夫の目が見えるようになるという夫婦の涙の美談だ。
粗筋は……
寛文(一六六一-七二)のころ、大和の国・高取に目の不自由な沢市と彼を献身的に支える女房お里の、仲のいい夫婦がいた。
お里は夫の目を治したい一心で壺坂寺の観音様に願をかけ、やがて沢市の目が見える。
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「壺坂霊験記」のお里(片岡秀太郎)と沢市(片岡我當)=製作・松竹株式会社 |
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「壺坂霊験記」のお里(片岡秀太郎=左)と沢市(片岡我當)=製作・松竹株式会社 |
「壺坂霊験記」はただこれだけの単純な物語である。
神仏を信心すれば神仏の通力によって霊妙な効験、つまり霊験があるというストーリーはいかにも宣伝めいているが、似たようなご利益(りやく)話は壺坂寺に限らずそこら中にある……
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眼病に霊験あらたかな寺 として今も参詣者が多い 壷坂寺=奈良県高取町 |
詳しくは ↓
上方歌舞伎 名作散歩 壺坂霊験記(下)
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親子や夫婦、兄弟が殺し合うような殺伐とした世相には、珍しくさわやかな話だ。
06.11.18