年の初めに
年頭にあたって、何かを申し上げるような柄ではないが、それでも元日になると、輩のような愚物でも何かを云いたくなる。
ここ数年間というものは、或るものに凝った。女?ブルルルッル、違います。博打?滅相もない。
「柄谷行人」というセンセの本に読み耽ったのです。三十数冊を夢中になって読んだ。今も読んでいる。
ただ、注意しないとイケナイのは、このセンセの本を読んでいると話すと途端に「他人から怪訝な貌をされるくらいは朝飯前で、時には気違い扱いされることがある」ということだ。確かに難解な部分もあるが、“読書百遍意自ずから通ず”である。
日本が・・・いや世界中が行くべき方向を見定めかねている現状においては、柄谷行人の主張の骨格を為す「他者論」にこそ耳を傾けるべきではないか、と無い頭を絞って考える。
チョイト、そこのオジサン、鼻糞を穿っているバヤイじゃないよ!