還り見れば酔生夢死か?

80歳代の聾人でネットの話題を書いています。足が悪いので家で得ることが出来るネット情報と私自身の唯我独尊の偏向文です。

むねがはかはか?

2012-11-21 08:00:14 | Weblog
下記記事は今朝 読んだ毎日新聞の記事であるが地方の方言にはその地方の者でなくても心に触れる感情があるようだ

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発信箱:まず、言葉から=滝野隆浩(社会部) 毎日新聞 2012年11月21日 00時11分

http://mainichi.jp/opinion/news/20121121k0000m070077000c.html 以下全文

発信箱:まず、言葉から=滝野隆浩(社会部)
毎日新聞 2012年11月21日 00時11分

 東日本大震災の被災地で活動した救急医の取材で、山浦玄嗣(はるつぐ)医師(72)に会った。岩手県大船渡市の開業医。半壊した気仙地域の医療復興に尽力したが、先生にはもうひとつの顔がある。新約聖書を地元の「ケセン語」に訳した研究者の顔だ。

 <神さまんす 神さまんす なしておらァどごォ お見捨てなさりァんしたれ!>。有名なマタイ福音書の言葉のケセン語訳。被災地で聞くと「神も仏もあるものか!」という失意の意味に取れるが、そうではないと山浦さんは訴える。メディアは震災後、絶望の声を集めようとした。だが、地元では恨み言は一切聞かれず、むしろ黙々と耐えていた。意味を深く考え、前後の文脈をたどりながら方言にしていけば、このイエスの叫びは「この私も立ち上がった、さあ、一緒にやろう」という意味合いを持ち、被災住民の素朴な思いにつながっていく。

 山浦さんは東北各地を回った研修医のころから、その土地の方言を必死で学んだ。患者と同じ文化にいることが大事だと考えたからだ。聞き取り、書き留め、使ってみながら身につけた。特に擬態語。「腹がにやにやして」「このあたりがきやきやする」……。その微妙さが分からないと診断できない。「ばあちゃん、胸がはかはかするのか?」と方言で聞けば、患者との距離感はぐっと縮まる。

 言葉がとても大事なのだ、と山浦さんは思っている。テレビの薄っぺらな標準語ではなく、その土地で交わされる体にまつわる言葉。命を預かる医師はもっと言葉にこだわってほしいと願っている。患者とは、まず話すことから始まるのだから。「聖書も医者も、人を幸せにするという目標は同じなんですよ」。メディアへの警句でもあった。

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つぶやき

 方言も日本全国 通津浦浦の学校で同じ教科書を使い始めて百数十年・・・現在はかなり標準語もひろがった。

元々が明治時代に軍隊で全国から集まった人々に共通する言葉が必要だったのだ。

それでも方言を使う「向こう三軒両隣」の方々に方言は伝えられる。

大東亜戦争が始まったときに米国では少数民族のナホバ族の言葉を利用した暗号を開発したと聞く。

こういう暗号は ともかく方言には方言でしか表現できない一種の繋がり「絆」がある。



ふるさとの訛なつかし 停車場の人ごみの中に そを聴きにゆく 啄木   

PS:風邪予防注射を打って15時間が過ぎた・・今のところ異常はない。今朝の庭の気温は14度(午前8時)太陽が眩しい・・・いいお天気になった。

きょうはこれから太極拳教室に行く予定である。

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2 コメント

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太極拳も…! (R玉)
2012-11-22 07:22:25
osamu様は趣味が豊富なのですね。太極拳教室とは素晴らしいですね。
私の方は先日の集いの太極拳の基礎型の指導を初めて受けて、即腰が「グコグコ(^^;?」来てしまいました。体が固くてどうしようもないです(;_;)
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R玉 さんへ (osamu)
2012-11-22 08:14:37
R玉 さんよくいらっしゃいました。

先日「こだま」の会でやったのは「練功18法」の前段でした。これは太極拳を始める前の準備体操として教室でやっています。
太極拳も練功も何れも呼吸法として有効と思っています。勿論 ユッタリと身体を動かすことは年寄りにはよいかも?でもあれで結構 身体を使います。私の通っている教室には米寿の女性の方も居らっししゃいます。背筋が伸びていて姿勢がとてもいいです。30年も続けておられます。 
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