カリフォルニア便り ーFROM OQ STUDIOー

~南カリフォルニアから~
陶芸家の器と料理、時々王様の日々

美味しいダイエット

2011年10月14日 | Food

集中して取り組まなければならないことが有りまして、

しばらくご無沙汰しております間に、秋も深まりました。。。。。

と書きたいところですが、本日の最高気温は35℃。

明日は更に気温が上昇するそうです。

恐縮ながら、書いてみた結果、今日のブログは長いです。

 

気温に関係なく季節は進んでおりまして、これから年末にかけて、

早くもこちらでは招き招かれ、週末のパーティーシーズンが始まります。

まだ10月でしょ!と思うのですが、週末で数えますとクリスマスまで10回。

その中には、多くの人が家族とだけ過ごす大きな週末がクリスマスも含めて2回。

やはり行事は週末に集中致しますので、残り8回の週末をどうアレンジするか。。。

ハロウィンやらチャリティーやらクリスマスパーティーやら、なんやかや。 

パーティーを開く言い訳ならいくらでも出て来るこの季節。

これからニューイヤーまでで、老いも若きも平均3kgほど体重が増加するそうな。

だから今が大切(我が家流ね

行事の無い普通の日のお食事をコントロールしながら、

来たるべき暴飲暴食に備える訳です。

本日は、そんな我が家のダイエットメニューを一挙にご紹介。


基本的には野菜と良質なタンパク質をバランスよく取ること、そして薄味であること。

辛いものだけでなく塩も油も身体に取っては大変な刺激物ですので、ひかえめに。

薄味に仕上げる為には、下ごしらえが大切かと思います。

一気に味をつけようとしますと、食材それぞれの味が損なわれてしまいます。

ですので、面倒でも食材ごとに適切な処理をし、下味を付けるように致します。

繊維に沿って切るのか、繊維を断ち切るのか。

同じお野菜でも切り方で食感のみならず味も変わって参ります。

そんなデリケートな違いを楽しめるのも、薄味なお料理の醍醐味でございます。

そして、残念ながら炭水化物は基本、朝食のみとなっております。

過剰に採りますと、吸収しきれない分は体内で糖質に変わってしまう、

ビタミンCを多く含む果物も、グッとこらえて朝食時だけと致します。

 

ゴボウのサラダ


拍子木に切ったゴボウを塩味を感じる分量ので歯ごたえを残して茹で、

そのままざるに上げて冷まします。これで冷めて行く間にゴボウに薄い下味が入ります。

食べる前に少量のマヨネーズ、味噌、ごま油で和え、青ネギを散らします。

 

煮っころがしみたいな粉ふきいも

 

粉ふきいもと同じ要領でジャガイモをゆでるのですが、

お湯を切って、粉を吹かせる際に醤油、砂糖、たっぷりの鰹節を加え、蓋をしてあおります。

これね、一瞬芸の様な簡単さなのに、不思議と中まで味が入るのです。

 

青梗菜と豆腐のスープ煮

 

ごま油を少量熱し、千切りのショウガの香りを立てます。

青梗菜をサッと炒めて鮮やかな青みを出した後、お湯を注ぎます。

水で戻した乾燥貝柱をほぐしたもの(無ければXOジャンで代替え可能です。)

塩、紹興酒、オイスターソースで味を整え、お豆腐を加えてしばらく煮ます。

これは是非、薄味に仕上げてスープごと頂きたいお料理です。

 

ジャージャー冷や奴


申し上げるまでもなく、ジャージャー麺の具を中華麺ではなくお豆腐に載せた、

ボリューム冷や奴です。

 

千切り野菜の冷やし中華風サラダ


たっぷりの茹でたもやし、ニンジン、大根ハムを加えて、

冷やし中華のタレの様な味付けをします。

彩りに錦糸卵を載せて。私はタレに和辛子を加えます。

 

