Smart Grid

2010-09-08 10:56:32 | Diary
スマートグリッドってまた、最近のバズワーズですね・・・ 

そいでもって世界的にはどれくらいノリに偏りがあるのか・・・チェック。

■ Smart Grid ニュースチェック (数字は検索ヒット数)

世界経済のけん引役 
 アメリカ  1857  本家はあまり熱心でないようです。
 日本   2078   国の参入が目立つ

主要メンバー国
 UK   2052   ほぼアメリカと同じ記事がヒットします
 オランダ 2139  関心はやや強いようです。独自記事(国内記事)やや多い
 ドイツ  1943   独自記事 多
 フランス 2132   独自記事 多

追い上げ国
 カナダ  2095    ほぼアメリカ
 オーストラリア 2078 ほぼアメリカ

新興国
 ブラジル 2152   ほぼアメリカ
 韓国  2519    国内家電の話題が主

もっと新興国
 中国  2111   他国事情紹介が主流
 インド 2112    ほぼアメリカ

■ 悪ノリ 韓国

こうして俯瞰すると、飛びついているのは、断然、韓国。
しかし、都市インフラの話のはずですが、どうも家電と捕らえ方に無理くり
結び付けています。 ま、そうですよね。 韓国は今が売り時。日本の高度経済成長期。

それからコモンウェルス(UK,カナダ、オーストラリア)も続いています。 

EUは、アメリカともコモンウェルスともすこし距離を置いています。

新興国の中国は様子眺め・・・

つまり、おおざっぱにいうと、親分アメリカが言いだしっぺだけど、熱心なのは
基本的に子分か、コンペチターのコモンウェルスで、EUは独自路線でけん制中、
ニューカマー中国は様子見。

■ 知るべき世界企業名

こうしたニュースを見るときに日本のガラパゴス度合いを思います。

日本では伝統的に経済産業省が世界の潮流を見るアンテナ役をしてきたので、ニュースも
官民の実証実験みたいな話が必然的に多くなります。

今日のニュースのみのチェックですが、 どこの国のニュースにも出てくる世界企業が1社あります。
それはCisco社。 Ciscoがメインのプレーヤーですね。もしや言いだしっぺか?

しかし、英語圏のニュース等で出てくる世界企業のうち、日本には紹介されない企業が
少々あるのは多少不安ですね。 置いてきぼりを喰っていないか?

日本人が他国に行くと、知っていて当然という企業名を知らないことは多い。
日本は日本語という壁に守られて世界の常識企業を知らないことが多いのです。

<企業名>
Elster  水道メーターの世界的企業
SDG&E   サンディエゴのガス電気供給事業者
DT TeleKom(独) ドイツ版NTT
Miele(独)   家電メーカー
RWE AG(独)   ドイツ・エッセンに本社を置く大手エネルギー会社。 E.ONに次ぎドイツ第二位。
Silver Spring Networks   スマートグリッド旗振り役企業?

<その他用語>
ESCO    Energy Service Company の略
ZigBee   家電向けの短距離無線通信規格の一つ

今日のニュースだとElsterは知っておくべきですね。

■ 音頭とり?

そして、今日はこの分野でおそらく世界中の人が共通して読んでいるだろう記事があります。
Smart Grid - Vision and Reality  スマートグリッドの理想と現実
というセミナーのお知らせです。
この記事によると、これまで一方通行であった電気、ガス、水道などのメーター
を双方向型にすることで、都市全体の省エネを実現しようという取り組みのようです。

なるほど、新しいマーケティングですね・・・。メーターなんて数が多いだけに普及すると儲かる。儲かるのは半導体メーカー。なるほど震源地はシリコンバレーです。
日本の各種メーター製造者の皆さんは商機なのでしょうかね。

こういうのは 話を聞くと、とてもいいのだけど、やると採算が取れないってのが通常の流れなのですが
実際どうなのでしょうか・・・そのあたり知りたくなりました(笑) 
本家アメリカがそう熱心でもないあたりにホンネが見えているのかもしれませんよねぇ・・・

我が家のガスメーターや水道メーターが半導体入りになるのはいつなのでしょうか・・・(笑)

それにしてもあまってるんだな…半導体。



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