本日は、キノコとお豆腐を使った、山芋のすり流し小鍋仕立てのご紹介。
昆布と鰹で出汁を取り、少し薄めのかけ蕎麦のつゆの様な味付けをします。
煮立った出汁に、絹ごし豆腐を並べて入れます、
これを中火でコトコトと、お豆腐の中まで暖まるまで煮ます。
お豆腐は加熱し過ぎますと、すが入りますので要注意。
しっかり暖まりましたら、火を止め蓋をして休ませます。
ここまでは下ごしらえとして、手の空いた時に済ませてしまいます。
私はランチの洗い物のついでに済ませました。夜まで半日有ります。
この間に、煮込まずともお豆腐に出汁味が染み込みます。
夜~
お鍋を再び火に掛けまして、煮立って参りましたらどっさりとキノコを乗せます。
本日は、しめじ、エリンギ、エノキです。お鍋から溢れるくらいたっぷり用意しました。
このままキノコを抑えるように蓋をして中火でしばらく加熱します。
こう致しますと、キノコは煮えるのではなく、蒸されます。これがポイント。
キノコの嵩が減り、火が通りました。
キノコから沢山の水分が出ますので、あまりにも汁気が多すぎましたら、
写真のようにヒタヒタの分量まで調整して下さい。
ここに、すりおろした山芋を乗せます。
その上から刻んだネギと青のりを振りかけ、蓋をして3分程蒸らして出来上がり。
お好みで、一味や七味、おろしわさび等で頂きます。
お豆腐は言わずと知れた良質なタンパク源。
キノコは超低カロリーで、ミネラルと食物繊維が豊富ですので、
沢山召し上がるのは素晴らしいことなのですが、
キノコの食物繊維は消化に時間がかかります。と申しますか、ほとんど消化されません。
そこで、消化を助ける山芋を使うことで、内蔵への負担を抑えます。
山菜とろろ蕎麦はお好きですか?私は大好き。
でも、お蕎麦を頂いているうちに山芋がお出汁に溶けてしまい、
お出汁を飲み干さない限り、山芋が最後まで頂けないことがちょっと不満。
この小鍋仕立ては、そんな私の不満を解消する為に考えた一品です。
しっかり味の染み込んだ滑らかな絹ごし豆腐と、食感の良いキノコ。
それらを、お出汁の分量を少なめにすることで、
山芋が溶け出したトロリとしたお出汁とともに、最後まで堪能することが出来ます。
では