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カリフォルニア便り ーFROM OQ STUDIOー

~南カリフォルニアから~
陶芸家の器と料理、時々王様の日々

クルーズ

2011年07月13日 | Travels

船旅をしていました。

今回はスタッフも含めますと世界65カ国からの人々と同船いたしました。

日本では一般的ではないかもしれませんが、こちらでは長期旅行にクルーズを選ぶ人は多いのです。

理由は、老若男女を問わず、体力が有っても無くても、

それぞれが自分のペースで楽しめるからかと思います。

クルーズ船は巨大なホテルがそのまま海の上を移動している様なものです。

客室、幾つものレストラン、、ショッピングアーケード、カジノ、劇場、スパ、ジム、プール・・・・・

24時間眠らない巨大なホテル。

バケーションをどのように過ごすか?好みは様々かと思いますが、

おそらくどんな方も、ここではそれなりの過ごし方を見つけることが出来るでしょう。

航海中は客室の窓から、刻々と姿を変える海を眺めることが出来ます。

岸から眺めるのとは少し違う、とても静かな海です。

目的地によって、様々な長さやコースが有りますが、

夕方から朝にかけて航海し、日中は停泊している港から出発する様々なツアーで観光したり、

ビーチで遊んだり、どこにも出掛けず、ゆっくりと船の中でスパ三昧、船上のプールサイドで読書。

クルーズ中は参加者全てが自分の事だけ考えていれば良いのです。

誰かがにわかツアーコンダクターになって、参加メンバーのために疲れ果てる必要は有りません。

24位間体制で小さな子供を預かってくれる託児施設も用意されています。

普段は夜遊びなど考えられない子育て中のお母様方もナイトライフを満喫出来ます。

それがクルーズですので、家族や仲間等と大勢で同じ場所を旅していても、

誰も無理をせず、他人に気を使う事無く、ご自分の休暇を楽しめるのではないかと思います。

いつも思うのですが、クルーズ船には他のリゾート地では感じる事のない、

独特な空気が流れているように感じます。

何一つ不自由の無い旅。全てが華やかで完璧に準備された旅。

行き先に何が有るのか、明日は何を食べるのか、最後の最後まで先が見通せる旅。

私達二人だけなら決して選ばない旅です。

それでも、もう何度このような船旅をしたことでしょう。

参加者全員が心行くまで楽しめるクルーズは、やはり素敵な旅の形だと思います。

今回の旅の主役は私達ではなく、同行した大切な人達。

旅慣れている訳ではない彼らにも、旅の開放感を満喫して欲しくて選びました。


最初は巨大に感じたクルーズ船も、何日かしますと顔なじみの方々が出来て参ります。

例えば深夜のコメディーショーで席を隣り合わせた方、昨夜レストランで同席した方、

ナイトクラブでステップを共に踏んだ方、早朝のヨガクラスで毎朝顔を合わせる方等々。。。

そういう旅で頭を悩ませるのが毎日のお洋服

顔なじみが出来るという事は、いつも同じお洋服ばかり着ても居られなかったりするのですが、

お洒落はしたいけれど、客室のクローゼットの収納力には限りが有ったり、

何日かに一度はブラックタイがドレスコードのディナーが有ったり、

クルーズならではの悩みがあるものです。

次回はそんな私が今回スーツケースにパッキングしていったお洋服のお話など。


では