松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆市民フォーラム・成功の指標(戸田市)

2017-01-27 | 1.研究活動
戸田市のフォーラム有志の会に参加した。

来週の日曜日、自治基本条例フォーラムが開かれるが、その準備を自治基本条例推進会議の有志が、何度も集まって、検討している。遠いのでなかなか参加できないが、時間がとれたので、参加した。

成功するために、みんなで知恵を絞っているが、あらためて気がついたのは、成功とは何かである。

企業をリタイアした委員から見ると、たくさんの来客があって、会議もつつがなく終わるというのが成功になる。だから、事前に発言内容を確認、調整して、サクラを入れて、発言を仕込んでおくものだという意見になる。

確かに、たくさんの人が来て、予定どおり、つつがなく終わるというのも、大事なことである。しかし、自治基本条例で目指したのは、こうした予定調和的な決定や進行では、もはや自治を取り巻く厳しい状況をのりこえることはできない、市民一人ひとりが、当事者として考え、おかしいというだけでなく、こうしたらと提案する社会を目指そうということであった。

このように考えると、成功の指標が違ってくる。フォーラムのような集まりで、参加した一人ひとりが、まちの未来を我がこととして考え、参加者みんなで知恵を絞り、一歩でも前に進むような提案ができたかどうかが、要するに熟議ができたかどうかが、成否を分けるメルクマールとなると思う。

これは当然の前提であるが、これまで日本が続けてきた成功指標とは少し違うので、フォーラムを始める前に、きちんと確認しておくことが大事なのだろ。

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