野菜たっぷりの餃子スープ


出来るだけ沢山の種類のお野菜を全部千切りにしてたっぷりのお湯を注ぎ、

塩、胡椒、醤油、オイスターソースで味を整えます。

沢山作って冷凍保存してある餃子を二つ程。これでボリュームも出汁も完璧です。

最後に胡椒をガリガリと挽いて。

 

野菜だらけの冷やし中華


たまには麺も食べたい!でもこれなら二人で一玉で充分です。

お好みのお野菜を酢、ごま油、ほんの少量ので和えたサラダを器の底に。ま、上げ底です。

中華麺を茹でて水にさらし、サラダの上に載せてお好みのタレをかけます。

上に載せる具はお好みですが、私はインゲンの和え物を載せるのが好きです。

これが、アクセントになるのです。

基本の胡麻和えの和え衣にに、豆板醤とほんの少しマヨネーズを加えます。


カロリーを抑えたいが為に、寂しい食卓になるのは私らしくないので、

こういう時こそ、出来る限り沢山の食材を少しずつ使い、手間を惜しまず、

彩りや食感、味のバラエティーで変化を出すようにしています。


この様な食事の仕方は、この時期だけではなく、

長期の旅行などで食べ過ぎが予測される場合、ひと月程前から実行しておりますデス。

そうそう、旅行前のお食事で思い出しました。

ニンジンに多く含まれるカロチンは、日焼けによるメラニンの沈着を予防してくれますね。

ただ、このカロチンを食べ物で摂る場合、

体内に吸収されてからその威力を発揮するまでに2週間かかるそうでございます。

さらに日に焼けてしまってから摂っても、ほとんど無意味。

ですので、日差しの強い場所に出掛けるひと月前に、

美白ダイエットは開始ということになります。

 

私の美白ダイエットの友、ニンジンマリネをご紹介。

千切りにした大量のニンジンに、きつめのをして30分程放置。

それをサッと水洗いし、沸騰したお湯の中に入れて、30秒程加熱致します。

直ぐにざるに上げて、水気を切りましたら、

熱いうちに中華黒酢&サラダオイル、又はバルサミコ&オリーブオイルに漬込みます。

カロチンは良質の油とともに摂ることで、吸収率が高まります。

下ごしらえの段階でニンジンに塩味が入っていますので、漬込む時に塩は必要有りません。

サッと湯がくことでニンジンの臭みが消え、歯ごたえが増します。

これは、そのまま食べるだけでなく、サンドイッチやお料理の彩りに使えます。

 

ついでなのでもう一つ。

長時間のフライトで足や体全体がむくんで不快な思いをする事があります。

そのまま高温多湿の気候の中に居りますと、内蔵が熱を持ち、様々な障害が出て参ります。

私のむくみ解消ダイエットは、冬瓜、キュウリ等、瓜科の野菜の煮物です。

今の時代どこに出掛けましても中華料理レストランはございます。

中華レストランには大抵、冬瓜を何かのお肉とともに塩味で煮付けたお料理があります。

瓜科のお野菜は体内の水分を排出する働きに優れております。スイカなどはその最たるもの。

ただ、生で沢山頂きますと身体を冷やし過ぎててしまうのが難点。

医食同源の中華料理ではその辺のところ、素晴らしい方法で処理されています。

ショウガを初めとする香菜で煮込むことで身体を冷やさず、余分な水分を出す!

素晴らしいです。 更に有り難いことに、ニンジンと違い速攻で効果が出て参ります。

土地の名物料理を味わうことは旅の何よりの楽しみではございますが、

まずは体調を万全に整えるため、どこに旅を致しましても、

私の旅の第一食目は冬瓜料理となっております。


お洋服のサイズがグッと下がる程スリムになるダイエットというよりも、

酷使することになる身体を前もっていたわったり、弱ったお肌や内臓機能に活力を与える。

私のダイエットは、あらゆることを楽しむ為の滋養ダイエットでございます。


では

 




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