カリフォルニア便り ーFROM OQ STUDIOー

~南カリフォルニアから~
陶芸家の器と料理、時々王様の日々

書き続けよう

2011年03月13日 | Soliloquy

こういう時にブログを更新する事が適切なのかどうか、一生懸命考えました。

こんなに離れた所から、私に出来る事はせいぜい少しばかりのお金を寄付する自己満足の行為だけ。

実際には咽が渇いている被災地の方に、グラス一杯の澄んだ水さえさし出す事は出来ないのです。

こちらの日本人コミュニーティーでも様々な支援活動が始まってはいます。

私に関してはフィールドの違うアーティストが集まって、

それぞれがアーティストとして自分に出来る事で支援をしようという動きもありますが、

それも今日始まったばかりで、いつになったら形になって行く物か分かりません。


私はそれを待つだけでなく、ただひたすら頭を働かせ、考え、

この大惨事から学び、どん欲に自分を高める努力をしようと思います。

恐怖、痛み、苦しみ、悲しみ、涙・・・・

災害に巻き込まれた方々一人一人から絞り出された血のような感情のひとつひとつを、

無駄にせず自分の中に取り入れて考え、そのすべてから私は何かを学びたいのです。

人間はどんな悲惨な出来事からでも絶望ではなく、希望や善や美を学ぶ事を、証明したいのです。

なのでブログは書き続けようと思います。

しばらくは、この災害を通して私が感じた事を、書いてみます。

内容とは関係なく、私が撮り貯めてあるお気に入りの写真とともに。

 

 

 


ジャパン

2011年03月09日 | Soliloquy

 

日本に行っていた運び屋が、一冊の本を持ち帰って来た。

 

私は十数年前、巨大な課題を背負い、それは未だに解決の糸口さえ見えてこない。

時にはそれが重すぎて、視界から消そうと試みたりするけれど、

どこまでも影はつきまとい、絶対に消えてはくれない。

この本のページをめくる度に、課題は更に大きさと重さを増して行く。

それに反比例して時間は過ぎゆくばかりなりけり。

こころざし半ばで倒れることが有っても構わない

私に課題を託した人の言葉にすがって今日を生きているだけだ。

情けないけれど、生きている間に恐らくこの課題をこなすことは出来ないな。

そして私が次に何に生まれ変わったとしても、それを背負い続けるはずだ。

次の世の私の為にも、少しでも課題を軽くしておきたいと思うけれど、

出来るのかな?


未熟な私にジャパンは重い。


・・・・・とここにもう一人、ジャパンを背負う男が居た。

お~おっ侍ジャパン

王様が初めて(多分ね)お召しになる装束は侍ジャパンの柔道着だった。

しかも黒帯。さすがは王様。お似合いになっている。

肩には日の丸が


これは私の親愛なるスーパーマリオが王様への貢ぎ物として運び屋に託してくれた。

ふっ、イカしたセンスだな。

私としては「お前がこれを着て戦え」と言いたい所だけれど、

いくらなんでもサイズが小さ過ぎるだろう。


『お前も頑張れよ』王様より。

 


小さな幸せ

2011年02月15日 | Soliloquy

ここ2~3日風邪を引いていた。

寝込む程でもなく平常業務だったのだけれど、鼻が詰まって難儀してしまったわ

ハーブティーを飲んでいるのかコーヒーを飲んでいるのかさえ判らない。

お料理をしても味が判らない、決まらない。

私は時代遅れの人間なのか、アレルギーが無いので、

こんな時に花粉症に苦しまれている方々の気持ちが少し解ったりする。

久しぶりにさわやかに目覚める事が出来て王様と外に出て深呼吸したら、

胸一杯にユーカリの香りが溢れて幸せを感じた。

自然が運んでくれる香りがどんなに日々の暮らしを彩ってくれている事か

そういう小さいけれど大切な幸せを忘れちゃいけないね。

王様、ジャスミンが蕾をつけたよ

花が開くまでには少し時間がかかるけれど、楽しみだね。

夕暮れ時にジャスミンの香りが漂う季節もすぐそこだよ

 

ジャスミンで思い出したゾ

ちょっとリッチなバニラアイスクリームに、

ショットグラス一杯分ぐらいの濃く入れた熱~いジャスミンティを注ぐと、

とっても素敵な大人のデザートになるよ。

チャイニーズ・フードの後なんかにGoodです。


美味しいデザートも小さな幸せだよね

では

 


 

 

 


心が喜ぶ贈り物

2011年02月14日 | Soliloquy

贈られた時、頭ではなくて心が喜ぶ贈り物。

ボディーブローみたいにジワジワ効いて、いつまでも心に残るね。

時々取り出すたびに、心を暖かく幸せに包んでくれる宝物になる。

 

私の特技は忘れる事。

『あなたは芸人的な生き方の女性だね』以前そんなことを言われた。

そのこころは・・・

今を生きる事に夢中で過去を振り返らないひと、だって

悪い事を忘れるだけならいいけれど、いい事も同じように忘れてしまうので困る。

せっかくプレゼントをもらったり、

素敵なレストランに連れて行って貰ったりしても忘れてしまう。

『ねえ、あのレストラン素敵だね、いつか行こうね』

『う~ん、以前連れて行って、凄く喜んでたじゃない。忘れたんだ。』

こんな感じ

言い訳をさせてもらえば、何もかも忘れてしまう訳ではないの。

あまり人が気にも留めないことに限ってずっと覚えている。

その時漂っていた香りとか、相手の着ていたシャツの模様とか、

テーブルの花とか、音楽とか。。。なんだかどうでもいい事ばかりかな?

そういう事はいつまで経っても覚えていて、

「あのシャツ似合ってたよね」などと突然言い出して相手を戸惑わせたりする。

何年も前のある日の夕方、電話がかかって来た。

『夕焼けが凄く奇麗だよ!外に出て見てごらん』

そのころはアパートに住んでいて、窓がコートヤードに面していたから、

外に出ないと空を見渡すことは出来なかった。

慌てて電話を持ったまま外に出たら、燃えるような夕焼けが空を染めていた。

クラクションが鳴って振り向いたら、電話の主が手を振っていた。

今の一瞬を私と分かち合いたいと思ってくれる人が傍に居る。

忘れるのが得意な私だけれど、この贈り物はずっと忘れないよ。

 



Happy Valentaine's Day


 


週末は快晴!

2011年01月15日 | Soliloquy

朝から風がMAX~

・・・・・でもって快晴。

 

 

さざ波がヒョウ柄みたい。

今年始めて朝から半袖で過ごせた一日。

ビーチ日和だ~

こんな日のランチはコレ。

 

ゴボウとゴルゴンゾーラのパスタ

 

サンセットも奇麗だったよ。