おやじのボソッとひとりごと。

タイトルが検索にかかってこないので、変更することにしました。コメントや突込みもないので、これってひとりごとかな?と。

山口達也さんと依存症。

2020年09月26日 | 日記
先日、

もとTOKIOのメンバーの、

山口達也さんが事故を起こし、

現在も続報が入ってきている。

彼が、

いかに社会に大きな影響を与える人物か、

よく図られる事象といえよう。

しかしながら、

すでに彼は一般人で、

事故はごくありふれたもので、

けが人など発生していない、

という観点から、

バッシングが過ぎる!という意見もある。

私も同感である。

ある程度の批判は当然であろうが、

彼の今後の更生を阻みかねないほどの誹謗中傷はいかがかと思う。

この国の自粛警察は、

至る所に存在し、

しかも、拡大を続けているように見受けられる。

さて、

彼の事故のニュースが大きく取り上げられる原因だが、

彼が有名人であること、

それと、

「アルコール依存症」をうかがわせる所見があることだ。

ここで一つ、確認しておきたいが、

「アルコール依存症」と「アルコール中毒」は、

全く別物である。

ふだん、アル中とののしられている事象は、

依存症であって、中毒ではない。

酒がないと、酒を飲んで酔っ払っていないといられないのが依存症で、

今はあまり聞かれないが、

大学生のコンパなどで、

「一気飲み」が流行り、

短い時間で大量のアルコールを摂取しすぎて命に危険を及ぼすものが、

アルコール中毒である。

アルコールは、本来毒である。

自然界には、毒はそこいらじゅうにあるので、

少量なら解毒して体に害を及ぼすのを防いでいるわけだが、

それが追い付かないほど毒を摂取してしまうと、

中毒が起こるわけだ。

アルコールが毒である証拠は、

菌やウイルスを殺す殺菌作用がそれを証明している。

話を戻すが、

山口達也さんは、

アルコール依存症を患っている、

という報道が相次いでいる。

これも珍しい病気ではあるまい。

彼が起こした事故は、飲酒運転による事故なので、

非難を受けるのは当然であろうが、

アルコール依存症が事故の原因であるかのように言った

「専門家」がいた。

阿呆である。

酔っ払い運転をしていなくても、

事故は起きているし、

酒を飲んでいても運転していなければ事故はおきない。

つまり、

彼のいけない点は、

「酒」を飲んで酔った状態で「運転」したことだ。

この場合、飲酒運転はご法度であるという、

法律違反を犯していることが、非難されるべき最大の要因となる。

それを、酒をやめられない意志が弱い、とか、

同じことを繰り返して(酒が原因の不祥事といういみだろう)情けないだの、

そういうことを言う「専門家」がいるが、

それは正鵠を得ていない。

倫理観の欠如が大問題なのだ。

依存症を治すために、

きちっと通院を続け、

そういう「断酒の会」のようなサークル活動に参加すべきだと断言する専門家がいた。

これもちょっと違う気がする。

依存症は病気、

そういわれてしまえばそれまでだが、

だとすれば、それは相当な難病で、

治癒は望めないかもしれない。



なぜなら、人は依存する生き物だからだ。

依存=さがなのだ。

野生動物にも巣はあるが、

家はない。

人は住む場所に依存し、

動物は自己都合で居場所を変える。

群れを作る生き物は、

群れに依存して助け合っているわけだが、

人間は、

家にいれば家族に依存し、

学校に行くようになれば学校に依存し、

働くようになれば、

職場に依存するのだ。

こんな生き物は人間を除いて他におるまい。

だから、

彼の場合、

TOKIOに復帰させ、

酒を飲んでいる暇がないほど忙しい毎日を送り、

いい意味での仲間の監視にさらされるのが一番であろう。

TOKIO依存がアルコール依存脱却の、

一番の近道で、

逆に言えばそれしかないように考える。

だけど・・・、

自粛警察のような面々は、

彼は社会的に抹殺されることを望むのであろう。

この国の、ひとつ奥の裏側の闇は深い。

コメント
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