松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆コミュニティ政策学会・開催中止(福山市)

2018-07-08 | 1.研究活動
 この土日、広島県福山市で開催予定の今年のコミュニティ政策学会は中止となった。この日のために準備でご苦労された方は、大変であるが、当然の判断だと思う。

 連絡を見るのが遅く、私は、一旦でかけ、東神奈川駅でメールに気がついたが、そもそも、こんな日に学会が開かれるはずはないので、当初から、これは中止だと考えるべきなのであって、その判断の甘さというか、状況判断の感覚の鈍さに、情けなくなってしまった。

 役所を辞めてずいぶんと時間が立ったためか、年をとって判断力が鈍ったのか、考え方が一面的になってしまったのか、テレビを殆ど見ないので情報弱者になってしまったのか、いくつか理由はあるのだろうが、やや情けない。
 
 学会は、自治体学会とこのコミュニティ政策学会が、メインであるが、自治体学会は、ずっと行っていない。主には、この時期、遠方に研修に行くので、タイミングが悪いためである。今年は自治体学会は青森であるが、私は前日まで、徳島である。

 徳島から青森まで、行こうとおもえばいけないことはないが、学会のテーマ、演題のエントリーを見てみると、正直、やや魅力がとぼしく、層が薄くなったように感じ、あえて徳島から青森へ行く気にならなかった。自治体学会も高齢化しているようで、当初にあった躍動感を、どうやって取り戻すのか、苦戦しているのだろう。

 以前、自治体法務研究会に何回か行ったが、サガジョに移って、ちょうどこの日が、焼津ファッションショーの日なので、いけなくなった。この研究会も、数年前から、法制担当の人が増えて、法制執務研究会のようになり、当初の政策法務のダイナミックスさがなくなってしまった。その後は、どうなっているのだろう。以前の躍動感を取り戻したのだろうか(躍動感とは、自治体の仕事が変わっていくという実感である)。

 私は躍動感にこだわるが、参加者のニーズは、これとは違うのかもしれない。例えば、売れる本(出版される本)は、入門書(はじめての○○)やハウツウ本である。編集者の話だと、こうした本でないと企画が通らなそうだ。その延長で、学会も、ハウツウが学べないと、参加しないということになったのだろうか。

 コミュニティ政策学会では、昨年度に続き、報告することになっていた。『自治体若者参画条例の制定にあたっての理論、内容、留意点』である。報告要旨としては、「人口減少、超高齢時代を迎えるとき、次の時代の担い手である若者を無視しては、自治やまちが継続しないのは明らかである。自治体で、若者参画政策が展開され始めているが、愛知県新城市では、若者政策条例、若者議会条例がすでに制定されている。政策実現のためのツールとして条例は有効な手段であるが、今後、地域で自治体若者参画条例を制定するにあたっての理論、主な内容、留意点等を考えてみたい』というものである。
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