未来を拾いに

aikoのことしか頭にないひとのブログ

残業の話

2008-02-07 23:46:39 | 雑記

今日はひとつものを覚えました。 

法的に許容される残業時間の限度は月なら45時間、年なら360時間 

なんだそうです! 

月45時間なら年では45時間×12ヶ月=540時間かな?と思うじゃないですか。 

それがそうではないのは、「どんな職業でも忙しい時期というのはある。その時にたくさん働いてもらうのは止むを得ないだろう。認めよう。しかし1年中忙しいんだよ!というのは認めません。たくさん働かせる時期があるならその分はどこかで休ませなきゃダメですよ」という考え方が根底にあるんですよねきっと。 

まぁでも実態は守られてないところが多いと思います。毎日2時間残業して月20日あったらもう40時間だもんな。「会社にいる時間=働いている時間」かというとそうでもないかも知れないのでそこは議論の余地はあるとは思いますが。 


最近、マクドナルドの店長は管理職だから残業代0円でも良いか悪いか、というのが裁判で争われました。一審はマクドナルドが敗訴です。 

―店長の高野さんが管理職として経営者と一体的な立場にあり、出退勤の自由や賃金などで一般労働者に比べて優遇されているか否かが争点になった 

マクドナルドの店長さんの実態を全く存じ上げないのでコメントはしにくいのですが、「店長は非管理職」という見出しで報道されてますが、これって表現として適切なのかなという気がします。 
労基法上の管理監督者にはあたらないという意味では判決の通りなのかも知れませんが、個人ではなく「店」というチームで最大の成果を目指すリーダー的役割が店長に多少なりともあるとしたら(って結構あるだろうと想像するのですが)、世間一般的な日本語の意味ではやっぱり管理職なんでは? 

言いたいのは、「だから残業代0でないとおかしい」ということではないです。なんでもかんでも管理職=残業代ゼロってひとくくりにするのが変だと思います。 

・経営者と一体的な立場で出退勤の裁量もあって賃金も高い管理者 
・経営者と一体的で管理職のミッションも背負ってるけど出退勤の裁量はそんなになく賃金もそんなに高くない管理者 
・別に経営者ともそれほど一体というわけでもなく管理職のミッションもなく賃金もそんなに高くないけど肩書きは管理者 

は分けないと、マクドナルドに限った話ではなくて、肩書きだけの管理職にされて残業代0にされる会社員がこれからも後を絶たなくなるでしょう。 

って今の世の中まさにそんな風潮な気がするのですけど・・・ 

マクドナルド側も「店長は管理職だ」ってんで控訴する方針だそうです。 

残業代払いたくないのもあるのでしょうけど、「それじゃ店長たちの士気とかモチベーションや自覚とかいうメンタル的なところに重大な影響を与えるから認めるわけにはいかない」という見地から、ポーズだとしてもそうせざるを得ない、というようなところも経営者の立場にしてみたらあるだろうな、とはそのコメントから伺えたような気がしました。 


・・・あ、だから何?とか言われても困るんです。 

そんなことを今日は思いました。