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UENOUTAのお絵描きとかブログ

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ある日、超能力に目覚めた件 第二章 第四十話part3

2025-03-24 18:56:22 | 日記
 小頭は兄を追いかけてた。
 
「待ってよー、待ってよお兄ちゃん!」
「ははははははは、ははははははははは」
 
 二人はお花畑にいる。どうしてかはわからないがなんか二人とも昔のギリシャ人が着てそうな、白い布を巻いたような……そんな服をきてた。まるで彫像が着てる服みたいな? でも別にそれに違和感は持ってない。とても綺麗な場所で、そして兄と小頭はとても楽しそう……という、そんなほほえましい光景だ。
 
 そこにはただ平和と調和があった。
 
「ほら、小頭」
 
 そういって兄が花の冠をくれる。綺麗な花をたくさん使った花の冠を小頭はとてもきにいった。頭にのせられた花の冠。うれしくてぴょんぴょんと跳ねる小頭。
 
「小頭さん! 僕のこれも受け取って!」
 
 そんな時、犬がそういってきた。その犬は茶色の雑種で、大きさは小頭の腰位はある。立ち上がったら、小頭よりちょっと小さいくらいかもしれない。ピンと伸びた耳。上を向いた尻尾が特徴的だ。顔も整ってると思う。
 犬としては格好良い部類に入るだろう。愛らしい、というよりも格好いい。そんな犬が人語を話して、そしてその口には小さな花の輪っかがある。犬がどうやって作ったのかは謎だが、それはどうやら腕輪? それか首輪なのかもしれない。
 
「ありがとう立花君」
 
 自然と小頭はそういってた。立花君は小学生の時に小頭に告白してきた男の子だった。その犬を小頭は立花君といってる。
 
「そんなのよりもこっちの方が良いよ!」
 
 ピピピ――と小鳥がやってきてそんなことをいってくる。頭と羽の表面が黒く、あとは白い小さな鳥だ。そんな鳥は指輪を持ってた。キラキラとした石がたくさんハマった指輪である。豪華……という言葉はこの為にあるようだ。
 
「お、重い……」
 
 綺麗よりも重いが真っ先にでるのが小頭らしいだろう。でも確かに小頭の細い指には重そうではある。
 
「でも嬉しいよ川島君」
 
 川島君は中学校でサッカー部のイケメンである。女子がキャーキャーしてた。ちなみに小頭との関わり合いはない。でも女子の王子様的な感じである。それからも沢山の動物たちが小頭へと貢物をもってくる。
 そして小頭はこういった。
 
「みーんな、私の物だよ~」
 
 どうやら小頭は心の中ではかなりの承認欲求が高いようだ。皆が小頭を求めて、皆が小頭を愛する……そんな世界を所望してるみたい。
 

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)盤上の迷宮航路にご招待 205

2025-03-24 18:51:00 | 日記
(反応の消失? こんな時に?)
 
 そう思いつつ、私はユアの卵をみる。ズームすると、私の……というかG-01の分離した指が消えてる? どういうことなのか? まさか消化されたとか? いや、そんな危険な酸性物質じゃないだろう。そもそもそんな成分は検出されてないし。
 ならばなんでG-01の指は消えたのか? 私はG-01の足をユアの卵の方へと進めた。その時だ。
 
「え?」
 
 G-01の足が踏んだ瞬間に見えたのは軌跡? それが軌跡だったのかわかんない。だって本当に一瞬で……そもそも今は私は動いてないが、今一瞬、私になったような? 私が一歩を踏んだきがする。G-01のコクピットで気づいて、歩いたことなんて無い筈なのに……いや、一応ちゃんと足踏みくらいはしてる。固定されてる訳じゃないから、ある程度は動いてはいるんだ。
 でも実際地面の感触とかを感じることはない。まあ感覚を100%共有してたらちゃんと歩く感覚もあるが……今はそれはやってない。でも……確かに今、私はこの足で地面を踏んだ感覚があった。そしてその足元から伸びた光……それが見えたんだ。だからそれを軌跡かなって……違うかもしれないが。
 
「気のせい?」
 
 今は見えない。てか水の感触しかない。水の中で脚を動かす。そもそもがこの中では私は浮いてるのだ。踏みしめる感触があるわけがない。ならばやっぱり気のせいか? でも……一概にそうとは言えないとも思ってる。
 私はユアの卵をみる。もしかして……今のは……伸びた光はいくつも枝分かれてしてた。そう、まるで私の『運命』の様に。そして今、運命といえばユアの卵じゃん。これが偶然というのはいささか無茶というか? もしかして指が消えたのは何かメタリファーがやったからでは? そもそもまだ生まれてもないメタリファーがその途中で何かできるのだろうか? という疑問とかはある。
 私はG-01をユアの卵へと近づけた。さっきまでと変化はない。そう見える。ただG-01の指がなくなっただけ。そしてユアの卵は未だバグってる。生まれそうで生まれない。永遠にバキバキと一部分の殻が割れて落ちてるが、それだけで……それを永遠と繰り返してる状態だ。
 
 割れたユアの卵の穴……生まれない命。ひしめき合う運命。一体中で何が起こってるのか? もう一度指を突っ込んだ方がいいのかな? とかおもって手を伸ばす。すると驚くことが起きた。
 
「あれ?」
 
 なんと、G-01が指を切り離さずにがっつりとユアの卵を触ってた。こんな事……私やってないよ? 何が起きた? 私はG-01の手をユアの卵の前でとどめた筈だ。でも……現実ではG-01の手が既にユアの卵へと触れてる。これが現実。
 まるで私の感覚をずらされたかのうような……それかまるで時空間がズレ……た?