子供たちが年末帰ってくる前に、
今年よく頑張ったご褒美!ということで、
高千穂に夜神楽を見に行きました。
今、うちから高千穂まで、2時間ちょっとで行けるんですね!!!
東九州自動車道 ありがとう!ですね!(センテンススプリング ありがとう!のノリですね)
だって、35年ほど前、高千穂に行きましたが、延岡から1時間くらいかかって、遠いな~~~~と、思った覚えがある。
宮崎から3時間ちょいくらいだった。ような記憶有。
ああ、おかげさまですね。
ホテルは、それぞれ離れになっていて、温泉の内風呂があり、いつでもドボン!
何せ、疲れているもんですから、
ゆったり何度も入りました。
ごろごろ、こたつに入ってコーヒー飲んだり、本を読んだりお昼寝したり。
おいしい御馳走をいただいたら、高千穂神社の夜神楽にレッツゴー!
ホテルが送迎してくれ、大きな防寒コートと、座布団と、カイロを用意してくれていました。
広い神殿には観光客がいっぱい。
ここで奉納される夜神楽は私たちの知っている、神話。
弟スサノオノミコトの暴挙に腹を立てた姉のアマテラスオオミカミが、天岩戸にお隠れになり、
真っ暗になった世の中。
それを何とかしようと、天岩戸の前で、タヂカラオノミコトが、思案している場面。
この舞いではタヂカラオノミコトの神面は『白』です。
なかなか格式高く、かっこよかったです~~!
今度はアマノウズメが、岩屋の前で、アマテラスオオミカミの関心をひくために、
舞い踊る場面。
あら~、結構品がいいではないですか!
もっと砕けたものかと思っていました。(笑)
次は再びタヂカラオノミコトが登場。
天照大神が何の騒ぎかと、岩戸をちょっと開けて覗いたすきに、力自慢のタヂカラオノミコトが岩戸を押し開きます。
今度の神面は、真っ赤です。力が入ってるからね!
ダイナミックで力強い舞に魅了されます。
次はイザナギとイザナミノミコトのユーモラスな舞です。
仲良く酒を醸し、五穀豊穣、家庭円満の願が込められているそうです。
二人の神様は舞台から降りてきて、イザナギノミコトは女性の観光客に抱きつき、
イザナミノミコトは男性に・・・。
ははは・・・これって、観光客用バージョン??
でも、本来は、もっと露骨な濡れ場もあったようなのですが、
時代の流れでしょうか、上品で面白おかしい舞でした~(少々残念)
終わって、神面をとられると、汗びっしょりの男性たち。
タヂカラオノミコトは大柄でたくましい男性。
アマノウズメは小柄なやせた男性。
太鼓に笛に、皆さん、頑張ってた。
パチパチパチパチ!素晴らしかった!!
本当の、夜神楽は、夜を徹して行われるげな。
800年続いているらしい。
ここで生まれた人たちはそれを脈々と伝承し続けている。
高千穂の方たちはみんなで地元を盛り上げようと、力を合わせて頑張っておられるのが
良~くわかりました。
地域活性のためには、若い人の力、みんなの協力が必要なんですよね!!!
大変だけど、素晴らしい!
今どきの、若者はどうなんだろうか?高千穂の若者は?
若者が自分の先祖の大切にしてきたものを大切にし、それを脈々と受けつないでいく・・・
これって、すごいことじゃないですか?
では、我家の受け継ぐべき大切なものって何なのだろうか?
そもそも、我家にはそんなものがあるのだろうか?
脈々と受け継がれる自分のルーツ、心の拠り所。
それがはっきりしている人って、幸せだと思いますね。
自分の核となるものがはっきりしているという事だから。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夜神楽はご神事。
また、高千穂の皆さんのエネルギーもいただいき、夜神楽見学を終えました。
う~~~む、私たちが祖先から受け継ぎ、子孫に伝えるべきものとは?
ちょっと、考えてみようと思いましたわ・・・
次の日。
未明に、国見岳に雲海を見に。
車のガラスが凍ってるじゃないですかっ!!何も見えんがね!!
マイナス4度だ~~~!!
雲海は出なかったのですが、もやがうっすらと。
すじ雲が何十にも重なって出ていて、それはそれで素晴らしい。
だんだん明るくなるにつれて、山肌が薄い青から薄紫、それから薄桃色に、
うわ~~~~きれい!まるで日本画の世界そのままだぁ・・・
そして、待ちかねたご来光。
ああ、太陽って、こんなに強く荘厳な光だったのを、私、長いこと忘れていたんじゃない?
天照大神さま。ありがとうございます。私、がんばります!! (笑)
高千穂峡にボート漕ぎ。
はい。35年ぶり。(笑)
最後は天岩戸神社へ。
ああ、よかダレヤメになりました。
おかげさまで良い週末でした。
で、今日も頑張る。