『地方財務』9月号は、シルバーデモクラシーとした。
書き出しは、こんな感じである。
「次の選挙に当選をするために活動をする」。この市長や議員の行動原理を踏まえると、関心は高齢者に向き、その結果、行政資源の獲得競争は、高齢者の一人勝ちになる。シルバーデモクラシーの問題であるが、この不公正、不健全な行政資源争奪競争を乗り越えるにはどうしたらよいか。シルバーデモクラシーのいなし方を考えてみよう。
もともとの9月号は、今度出す町内会本をきっかけに、「町内会への関わり方、投資のしかた」を出すとつもりでいた。この調子だと、8月半ばころには出版されると、思ったからである。
でも、地方財務の発売の9月1日までに、発売されないことになると、タイミングが悪いことになるので、様子を見ていたが、結局、9月にずれ込むことが分かったので、今回のシルバーデモクラシーのいなし方を出すことにした。
こんなこともあるかと思って、予定稿で書いておいてよかった。いつもは、こんなに計画的ではないが、たまには準備がよい事もある。
このシルバーデモクラシーのいなし方は、コミュニティ政策学会のオンラインフォーラムで発表したものをベースに、簡略にまとめたものである。なかなか充実した論考になったと思う。
もう10月号は、書いたも同然なので、次回は余裕があるが、こんなこともあるので、先へ先への書いておこう。いまのところ、「福祉を産業に」、「地方創生の収支表」、「働き方改革を越えて」などを書いている。