松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆ブログ・コメントのルール

2023-09-08 | 1.研究活動

 私のブログは、弱小ブログなので、見ている人もさほど多くなく、ましては投稿は極めてまれである。ただ、あらためて投稿ルールを考える機会があったので、今回、まとめてみた(見てみたら319万ブログのうち、3千~4千くらいの順位である。へえと思ったが、最初の500くらい以下は、大同小異、有象無象なのだろう)。

 ここしばらく、私のブログをめぐって、投稿者とのやり取りがあった。テーマは、安芸高田市の「無印良品」の出店をめぐってである(その項を参照してほしい)。

 ご本人は、真面目に考えて投稿であることはよく理解できるし、いろいろ自分なりに考えていることもわかる。若者のような感じなので、親近感も沸く。

 同時に、投稿内容には、多くの人が思っている誤解、たとえば「市長は会社で言えば社長じゃないの」的な誤解が随所にあって、これを素材にブログでやり取りしていけば、少しでも地方自治に対する理解が広がるのではないかと考えたところでもあった。

 ただ、その際、私がブログ運営で前提としているのは、よく分からない人とは、コメント上でのやり取りはしないということである。そう決めて運営している。

 むろん、人それぞれ、さまざまな運営方法があってよく、匿名同士のやり取りだって、それなりの意義はあることは理解できる。それはそれでやればよい。ただ、私のブログではそれはとらないということだけである。広い意味での信頼関係がなければ、真摯な議論にはならないし、はっきりいって時間の無駄になる場合が多いからからである。私も十分に年を取ったが、やらなければいけない仕事は、まだまだある。

 このルールは別に難しいことではなく、お互い名を名乗って、話を始めることは、市民社会では、普通に行われている当たり前のルールである。普段の暮らしや仕事において、相手と会って話すときは、お互い名を名乗り、身分を明かして話を始めるではないか。誰だか分からない相手に相談を持ち掛けたり、そんな人と詰めた話などしない。

 要するに、広い意味での信頼がなければ、真摯な会話は成り立たないからである。そのための名乗りである。名乗りもソーシャルキャピタルの一つと言えるのだろう(この名乗りソーシャルキャピタル論は、誰も言っていないだろう)。

 むろん、これは実名でなければ、このブログでのやり取りはできないと言っているわけではない。私自身は職業柄、実名で活動するが、名前をさらすリスクは理解しているし、若い人ほど、この点にセンシティブなことも承知している。

 そこで、提案しているのは、投稿後、メールで連絡してもらって、名乗りあったうえで、次回以降は、ハンドルネームで、やったらどうかということである。実際、そういう人もいる。

 だから、コメントの返信には、「一度連絡ください」と書いた(むろん、個人情報を他に漏らすこともないとも書いた)。しかし、結局、メールは来なかった。なぜこのテーマに関心を持ったかなど、聞きたいこともあったので、しばらく待っていたが、来ずに残念だった。

 学生たちを見ていても、人との縁はチャンスで、今回も一歩踏み出せは、ご自分の新たな可能性を切り開く端緒になったのではないかと思っているが、それは小さな親切・大きなお世話かもしれないし、人の判断は人それぞれだし、ともかく人生いろいろなので、これ以上、私がとやかく言うことではないだろう。いずれにしても、元気でがんばってほしいと思う。

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