
街の中心地に向かう交差点近くにあるライトアップ。
ちかくにヒンドゥー教の寺院があるのできっとインドの神様なのだと思います。
あちこちに寺院やこういうライトアップがあって。。日常に宗教が根付いていることを感じます。
すこしあわただしく落ち着かない今日この頃、寺院の中をのぞいてみたくなります。

いろんな国のいろんな人がいて誰が一時滞在者なのか移民なのか、そんなことを気にかけて誰かと接するということが私も、そしてもちろんオーストラリアにいる人にも少なかったような気がします。
それに比べてここインドではいろんな意味で「外国人であるということ」を日々感じます。そのことで特にいやな思いはしていないけれどオーストラリアにいた頃とは違う不思議な感覚です。

街の人は親切でちょっと道をたずねてもすぐに数人が集まってきてくれます。道を聞いた後それでも迷っていたら道を聞いた人が気になって戻ってきてくれていたこともありました。このまえは。。
リキシャのドライバーさんは住所を聞いて近くだと思って私たちを乗せたらしく、止めた場所は全然違うところ。通行人のおじさんに道をたずねた彼は目的地が一時間近くかかるところだと知って呆然。夜になり早く仕事を終えたいドライバーさんはここで降りるか、My深夜料金を提示してきて。。しかしそんなやりとりの間に気がつけば最初に道を聞いたおじさんを最前列に周りには黒山の人だかり。おじさんたちは「あそこの道を通っていけばいいんや」「あかん!そんなん高すぎる」「安くで行ってやれよ」「女性をこんなとこでいきなり降ろすつもりか?」のようなことを口々に彼にいい(かなりけんか腰(笑))しばしの討論(?)のあとおもむろに振り返ったこの黒山に途中から参加したかなりな貫禄のおじさん。
かやの外でリキシャの中で待っていた私に「もう大丈夫や!100ルピーで行ってくれるように言うといたからな!それ以上はらわんでええで。安心して帰り!」と得意げに言ってくれ(←あのニュアンスはきっとこんな関西弁な感じに違いない。。)大勢のおじさんたちの満足そうな笑顔に見送られリキシャは出発、ドライバーさんは彼らの言ったことを守ってくれて無事に家につきました。
街のおじさんの熱さとそれを素直にきいたちょっと弱気なドライバーさん。なんだかおかしくてくすっと笑ってしまったけど、でもかなりあたたかな気分になれてちょっとした感動を覚えたのも事実。。熱いインドのおじさんたち、ありがとうね。