海外英語難民 増加の社会的理由

2010-08-26 11:57:38 | 福岡&中野&メルボルン時代
うーん、今日も毎日暑いですね・・・

■ 勉強する環境はどこか? 
メルボルンには超やる気満タンで行ったのに、大失敗でした。
何がって、メルボルンは『勉強する環境』ではなかったのです。

『集中』ではなく、勉強以外のことをしたい人がいくところが
都市ですね。つまり集中を阻害する邪魔だらけなのです。
そして待ち受けているのは非ネイティブの弱みに付け込む商法。

オーストラリアへ行く人は都市部ではなく、田舎を選んだほうが
良いかもしれません。都市部はレモン市場に近いことになっています。
(レモン市場とは、悪貨が良貨を駆逐するような状況のことを言います)

個人的にメルボルンで得たものはといえば、自信、そして友人、
そして失ったものといえば大量のお金です(^^;)。

海外は短期留学で英語アレルギーを乗り越えるのには良いのですが
それ以上のレベルアップはかなり厳しいです。というのは今現在、
中国やインドからの”英語初心者”が多数流入していて、語学学校では
大量の初心者を捌くほうが最優先課題になっています。

大学や大学院なら大丈夫かというと、留学生が多いクラスは約8割もが
留学生で占められており、必然的に語学を一緒にマスターしたいという
ニーズにこたえられる状況ではありません。

語学のマスターには誰か個人的にチューターを買って出てくれるような
親切な人の助力があるかないかが決定打になってしまっています。

これは世界中どこでも同じかも?友人に確認したところ、
アメリカでは同じようです。世界的に人口増を経験している国から
人があふれているんですよね。

よく「日本人だけでつるむから」が”海外英語難民”の理由に挙げられていますが世界的な『英語初心者の大量流入』が各学校のレベルを押し下げている社会状況については誰も語っていないようです。

というワケで初心者以外の語学を学習するのに最適な環境は日本の
それも都市部ではなく片田舎のあまり邪魔が入らないところでは
ないか?と思います。 というワケで山梨でいいのです(笑)

■ 翻訳・通訳

当初、私は、通訳・翻訳のコースを検討しており、多分そうしたコースではやる気の高い人が集まっていて、きちんと勉強できそうだと思っていました。 しかしデメリットがいくつかあります。

・クラスメートがほぼ全員日本人
・就職は日本のほうが良い
・コース内容の違い
・高い料金設定

メリットは
・クラス外で英語に触れる生活

通訳になりたい人なら日本で勉強するのが総合的には近道の
ような気がします。というのは、普通ビジネスで訪れる人は
日本で通訳を雇うでしょう・・・逆はほとんど見受けられませんよね。

日本で補うべきなのは英語に触れる機会の少なさです。
これはもうどうしようもありません。

しかし・・・昔友人で中国系のルームメイトと暮らした結果、
中国語なまりの英語を身につけてしまった人がいました。
そういう結果にならずに済む、ともいえます。






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