
卒業式があった。
私のゼミは9名が卒業した。サガジョでは1年生の時に基礎ゼミというのがあり、ゼミ生は機械的に割り振られるが、半分近くのゼミ生が、そのときからのゼミ生である。だから、この4年間の変化がよく分かる。
岐阜から来ているメグちゃんは、卒業生代表として答辞を読んだ。答辞の半分は、ゼミの思い出だった。焼津の思い出、南区における取組み、ゼミでやったシンポジュームなどが、印象深かったのだろう。家庭科の高校を出たので、きちんと勉強していないのでと言っていたが、持ち前の素直さと真面目さで、市役所にも合格した。
Kasumiとアイリは、1年生の時から、ゼミの雑用をやってくれた。いろいろな市長さんと一番会ったのはKasumiだろう。それだけフットワークが軽いということなのだろう。アイリは資生堂に入ったが、アイリの就職だけは、私は全く役に立たなかった。
ゼミ生一人ひとり、さまざまな思い出がある。私にできたことはそうは多くはなかったが、それでも、先生のアドバイスがありがたかったと言われると、私としてもうれしい。50歳を過ぎて、大学の教師になったが、この仕事は、本当にいい仕事だと思う。
寄せ書きと花束をもらった。卒業生が毎年くれるので、松下ゼミの先輩から後輩への申し合わせ事項になっているのだろうか。ゼミの最初の時に記念写真を撮り、そして、この日、最後の記念写真を撮った。