朝の幸福のススメ

2013-09-15 09:56:53 | 幸せのコツ

今日は甲府は冷たい雨の朝です。

我が家のベッドは、南面のベランダに面した部屋の窓際に置いてあり、窓を開け放して寝ていると、風が気持ちよく通り抜けます。雨足が強くなると、それが起こす風も強くなり、その強弱がベッドに居ながらにして感じられるほど、外の環境に近い位置にベッドを配置しています。これはわざと。

エアコンが必要なほど暑い日は、窓は締めて寝ていますし、防犯を考えると、寝室の窓締めたほうがよい(娘時代、自宅に闖入者が出て寝床を襲われたことがある…)のですが、私には風に当たれることのほうが大切で、窓を全開と行かなくても、空気が通るようにして寝れる、そんな条件を作り出すようにしています。

郷里熊本の夏は暑く、家の中では子供たちが少しでも涼しい寝場所を求め、タオルケットを持ってさまよっていました(笑)。 その時の経験から、涼しいのは窓際だと知っているのです。

空気が通る…。 このことに関しては、私は一家言あり(笑)、帰宅して一番にすることと言ったら窓を開けることです。 

山小屋で働いている時も、窓を開けるのは私ばかりでした。外のような、中のような、そんな土間的空間も好きです。東屋とか土間とか、サンテラスとか。だからタープ泊が気に入りそうなんですよね。

9月の冷たい雨には本当に心癒されますね。これまで暑くて寝れないほどだったから。

今朝は、そうやって、いつもの習慣で窓を開けて寝たおかげで、雨の音と雨から流れる冷たい空気に目覚めることができた、ラッキーな朝でした。全国的には台風で、お天気は悪いので、不謹慎かもしれませんが…

雨音に起こされるのは、贅沢なことです。

騒がしい車の騒音や、目覚ましの音で起こされるのと比べてみると自明のことでしょう。一日の始まり方として、太陽の陽の光に目覚めたり、雨音で目覚めたりできることは、本当に現代では限られた贅沢になってしまいました。もしかして、そのために人は山に行くのかもしれませんしね。

というわけで、自宅でも、かなうなら、ベッドは窓辺にセットしてみましょう。

私は、目覚めたものもの、雨の空気をもっと味わっていたかったので、2時間近くもベッドの中で夢うつつで過ごしました。意識は眠っているようないないような… こんな時に素晴らしいインスピレーションが湧いたり、不思議な夢を見たりするものです。その時間は貴重で、以前はこのために早めに目覚ましを掛けていたくらいです。ただ、これは失敗して寝坊することがありますので、平日にはおススメできません(笑)

温かく清潔なベッドという安寧をもたらす人工物に守られて、厳しい自然現象である雨を味わう、それも夢うつつ…と言うのは、本当に贅沢な時間です。

傍らには夫がムニャムニャ…と言う感じで寝ています。彼の体は私よりうんと体温が高いようでホカホカです。暑くて、タオルケットなんぞは蹴っ飛ばしているようですが…(笑) 熟睡していると、二人で同じベッドに寝ていても、自然に距離が遠くなるのですが、寝起きはいつも二つ並んだスプーンのようにピッタリ体を寄せ合って、一度温まってから(?笑)起きます。
いつものパターン。夫と二人ベッドの中、雨の音で目覚める朝。

こんな朝をもう彼是、恋人時代も入れると14、5年も続けています。だから寝室のしつらえは、贅沢ではありませんが特別気を使っています。一番気を使うのは、配置。そして、清潔感のあるリネンをずっとキープすること。

マンションで一般的な田の字プランの間取りは寝室に相当する部屋が外廊下に面した部屋になっていることが多いのですが、外廊下は人の息吹が一杯で、朝を陽の光や風の流れで目覚める、という目的には、もっとも遠い、です。 

そうした部屋はできれば、一日の滞在時間が短めの用途の部屋に充て、一日の3分の1に当たる、8時間をもの長時間を過ごす寝室には、もう少しプライベート感のある奥まった部屋がおススメです。 そして、ベッドは窓際に。壁際も安心して寝れる配置です。広い空間にぽつんと置いた寝台は、手術台や安置所を思わせるのでおススメできません。あとは床からの高さは低いほうが狭い日本の住宅事情では圧迫感を感じさせません。

こうした時間が私たち二人の幸せの時間を作っています。彼は必ず寝坊して、私が大抵コーヒーを淹れます。それは休日の習慣。

起きたら、大体は二人とも自分勝手な時間の過ごし方をするのですが… 

 


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1 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
虫は困りますね(^^) (Tanihachi)
2013-09-16 11:33:32
朝の日差しが入ってくるポジションですよね!

でも、虫は困りますね・・・我が家は2階なのが虫の進級を食い止めているのかな?

ちょっとした悩みはベランダが高熱すぎて植物が育たないことです(笑)これからはいい季節になってきましたね。

自然の光と音、大事にしたいですね!