★自治基本条例アクションプラン・報告会(茅ヶ崎市）

　茅ヶ崎市では、自治基本条例が制定されて１年たった。そのアクションプランの進捗状況報告会があった。
　茅ヶ崎市の自治基本条例は、ニセコ型であるが、優れているのは、アクションプランの規定と実践があることである。つくって、つくりっぱなしの自治体も多いなか、こうしたフォローがある点が、茅ヶ崎市の優れている点である。
　アクションプランも、全体には進捗が進んでいるようである。むろん至らない点もあるが、欲張りすぎてはいけないだろう。ただし、この点について、市長さんや参加した市民の人たち、事務局の問題意識は、まだまだ十分ではないということで、それが今日の研修会になっているのだろう。
　職員アンケートでは、職員全体のうち、９割以上が自治基本条例を知っているということであるが、私は、結構い数字だと思ったが、市長さんは１００％にならないといけないと考えているということである。むろん市長が正論である。
　自治基本条例は、知っていることも重要であるが、身についていることも重要である。たしかにこれを実践しないと、まちの未来が危ないと思うかどうかである。頑張って実践しようと思うかである。原点であるが、これを確認する話をした。
　自治基本条例のできを判断する基準は、簡単に言えば、今回の大震災を乗り越えるように、作られているかどうかである。そういう点からは、さらにバージョンアップが必要な条例もあるだろう。ただ、どこの条例にも、とっかかりはあるので、それを足がかりに、アクションプラン(実践）のなかで、積み上げてもらいたい。
　今回、茅ヶ崎へは、金沢八景から京浜急行逗子線で逗子経由で行った。逗子線は、池子の緑のなかを通るが、六浦をこえると、たしかに空気が変わると思う。