
鴨料理専門 「かも苑」
東京ディズニーランドや東京ディズニーシーへ足を運んだ方は多いだろう。しかし、そこから2kmくらいしか離れていない周辺のスポットにある「かも苑」はご存知ない方も多いに違いない。
「かも苑」は鴨料理の専門店として名高い。ディズニーランドへお出かけの際に、一度お訪ねになるのも良いのではないか。
さらに「かも苑」のすぐそばには、「市川野鳥の楽園」があり、その中には「宮内庁新浜鴨場」がある。
散策するには、打って付けの場所だと思う。もちろん、「宮内庁新浜鴨場」への自由な出入りは出来ない。
宮内庁の鴨場・猟場は、言うまでもなくここだけではない。これら皇室の鴨場・猟場には、我々一般庶民の知り得なかった秘めらた戦後史がある。
それはマッカーサー元帥を頂点とするGHQを、皇室が接待づくめにした歴史である。接待饗応の内容は、「皇室伝統の鴨猟を見せ、宴を張り、豪華なお土産付き」だったらしい。おびただしい数のGHQメンバーが招待されたそうだ。
青い目(黒い目も茶色の目もいたが…白い目はいなかった)をした連合国・占領軍の軍人軍属も、きっと目を丸くして喜んだことだろう。強(したた)かな皇室外交であった。
ただし、頂点に立つマッカーサーだけは、ただの一度も顔を見せたことはないそうである。(ジョン・ダワー『敗北を抱きしめて 第二次大戦後の日本人』上、下巻 岩波書店)
話は大きく脱線した。元に戻そう。
彼らGHQの軍人軍属が、二次会に「かも苑」を使ったかどうかは知らない。でも「かも苑」の仲居さんたちは英語を使う。
先日、私が「かも苑」を訪れた際にも、仲居さんが出てきて手招きしながら、『鴨ン』と言ってニッコリ笑った……言わなきゃヨカッタかな?
05.08.12
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